マズロー心理学入門 [D3.心理学・哲学]
マズロー心理学入門: 人間性心理学の源流を求めて (FLoW ePublication)
- 作者: 中野明
- 出版社/メーカー:
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: Kindle版
歎異抄をひらく [D3.心理学・哲学]
内内容紹介
生き方、人生を見つめ直す時に、手にとりたい日本の名著として、今なお高い人気を誇る『歎異抄』。
その魅力は、「一切の書物を焼失しても『歎異抄』が残れば我慢できる」(哲学者・西田幾多郎)、「『歎異抄』よりも求心的な書物は、おそらく世界にあるまい。文章も日本文として実に名文だ。国宝と言っていい」(小説家・倉田百三)など、知識人たちの心をもとらえて離さない。
『歎異抄』には、多くの謎が秘められている。
「なぜ、善人よりも悪人なのか」
「『念仏さえ称えていたら助かる』は、なぜ間違いなのか」
「葬式や年忌法要は死んだ人のためにならないって、ホントなのか」
「『この世のことすべては、そらごとであり、たわごとであり、まことは一つもない』と、なぜ断言できるのか」
幸せ観、人間観を一変させる、常識破りの発言の数々がそこにある。
本書は、古今の解説書が明らかにできなかった『歎異抄』の真意を、親鸞聖人の言葉を示しながら、解き開いてゆく。
オールカラーの豪華版で、明快な現代語訳と解説、読みやすい大きな活字の原文を掲載。
生涯の宝としたい、日本人の魂を揺さぶる1冊。
「第一部 歎異抄の意訳」では、できるだけ原文の真意が伝わるように、平易な意訳が掲載されている。また、序文から十章までの原文を、一流の書家・木村泰山氏の名筆で掲載する豪華なつくりになっている。
「第二部 歎異抄の解説」では、あまり詳しく世に紹介されなかったり、大きな誤解を招いたりしている部分の解説が掲載されている。
「第三部 歎異抄の原文」では、読みやすい大きな活字で、『歎異抄』全章の原文を、一挙に掲載した。声に出して読みたい時、仏教を学びたい時のテキストに最適。
18 books in 2019
君たちはどう生きるか [D3.心理学・哲学]
自分で心を手当てする方法 [D3.心理学・哲学]
内容紹介
自信がない人でも、自己肯定感は 訓練次第でうまくいく!
TEDで414万回視聴!(2016年12月現在) 世界を癒した話題書が待望の翻訳!!
風邪を引いたとき、何をしますか?
10歳の子どもにそう尋ねたら、「暖かくしてよく眠る」という答えがすぐに返ってくることでしょう。
じゃあ、転んで膝をすりむいたら? 「きれいに洗って、絆創膏を貼る」
子どもでもすぐに答えられますね。
体をケアする方法を、幼いうちから学んでいるからです。
では、こんな質問をしたらどうでしょう。
「誰かに無視されて心がグサッと傷ついたとき、どうする?」
「大きな失敗をして落ち込んだら?」
「大事な人がいなくなってつらいとき、どうすればいい?」
今度は大人でも、うまく答えられないのではないでしょうか。 私たちは体の不調をうまく手当てできるのに、なぜ心の不調になるとお手上げなのでしょう?
その答えは、心の手当ての方法を学んでこなかったからです。 この本では、私たちが日々直面する7つの心の傷を取り上げて、その症状と手当ての方法を紹介します。 しかも、この本で紹介する治療法はすべて、最新の心理学の研究成果にもとづくものです。
正式な査読を経て有名な学術誌に掲載された、信頼できる理論を根拠にしています。 大切なのは、正しいやり方を学び、それを日々実践することです。
本書の著者は、「心の健康に配慮することが当たり前になり、誰もが効果的な手当ての方法を知っているような、そんな世の中になることを私は願っています」と述べています。
10 books in 2017
勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本 [D3.心理学・哲学]
[超図解]勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2014/06/24
- メディア: Kindle版
内容紹介
まんがでわかるアドラー勇気の心理学 [D3.心理学・哲学]
今日会社で「アドラー心理学」の講演がありました。ここらへんの書籍、早速kindle unlimitedで「爆買い」です。
内容紹介
サッカー部の副キャプテン・アツコはこのところチームの人間関係に悩み、自身のパフォーマンスも落ち込んでいた。そこに突然コーチとして現れたアキラがまず指摘した一人ひとりの問題とは?そして、本当の勇気とは?自己啓発の源泉といわれる話題の「アドラー心理学」を、企業女子サッカーチームの再生物語を縦軸に、まんがと図説でわかりやすく解説したアドラー心理学入門の決定版!
42 books in 2016
幸せになる勇気 [D3.心理学・哲学]
内容紹介
◆ミリオンセラー『嫌われる勇気』待望の続編! ◆
3年ぶりに哲人を訪ねた青年が語る衝撃の告白。
それは「アドラーを捨てるべきか否か」という苦悩だった。
アドラー心理学は机上の空論だとする彼に「貴方はアドラーを誤解している」と哲人は答える。
アドラーの言う、誰もが幸せに生きるためにすべき「人生最大の選択」とは何か?
貴方の人生を一変させる哲学問答、再び!
40 books in 2016
嫌われる勇気 [D3.心理学・哲学]
●すべての悩みは「対人関係」。
●劣等感は努力や成長を促すきっかけになる。一方、劣等コンプレックスは、自らの劣等感を言い訳に使い始めた状態の事。
●「お前の顔を気にしているのはお前だけだよ」とおばあさんが言った。
●「あの上司がいるから、仕事ができない」は、原因論。「仕事がしたくないから、嫌な上司を作り出す」「できない自分を認めたくないから、嫌な上司を作り出す」は目的論。
内容紹介
「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】
世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、
対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、
現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。
本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、
哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。
著者は日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎氏と、
臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏。
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。
39 books in 2016
英雄の書 [D3.心理学・哲学]
この本は、心優しき国の若者たちのために、失敗と孤独が怖くなくなる本として書こうと思う。
「失敗」がドラマの始まりであることを、脳科学を使って証明してあげたい。
「孤独」が脳の成熟に必要不可欠であることも、証明してあげたい。
あなたが、「英雄」として歩き出すために。
あなたの人生は、あなたを主人公にしたものがたりなのである。
あなたが小説家だったら、「タカシは、要領よく偏差値の高い大学に合格し、要領よく高収入になり、コミュニケーションも上手で異性にもて、周囲に敬愛され、それらの期待を一度も裏切らず、健康で平穏に暮らしました」なんていう話を書くだろうか。
神様(脳)だって同じだ。脳は、この世に生まれてきた以上、その脳だけの「感性地図」を描き続ける。同じ経験を持つ人が二人といないのだから、同じ脳神経回路を持つ人は二人といないのだ。
だから、誰かの正解をなぞらえて満足するような脳なんて、この世にいないのである。
この世に、あなたの脳は、たった一つ。あなたの人生のものがたりも、たった一つだ。
あなたのものがたりをドラマティックに盛り上げてくれるイベントを「失敗」と呼んで怖れたり、いちいち傷ついていたら、何も始まらない。
さあ、人生を始めよう。きみ自身が、ヒーローになって
……狼の口の中へ。
日本の知恵ヨーロッパの知恵 [D3.心理学・哲学]
欧米人は、ワークライフバランスを大切にしているとか言っても、これは昔の仕事に関する過酷な経験が、仕事は仕方なくするものであるから、芸術家や医者など一部の人を除いて、仕事から生きがいを見出すことはできないという考えからきているわけですね。
●17世紀、異教徒迫害した欧州大陸からの避難民を受け入れたイギリスは、その中の職人や金融業者が経済に貢献し、中産階級の幅を広げていった。
●対照的なのは、スペインで、ユダヤ教徒やイスラム教徒を一世紀かかって迫害したので、商人および職人層を失い、生産力は低下した。貴族は働くことを軽視した。
●そもそも、欧州人は元来、仕事に人生の価値を見出す人は稀であった。これが現在のワークライフバランスの元になっている。
内容(「BOOK」データベースより)
なぜヨーロッパ人は自分に非があっても謝罪しないのか。そこには文化史に根ざした深い原因がある。事実の例証をとおして、日本人の本質を解明し、これからの新しい日本人の、真の国際人としての生きかたの方向を示す。
18 books in 2016
女子高生と学ぶ稲盛哲学 [D3.心理学・哲学]
内容紹介
この書籍の舞台は、女子高校。著者の高巖氏が稲盛哲学の授業を進め、
女子高生が学んでいくスタイルを取っている。
なぜ稲盛哲学と女子高生なのか。それは著者の2つの経験が基になっている。
1つは、2014年3月までの7年間「京都大学京セラ経営哲学寄附講座」の客員教授を務め、
稲盛和夫氏の思想に肌で触れたことだ。もう1つは、都内のある女子高で数年にわたり
「経済、社会、経営、哲学」に関する特別授業を行い、女子高生たちとのやりとりを通じて
彼女たちの感性を感じ取った経験だ。
現代を支える自由至上主義や社会自由主義といった社会哲学が限界を迎えるなかで、
稲盛哲学はそれらを超える「第三の社会哲学」といえる。ビジネスマンだけでなく、
これから社会をつくっていく高校生や大学生にも稲盛哲学の意義と実践の必要性を理解してもらいたい――。
そんな著者の思いがこの1冊に結実している。
≪主な内容≫
【第一章】社会哲学としての功利主義
【第二章】自由至上主義が功利主義の限界を克服する
【第三章】ケインズが理想とする社会
【第四章】ロールズが理想とする社会
【第五章】現代社会が抱える問題とは
【第六章】稲盛哲学における「自由」とは
【第七章】稲盛哲学における「考え方」とは
【第八章】稲盛哲学における「正義」とは
【第九章】稲盛哲学における「豊かさ」とは
1 book in 2016
新しい道徳 [D3.心理学・哲学]
内容紹介
二〇一八年、道徳を教科化? だけど、その前に……、
『日本人にとって、「道徳」とは何か?』
この問いに答えられる、親や教師はいるのだろうか。
まず最初に大人たちが、真面目に考えた方がいい。
稀代の天才が現代の核心をえぐる、未だ嘗てない道徳論!
「時代を作る人は、いつだって古い道徳を打ち壊してきた。誰かに押しつけられた道徳ではなく、自分なりの道徳で生きた方がよほど格好いい。
自分なりの道徳とはつまり、自分がどう生きるかという原則だ。
今の大人たちの性根が据わっていないのは、道徳を人まかせにしているからだ。それは、自分の人生を人まかせにするってことだと思う」
【内容】
第一章 道徳はツッコミ放題
時代が変われば、道徳も変わる/これから人生が始まる小学生に自分を見つめさせて、なんの意味があるのか/人の心の優しさにつけ込む詐欺師は、とても道徳的に見える/道徳は人間のもの。サルだのクマだのに語らせてはいけない/ほか
第二章 ウサギはカメの相手なんかしない
現代では、ウサギは競走中に昼寝しないし、そもそもカメなんて眼中にない/インターネットで馬鹿が利口になるわけじゃない/現代は、人間関係がゼロでも生きられる時代/数字で見れば、明らかに社会のモラルは向上している/ほか
第三章 原始人に道徳の心はあったか
氷河期に突入した7万年前、道徳の卵が生まれた!?/金持ちよりも、貧乏人の親の方が、子どもを厳しく躾ける/誰かに押し付けられた道徳に、唯々諾々と従うとバカを見る/勤勉や勤労が道徳なのは、いったい誰のためなのか/ほか
第四章 道徳は自分で作る
昔ながらの精神主義は、働きアリを作るには都合がいい/俺たちに断りもなく、どこの誰が、現在の道徳を決めたのか/友だちが一人もいなくなって、幸せに生きてる奴はたくさんいる/大学を辞めるまでの俺は、母親の道徳観の中で生きていた/ほか
第五章 人類は道徳的に堕落したのか?
さまざまな宗教を取り入れる日本人の知恵を世界に広めよう/食い物とは、他の生きものの「命」だ/環境破壊の問題も、要するに人間が道徳を忘れたから起きた/これから先は、個人の道徳より、人間全体の道徳がずっと大切になる/ほか
61 books in 2015
プロが教える心理学のすべてがわかる本 [D3.心理学・哲学]
心理学の本は10冊以上読みましたが、この本は、そのタイトル通り、一通り網羅してわかりやすく解説しているので、ようやく全体像を理解できたという感じです。
学校では、教科書をもとに一章ずつ深く勉強して、理解を深めていくのでしょうが、私は、そのジャンルの本を多読するほうが、興味を持続して学習できるような気がします。
結論的には、組織人材マネジメントを学習するには、その根底に心理学(行動心理学等)を理解すると、より一層理解が深まると思います。私は、逆の順番で学習していることになります。そして、その上には、経営学があるということですね。どんなに立派な経営戦略を考え出してもそれを実行する組織・人をマネージできなければ、実行できないわけですから。
●認知性不調和;「わかっちゃいるけどやめられない」ということです。
●権力は堕落する:権力もつと使いたくなる。
内容紹介
本書は、心理学という学問の成り立ち、感覚心理学、学習心理学、性格心理学、社会心理学、発達心理学、臨床心理学など、多岐にわたる心理学の概要を、豊富な図表、イラストとともに、カラーでわかりやすく解説しました。巻頭には心理学最前線として、コミュニケーション心理学(NLP)やキャリア心理学を第一線で研究されている先生方のインタビューを掲載しています。また、コラムでは、「嫌いな上司、どうすればうまくいく?」、「男は失恋を引きずるってホント?」「子どもの「お昼寝」、いらないってホント?」など、日常の疑問を心理学的な側面からアプローチした話題を盛り込んでいます。
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臨床心理士試験 [D3.心理学・哲学]
'13-'14年版 臨床心理士試験 徹底対策テキスト&予想問題集
- 作者: 心理学専門校ファイブアカデミー
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2013/01/22
- メディア: 単行本
「臨床心理士」なる職業があるそうです。心理学をザッーと学習するのに適しているかなと思い購入しました(400ページ以上もありますが)。心理学には統計学も必要だという事でそこらへんも載っていました。別に「臨床心理士」になるつもりはないですが、手元においておき心理学関係の話が出たときに、それがどこの分野の話か確認するのに役立ちます。また、試験問題もあるので、自分の理解度チェックにもなりますね(まだやってないけど)。
内容紹介
現代は、心の問題を扱うことが多くなっています。学校や社会福祉関連施設はもちろんのこと、介護や看護の現場、そして企業にもカウンセラーを配することが常態化しはじめています。
■もっとも権威ある臨床心理士
臨床心理士という資格は、受験の条件として、心理学を専門とする指定大学院の修士課程を修了している必要があることから、一般にカウンセラーや心理カウンセラーといわれる職業の人たちが持つ資格のなかでも、もっとも信頼性が高く、権威のあるものになっています。
■臨床心理士試験、指定大学院入試にも役立つ
本書では、基礎心理学、研究法、心理査定、精神症状、心理療法、心理面接などを平易な文章で簡潔に解説しています。臨床心理士試験を受験する人にはもちろんのこと、前述の指定大学院の入試にも役立つ内容になっています。
■受験テクニックを詳しく解説、模擬問題も網羅
論文記述試験、口述面接試験については、具体的な受験対策のテクニックを含めて、詳しく解説しました。さらに別冊では、2回分の予想問題とともに、論文記述の試験の最新情報を掲載しました。臨床心理士になるには、長く困難な道が続きますが、本書が道しるべになることでしょう。
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スタンフォードの自分を変える教室; The Willpower Instinct [D3.心理学・哲学]
- 作者: Kelly McGonigal Ph.D.
- 出版社/メーカー: Avery
- 発売日: 2011/12/29
- メディア: ハードカバー
●人間の脳がまだ形成期にあったころの大昔は、血糖値が下がる原因は、食べ物がない飢餓の状況の時であった。よって、血糖値が下がった時は、自分の食欲や衝動に従って、本能的に目先の事だけを考えて危険を冒しても行動しなければ飢えていた。
よって、現代でも空腹のときは、意志力より本能のほうが勝る。よって、糖分をとれば、一時的に意思力はアップするが、血糖値が急に上がったり下がったりすると自己コントロールができなくなる。よって、ナッツなどの体に持久性のあるようなエネルギーを与えてくれるような食べ物を摂取すべきである。
●ドーパミンは報酬を期待させる作用があるが、報酬を得たという実感はもたらさない。人はドーパミンが大量に放出されると、欲しくなったものを何が何でも手に入れなければ気が済まなくなる。ドーパミンの働きで注意力はすべてそこへ向けられ、それを手にいれること、あるいは繰り返し行うことしか考えられなくなる。そのおかげで、原始人は、木の実を見つければ飛びついて飢え死を免れていた。
【内容説明】The first book to explain the new science of self-control and how it can be harnessed to improve our health, happiness, and productivity.
After years of watching her students struggling with their choices, health psychologist Kelly McGonigal, Ph.D., realized that much of what people believe about willpower is actually sabotaging their success. Committed to sharing what the scientific community already knew about self-control, McGonigal created a course called "The Science of Willpower" for Stanford University's Continuing Studies Program. The course was an instant hit and spawned the hugely successful Psychology Today blog with the same name.
Informed by the latest research and combining cutting-edge insights from psychology, economics, neuroscience, and medicine, McGonigal's book explains exactly what willpower is, how it works, and why it matters. Readers will learn:
- Willpower is a mind-body response, not a virtue. It is a biological function that can be improved through mindfulness, exercise, nutrition, and sleep.
- People who have better control of their attention, emotions, and actions are healthier, happier, have more satisfying relationships, and make more money.
- Willpower is not an unlimited resource. Too much self-control can actually be bad for your health.
- Temptation and stress hijack the brain's systems of self-control, and that the brain can be trained for greater willpower.
In the groundbreaking tradition of Getting Things Done, The Willpower Instinct combines life-changing prescriptive advice and complementary exercises to help readers with goals ranging from a healthier life to more patient parenting, from greater productivity at work to finally finishing the basement.
・脳は1つでも自分は2人いる
・呼吸を遅らせれば自制心を発揮できる
・食べ物で『意志力の保有量』が変わる
・体にリラクゼーション反応を起こす
・自制心は筋肉のように鍛えられる
・「望む力」をつくりだす
・やる力とドーパミンを結びつける
・手軽な快楽の経済学
・「割引率」が10年後の成功を決める
・「他人の欲求」が自分に感染する
・「あなた2・0」に会う
これまで抽象的な概念として見られていた「意志」の力についての考え方を根本的に変え、実際の「行動」に大きな影響を与えてくれる本書、目標を持つすべての人に読んでもらいたい一冊である。
心理学 [D3.心理学・哲学]
心理学 (New Liberal Arts Selection)
- 作者: 無藤 隆
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2004/04
- メディア: 単行本
Carrots and Sticks ヤル気の科学 [D3.心理学・哲学]
Carrots and Sticks: Unlock the Power of Incentives to Get Things Done
- 作者: Ian Ayres
- 出版社/メーカー: Bantam
- 発売日: 2010/09/21
- メディア: ハードカバー
If you want to commit to do anything, go to
The US stationary retail company, STAPLE, utilize this StickK for their marketing promotion. It’s awesome, isn't it.
http://allbizanswers.com/staples-to-help-you-stick-to-your-goals/
This is a marvellous book. YOU MUST READ!
【Synopsis】
Could you lose weight if you put $20,000 at risk? Would you finally set up your billing software if it meant that your favorite charity would earn a new contribution? If you’ve ever tried to meet a goal and came up short, the problem may not have been that the goal was too difficult or that you lacked the discipline to succeed. From giving up cigarettes to increasing your productivity at work, you may simply have neglected to give yourself the proper incentives.
In Carrot and Sticks, Ian Ayres, the New York Times bestselling author of Super Crunchers, applies the lessons learned from behavioral economics—the fascinating new science of rewards and punishments—to introduce readers to the concept of “commitment contracts”: an easy but high-powered strategy for setting and achieving goals already in use by successful companies and individuals across America. As co-founder of the website stickK.com (where people have entered into their own “commitment contracts” and collectively put more than $3 million on the line), Ayres has developed contracts—including the one he honored with himself to lose more than twenty pounds in one year—that have already helped many find the best way to help themselves at work or home. Now he reveals the strategies that can give you the impetus to meet your personal and professional goals, including how to
• motivate your employees
• create a monthly budget
• set and meet deadlines
• improve your diet
• learn a foreign language
• finish a report or project you’ve been putting off
• clear your desk
Ayres shares engaging, often astounding, real-life stories that show the carrot-and-stick principle in action, from the compulsive sneezer who needed a “stick” (the potential loss of $50 per week to a charity he didn’t like) to those who need a carrot with their stick (the New York Times columnist who quit smoking by pledging a friend $5,000 per smoke . . . if she would do the same for him). You’ll learn why you might want to hire a “professional nagger” whom you’ll do anything to avoid—no, your spouse won’t do!—and how you can “hand-tie” your future self to accomplish what you want done now. You’ll find out how a New Zealand ad exec successfully “sold his smoking addiction,” and why Zappos offered new employees $2,000 to quit cigarettes.
As fascinating as it is practical, as much about human behavior as about how to change it, Carrots and Sticks is sure to be one of the most talked-about books of the year.
●「手の中の鳥一羽は藪の中の二羽に勝る」
●アンタビューズは、一週間ほどアルコールを口にしないというコミットメントを可能にしてくれる薬(ジスルフィラム)の商標である。この薬は飲酒を文字通り不可能にするわけではない。だがアンタビューズは飲酒を不快なものにする。アルコールを飲んで5分以内に、アンタビューズの利用者は極度の吐き気と嘔吐を経験し、その他ひどい二日酔いの症状をすべて経験する。
●人は手元にあるものを手放すのが大嫌い。これを「損失忌避(きひ)」。インセンティブ効果でも損失のほうが利益よりも大きくみえる。
●人々は他人に倣(なら)いたがる。付和雷同には強力な魅力がある。ホテルの客のタオルを毎日あらわなくていいようし仕向けたい場合は、洗わないとお金を出すでもなくタオルの再利用が地球にやさしいというカードでもだめで、他のお客もみんな再利用していますよというカードをおこう。説得するときに他社比較などをすると効果的。 【付和雷同】「付和」とは、自分にしっかりとした考えがなく、軽々しく他人のことばに合わせるすること。「雷同」とは、雷がなると万物がそれに応じて響くこと。『礼記』に「勦説する毋れ、雷同する毋れ(他人の説を盗んで自分の説としてはいけない、他人の意見にむやみに賛同するものではない)」とあるのに基づく。単に「雷同」ともいう。「附和雷同」とも書く。
●コミットメントを守らせるために、守らないと、自分の嫌いな団体に寄付することで、罪悪感によって金銭的喪失をより大きく見せられる反慈善報酬という方法もある。コミットメントサイトStickK
●この著者たちは、この理論のもとにStickKを立ち上げ、ビジネス化した。企業の向けにも展開している。
しかし、行動経済学はあまたの研究からこれを防ぐ秘訣を見出したのです! それは「コミットメント」。「もし目標のマラソンタイムを実現できなかったら、反・慈善団体に寄付金を払うよ」……!? より簡単な例でいうと、「10キロ痩せたら、テレビを買う」「タバコを吸ったら罰金1万円」……すなわち「アメとムチ」です。
え、そんなこと? というなかれ。本書は、膨大な実験的証拠から「アメとムチ」でいかに人のヤル気がコントロールできるかを解き明かします。人の心はその状況によってさまざまに違うもの。でもそれぞれに応じて、正しいコミットメントがあるはずです。
「学校の成績があがったらお金を払う」「減量に失敗したら現金を払わなくてはいけない」「現金でなく旅行券をテストの賞品にする」……果たしてこれらの実験で、人は目標を達成できるのか、できないのか?
『その数学が戦略を決める』でセンセーションを巻き起こしたイェール大教授の著者は、こうした「コミットメント」契約を提供するウェブ上の店舗「stickK.com」まで開設して、コミットメントの可能性を追究しています。 ビジネス契約から、ダイエット成功までのヒント満載。知的好奇心を満足させ、実用機能も備えた刺激的な一冊です。
Birthday [D3.心理学・哲学]
I become 55 years old today. whmm,, sounds really old. However I didn't feel my age because my thought is still like my young time one.
Recently I feel time passes so fast because I am doing so many things.
According to the Janet law,however, the older feel that time passes faster then younger one,because 50's understand that 1 year is 1/50 of his life but 5 years kid understand that 1 year is 1/5 of his life.
There is another understanding as below.
Scientists have theories, of course, and one of them is that when you experience something for the very first time, more details, more information gets stored in your memory. Think about your first kiss.That's because when it's the "first", there are so many things to remember. The list of encoded memories is so dense, reading them back gives you a feeling that they must have taken forever. But that's an illusion. "It's a construction of the brain," says Eagleman. "The more memory you have of something, you think, 'Wow, that really took a long time!
http://www.npr.org/blogs/krulwich/2010/02/01/122322542/why-does-time-fly-by-as-you-get-older
It seems to me that "novelty" might be the key. The more novel experience you have, the more details you will remember , thus you feel more time.
I should do more NOVEL things...
「光陰矢の如し」とか言いますが、歳をとるほど、時間が経つのが速いような気がします。これには、いろいろな理論があり、その中で有名なのが「ジャネーの法則」です。もう一つは、新しい事をするかしないかだそうです。新しいこと、たとえばファースト・キスの経験は皆、スローモーションのようにその時間の経過を覚えているのを例にとり、新しいことをするとその時間認識がちゃんとあるということです。いろんな活動をして、いろいろ忙しくてもそれが、新しいことでない場合はそれこそあっという間に時間は過ぎます。何もすることがない老後の生活も母に聞くとあっという間に過ぎているらしいです。
【ジャネーの法則】
19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネが著作で紹介した法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に解明した。簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
心理学入門 [D3.心理学・哲学]
- 作者: 榎本 博明
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/04/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
●並み以下の能力を向上させるために無駄な時間を使ってはならない。強みに集中して取り組むべきである。無能を並みの水準にするには、一流を超一流にするよりもはるかに多くのエネルギーを必要とする。 - ドラッカー
●キャリアアンカー; 仕事における自分の拠り所を知り、ここが自分の居場所と感じる職。専門コンピタンス。
●印象」マネジメント;色の科学
内容紹介
個と集団のアンソロジー Anthology of Individuals and Groups [D3.心理学・哲学]
●マイノリティ・インフルエンス;青色を見せて、サクラが緑といい続けると、30%が緑と答える。少数派が多数派に対して影響力を行使する場合は、主張に一貫性がないといけない。歴史で変革期で変革を成し遂げる人は最初は少数派である。信念をもった人が歴史を変える。映画「12人の怒れる男」
●スコトーマ(盲点)の原理;自分が見たいものだけ見える。
●衛生理論(Hygiene Theory)→促進要因→ロイヤリティの順番で改善する。
●まず、集団で考えると他人のアイデアも知ることができる。その後、一人で考え直すと初めから個人だけで考えるよりも、質.量ともによいアイデアが出てくる。
●ランチョン テクニック;食事中か食後に人は説得されやすい。
14 books in 2012
選択の科学 The Art of Choosing [D3.心理学・哲学]
「ジャムの法則」はアイエンガー教授が、ドレーガーズという高級スーパーマーケットを舞台に、1995年に行った実験で、「豊富な選択肢は売り上げをあげる」というお店の方針を実証しようとするものでした。ところが、結果は逆、24種類のジャムを売り場に並べたときと、6種類のジャムを売り場に並べたときでは、前者は、後者の売り上げの10分の1しかなかったのです。 この結果が実証的に確かめられると、金融商品のバリエーションから、洗剤などの消費財、はては、コンサル会社のコンサルの方法まで、選択肢を絞ることで、顧客満足をあげるというふうに変わっていったのでした。
本当にわかる心理学 [D3.心理学・哲学]
内容(「BOOK」データベースより)
手にとるように社会心理学がわかる本 Social Psychology [D3.心理学・哲学]
- 作者: 内藤 誼人
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
●対人認知:第一印象 始めに与えられた情報ほど大きなウエイトをもつ「初頭効果」、しかもそれは、少なくとも2カ月くらいは維持される。相手に呈示するリストが長いような時は、最後にしめされる情報ほど大きなウエイトをもつ「親近効果」。
●自己認知: 自己判断は甘くなりがち、自分の才能や実力を現実以上に高く評価する傾向にある。
●経営:会社の寿命30年説 どんな創造的な会社でも30年もすれば、保守的、官僚的になってきて硬直化する。ハーバード大学のアマビルによると、組織の創造性を高めるには、1.挑戦的な仕事に取り組む 2.「創造的であれ」とトップが奨励する 3.新しい事をやることをサポートしてくれる上司の存在がある。4.自由にモノを言い合える雰囲気がある。
●組織: 組織のトーナメント・モデル(US チャップマン大学 ハーレイ)。組織では最初に出世した人ほど、その後もどんどん出世する。大器晩成でなく、先手必勝。
●組織: ハネムーン効果 転職した直後は、しばらく満足が高くなる。 しかし、しばらく時間が経ってくると新しい職場でも不満がでてくる 「ハングオーバー効果」。
●社会病理: 人口過密は人に悪い影響を与える。都市部のスラム化→「壊れた窓の理論」
●GDPが高い国の男性は女性化する。 男性は、社会が期待するときは一生懸命頑張って男らしくなろうとする。
●女性のスカートの丈、 好況時はミニ、不況期はロング。好景気のときには、女性はミニをはいて「女らしさ」をアピールする。
内容紹介
ニーチェ Friedrich Wilhelm Nietzsche [D3.心理学・哲学]
まんがと図解でわかるニーチェ (別冊宝島) (別冊宝島 1729 スタディー)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2011/02/15
- メディア: 大型本
「もしドラ」のヒットに当て込んで、日本ではこのような難解な本をマンガなどでわかりやすく説明している本が本屋さんに結構ありました。学生時代に「ツァラトゥストラはかく語りき」を読んで、さっぱりわからなかったのを思い出し、ちょっと読んでみることにしました。
要約すると、
1)世界は全て「解釈」でできている‐遠近法的思考(Perspectivism) 視点が変われば見える景色は異なる。人間は、自分にとって関連が深い事柄は大きく見え、重大に感じる。一方、関連性の薄いことは、小さく見え、軽い出来事のように感じる。よって、「物事に本質がある」という考え方は絶対ではない。
2)世界や人生に「意味」なんてない‐ルサンチマン(怨恨感情ressentimentとニヒリズム(虚無主義 nihilism) 人の行動を「善悪」で評価するのは、遠近法的な見方から生まれた解釈である。敗者が、自らを是認するために、善と悪の価値観を逆転させた道徳観が奴隷道徳(vs 君主道徳)。キリスト教徒(およびユダヤ人)のローマ人に対する嫌悪感。自らを「善」と定めた弱者は、自分の弱さを肯定するために、報復できない無力を「善良さ」、臆病で卑劣な事を「謙虚」などと言いかえて賛美してきた。「善」とは単に、弱い集団の利益を実現するための口実にすぎない。禁欲主義的な生き方は無意味である。
3)無価値な世界を乗り越えて生きる‐超人 「超人」としてニヒリズムを乗り越え、力強く、誇り高く生きる。超人とは自分で価値観を創造して生きることができる人物像のこと。同情は軽蔑であり隣人愛とは、自分の価値を自分で100%認める事が出来ない人が、他人に自分を認めさせようとして人に親切にしているだけ。全世界を肯定する強さを身につければ人生は変わる。
4)世界と自分を全て受け入れる‐力への意思 ニーチェは世界のありようを、あらゆる事物の内に宿る「力の意志」のせめぎ合いであるととらえた。全ての存在は、「生」の充実を求めて、より強く、大きく、高く成長しようとしている。古い価値観、道徳に縛られて生きることは、自分の生そのものを否定することである。人は誰でも自分を信じて生きていい。自分を愛する人こそが他人を愛せる。人生を楽しむことを恐れてはならない。自分の運命を愛し何が起こってもおおらかにうけいれよ(運命愛 amor fati)。生とは強く生きることなのだ。
ということなのだそうです。
昔、「生きるとは」ということを考えた時がありましたが、http://nasser.blog.so-net.ne.jp/1999-01-18
内容紹介
生涯発達心理学 Life-span development psychology [D3.心理学・哲学]
行動分析学入門 Behavior Analysis [D3.心理学・哲学]
行動分析学入門 ―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)
- 作者: 杉山 尚子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/09/16
- メディア: 新書
心理学というのは面白いですね。ちょっとこれいろいろでいろいろと挑戦してみます。
内容(「BOOK」データベースより)
これから「正義」の話をしよう [D3.心理学・哲学]
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
- 作者: マイケル・サンデル
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/05/22
- メディア: 単行本
Book Rankingで1位になった本なので、ちょっと読んでみましたが、流石に人気授業ですね。内容が濃く非常に面白かったです。
アリストテレスがいうには、道徳的生活が目指すものは、幸福です。「幸福」という言葉を功利主義的な意味‐快楽を最大に、苦痛を最小にすること‐で使ってはいけない。徳のある人とは、快楽と苦痛を、それぞれ適正なものについて感じる人のことだ。道徳的にすぐれている人は、快楽と苦痛を集計するのではなく、それらを一つの線上に並べ、崇高なものを喜び、卑劣なものに苦痛を感じるものなのだ。幸福とは心の状態ではなく人間のあり方であり、「美徳に一致する魂の活動」なのだそうです。
また、美徳を身につけるのは笛の吹き方を習得するのと似ている。本を読んだり講義を聴いたりして楽器の演奏を覚える人はいない。練習しなくてはいけない。熟練した音楽家の演奏を聴き、耳から演奏法を学ぶのも有効だ。ヴァイオリンを奏でずにヴァイオリニストにはなれない。美徳も同じだ。「我々は正しい行動をすることで正しくなり、節度ある行動をすることで節度を身につけ、勇敢な行動をすることで勇敢になる」と説いています。
カントの考え方のなかでも、特に理解しがたいのは他者を助ける義務に関するものだ。世の中には利他的な人間がいる。彼らは思いやり豊かで、喜んで他者を助ける。しかし、カントに言わせれば、思いやりからなされた善行は「どんなに正しく、どんなに感じがよかろうと」道徳的な価値に欠ける。これは直観に反していると思うかもしれない。他者を助けるのに喜びを感じるのはいいことではないのか。カントはイエスと言うだろう。もちろん彼も、思いやりを持って行動することが悪いと考えているわけではない。しかし、カントは、他者を助けるという行為の動機(善行をなすことで喜びを感じること)と、義務の動機を区別している。そして義務の動機だけが、行動に道徳的な価値を与えると述べている。利他的な人間の思いやりは「称賛と奨励に値するが、尊敬には値しない」。それでは善行に道徳的な価値があるのは、どのような場合か。カントは具体例を挙げる。利他的な人間が人間性への愛を打ち砕かれるような不運に遭遇したとする。彼は人間嫌いになり、同情や思いやりもなくす。ところが、この冷血漢が普段の無関心さを脇に置いて、他の人間を助けに向かう。助けたいという思いはまったくないが、「ひとえに義務のため」だ。この時初めて、彼の行動は道徳的な価値を持つ。これは少々おかしな判断のように思われる。カントは人間嫌いを道徳的な行動の手本だというのか。いや、正確には違う。正しいことをして喜びを得ても、その行動の道徳的な価値が損なわれるわけではない。カントが重要だと言っているのは、善行が喜びをもたらすかどうかではなく、そうするのが正しいからという動機で善行をなすことだ。
内容紹介
『ハーバード白熱教室』NHK教育テレビにて放送中(2010年4月4日~6月20日、毎週日曜18:00~19:00、全12回)! ハーバード大学史上最多の履修生数をほこる超人気哲学講義、待望の書籍化! 推薦:宮台真司氏
1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか? 金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか? 前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるのだろうか――。つまるところこれらは、「正義」をめぐる哲学の問題なのだ。社会に生きるうえで私たちが直面する、正解のない、にもかかわらず決断をせまられる問題である。哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。
ハーバード大学史上空前の履修者数を記録しつづける、超人気講義「Justice(正義)」をもとにした全米ベストセラー"Justice: What's the Right Thing to Do?"、待望の邦訳。
これは、You Tubeでも流していますので、是非見てください。最近は便利になって、日本語のサブタイトルも表示させることができます。
日本語放送は
[高画質で再生]
ハーバード大学 白熱教室 第1回part1 Michael Sandel [ライブチャット]
今年39冊目
やる気はどこから来るのか [D3.心理学・哲学]
やる気はどこから来るのか―意欲の心理学理論 (心理学ジュニアライブラリ)
- 作者: 奈須 正裕
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2002/11
- メディア: 単行本
最近ちょっと、仕事ではやる気満々ですが、privateになると「めんどくさい」という感じがでてきて、ちょっとやばいなと思い、心理学ではどういうことなのかと思い読んでみました。
まず、頑張れば必ず望む結果が得られる。これを「行動と結果の随伴性がある」ということなのだそうです。行動と結果が随伴しない経験をすると、自分自身の行動は無効であると考えるようになり、そのために客観的には行動によって結果を変えられるような場面に出合っても、「どうせ何をやっても関係ない」と考えて無力感に陥り、何もしようとしなくなるというのが。心理学者セグリマンのいう学習性無力感(Learned helplessness)ということになるのだそうです。私のGolfがそうかもしれません。大した努力はしてないのでが、15年もやって、酷いスコアだとLearned helplessnessになりそうですすもんね。ただ、Lessonうければいいのにと、、。
また、サルがエサほしさに芸をする。報酬によって行動が強められるのを強化といい、条件付けによる学習というのだそうです。
行動の結果良かった時悪かった時に人は自然とその原因を求める「なぜ」のと問いを発します。これを原因帰属といいます。何を原因と認知するかによって、今後の期待が変わります。原因が自分によるものと外的な要因によるものです。当然、悪かった原因が、外的要因であれば、それを取り除けば、次回は成功すると思い、Positiveになります。逆は、自分への自信になります。よて、Negativeな結果の場合は、人は原因を外的要因に帰属することで心理的なダメージから自分を防衛しようとします。適応的です。これが、自分の能力の問題だとすると、次回も多分同じ結果になると思うので、期待がもてなくなりやる気がなくなります。Golfのクラブが悪いと決めつければ、新しいクラブを買えば、期待は高まるというわけです。
努力すれば達成できるという場合(随伴性期待が高い)の努力を行動コストといい、そのコストがあまり高すぎると行動意欲が湧きません。月300km走れば間違いなくフルマラソンで3時間半を切れますが、これはあまりに行動コストが高すぎます。よって、心理学者バンデュアの言う近接目標の考え方が出てきます。近接目標を導入すれば、行動コストは下がり、効力期待を高めるという話です。
ちょっとまだ続きがあるのですが、とりあえず今日はここまで。
今年32冊目
The Paradox of Choice 豊かさが招く不幸 [D3.心理学・哲学]
From Publishers Weekly
つい最近までビービー泣いていた次女も今は大学で心理学を勉強するような年ごろになってきました。彼女に学校で学んでいることを教えろといったら、学校で使った教材のコピーを数枚くれました。日経サイエンスのでていたスワスモア大学のB.シュワルツ教授の論文です。
「今日の米国人の生活では,何かを選ぶ機会もその際の選択肢の数も以前よりずっと多くなった。ある程度までは,選択の機会があることで私たちの生活はより豊かになる。魅力的な選択肢があるのなら,その数が多い方がいいだろう。理屈の上ではそうなる。たくさんの選択肢の中から選びたいという人はその数が多ければ喜ぶだろうし,そうでない人はまだ食べたことのないコーンフレークの類が273種類もあると知っても気にならない。だが最近の研究は,心理学的にはこの仮定が間違っていることを明確に示している。確かに選択肢はないよりはあった方がいいが,多ければいいとは限らないのだ。これは大規模な社会動向とも一致する。ホープ・カレッジのマイヤース(David G. Myers)やエール大学のレーン(Robert E. Lane)などさまざまな社会学者が,人々の幸福感を調べている。それによると,米国のような豊かな社会では,選択肢や豊かさの増加にともない,実際には幸福感が低下していることがわかった。」という話です。
数千人のアンケートによると「常に最良の選択を追求する追求者Maximizer」は1/3(全体の10%が極端な追求者) 「他にもっといい選択肢があろうとなかろうと満足できるものを目指す満足者Satisficer」も1/3(全体の10%が極端な幸福者)だそうです。私は完全にMaximizerですね。一般的に追求者は満足者より満足感、幸福感や楽観性が少なく、抑うつ傾向が強いそうです。
ある選択肢の良し悪しは、他と比較しなくては評価できない。何か決めるときのコストの一つに、別の選択肢にすれば得られたはずの機会を失うことがある。この機会費用のために、選択肢が多ければ多いほど引き算されるものも多くなり、最終的な決定から得られる満足感は小さくなっていくのだそうです。損失(この場合は機会費用)は利益よりも心理的にずっと大きな影響を及ぼすからです。また、「順応」という現象も、最終的に決定したものにあきをこさせるので、上記を加速させます。
よって、選択できるということは、人間にとって非常に重要なプラスの効果をもたらしますが、それには限度があり、直面する選択肢の数が増えるにつれ、心理的な利益は横ばいになり、やがてマイナス効果が増大するということです。
また、どんな人が幸福と感じているかですが、それは、所得にも教育レベルにもほとんど差はないそうで、「自分自身が好き」「主体的」「楽観的」「外向的」な特徴を持っている人が幸福と感じているそうです。
マレーシアのキャディさんもこんな感じでしたね。給料いくらもらっているか知りませんが、私にクッキーくれましたもの。
家電の大型量販店は品ぞろえの豊富さを売り物にしていますが、必ずしもそれが人を幸せにはしてないかもしれませんね。
職場系心理学 [D3.心理学・哲学]
マンガでわかる 会社組織が甦る! 職場系心理学 (じっぴコンパクト 62)
- 作者: ナカタニD.
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: 新書
「もしドラ」読んで面白かったので、そういうのを本屋で探していたらありました。これは全部マンガです。わかりやすいですね。
心理学のテストもついていてそれをやってから読むと面白いです。ちなみに私は、CP16 NP19 A 12 FC18 AC10でした。
内容紹介
未曾有の不況、成果主義の破綻、リストラ、給料カット、派遣切り…日本の経済界では「負け組」が
続出しています。その原因は技術力より、組織力にあるのではないでしょうか――。
国内屈指の企業顧問数を誇るカリスマ心理カウンセラーの組織再生術を、社会派漫画の第一人者・
ナカタニD.作画による全編ストーリー漫画で伝授するという、新書分野では他に類を見ない画期的な一冊。企業活性の切り札として、各企業が続々と注目を開始している「組織力」の喚起に最適です。「週刊漫画サンデー」連載時に大好評を博した「あなたは上司、同僚、部下からどう見られている?――交流分析心理テスト」も拡大版で掲載!