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やる気はどこから来るのか [D3.心理学・哲学]

やる気はどこから来るのか―意欲の心理学理論 (心理学ジュニアライブラリ)

やる気はどこから来るのか―意欲の心理学理論 (心理学ジュニアライブラリ)

  • 作者: 奈須 正裕
  • 出版社/メーカー: 北大路書房
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 単行本

 最近ちょっと、仕事ではやる気満々ですが、privateになると「めんどくさい」という感じがでてきて、ちょっとやばいなと思い、心理学ではどういうことなのかと思い読んでみました。

 まず、頑張れば必ず望む結果が得られる。これを「行動と結果の随伴性がある」ということなのだそうです。行動と結果が随伴しない経験をすると、自分自身の行動は無効であると考えるようになり、そのために客観的には行動によって結果を変えられるような場面に出合っても、「どうせ何をやっても関係ない」と考えて無力感に陥り、何もしようとしなくなるというのが。心理学者セグリマンのいう学習性無力感(Learned helplessness)ということになるのだそうです。私のGolfがそうかもしれません。大した努力はしてないのでが、15年もやって、酷いスコアだとLearned helplessnessになりそうですすもんね。ただ、Lessonうければいいのにと、、。

 また、サルがエサほしさに芸をする。報酬によって行動が強められるのを強化といい、条件付けによる学習というのだそうです。

 行動の結果良かった時悪かった時に人は自然とその原因を求める「なぜ」のと問いを発します。これを原因帰属といいます。何を原因と認知するかによって、今後の期待が変わります。原因が自分によるものと外的な要因によるものです。当然、悪かった原因が、外的要因であれば、それを取り除けば、次回は成功すると思い、Positiveになります。逆は、自分への自信になります。よて、Negativeな結果の場合は、人は原因を外的要因に帰属することで心理的なダメージから自分を防衛しようとします。適応的です。これが、自分の能力の問題だとすると、次回も多分同じ結果になると思うので、期待がもてなくなりやる気がなくなります。Golfのクラブが悪いと決めつければ、新しいクラブを買えば、期待は高まるというわけです。

  努力すれば達成できるという場合(随伴性期待が高い)の努力を行動コストといい、そのコストがあまり高すぎると行動意欲が湧きません。月300km走れば間違いなくフルマラソンで3時間半を切れますが、これはあまりに行動コストが高すぎます。よって、心理学者バンデュアの言う近接目標の考え方が出てきます。近接目標を導入すれば、行動コストは下がり、効力期待を高めるという話です。

 ちょっとまだ続きがあるのですが、とりあえず今日はここまで。

 今年32冊目


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