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新しい道徳 [D3.心理学・哲学]

新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか

新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか

  • 作者: 北野 武
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2015/09/10
  • メディア: 単行本
 「たけし」って結構いい事言いますよね。
●インターネットで手軽に知識を得ることはできても、手軽に得られるのは手軽な知識でしかない。
 →slacktivism ネットの知識だけで世の中に対して意見したりしている奴の事。
●いつの時代も、どんな人間にとっても通用する絶対的な道徳はない。
 →道徳は、その時々の権力者によって変わる。戦国時代は、戦果を証明するために首や鼻を切って持って帰っていた。それを残虐というなら、近代戦争の大量虐殺は残虐ではないのかと。

内容紹介

二〇一八年、道徳を教科化? だけど、その前に……、
『日本人にとって、「道徳」とは何か?』
この問いに答えられる、親や教師はいるのだろうか。
まず最初に大人たちが、真面目に考えた方がいい。

稀代の天才が現代の核心をえぐる、未だ嘗てない道徳論!


「時代を作る人は、いつだって古い道徳を打ち壊してきた。誰かに押しつけられた道徳ではなく、自分なりの道徳で生きた方がよほど格好いい。
自分なりの道徳とはつまり、自分がどう生きるかという原則だ。
今の大人たちの性根が据わっていないのは、道徳を人まかせにしているからだ。それは、自分の人生を人まかせにするってことだと思う」

【内容】
第一章 道徳はツッコミ放題
時代が変われば、道徳も変わる/これから人生が始まる小学生に自分を見つめさせて、なんの意味があるのか/人の心の優しさにつけ込む詐欺師は、とても道徳的に見える/道徳は人間のもの。サルだのクマだのに語らせてはいけない/ほか

第二章 ウサギはカメの相手なんかしない
現代では、ウサギは競走中に昼寝しないし、そもそもカメなんて眼中にない/インターネットで馬鹿が利口になるわけじゃない/現代は、人間関係がゼロでも生きられる時代/数字で見れば、明らかに社会のモラルは向上している/ほか

第三章 原始人に道徳の心はあったか
氷河期に突入した7万年前、道徳の卵が生まれた!?/金持ちよりも、貧乏人の親の方が、子どもを厳しく躾ける/誰かに押し付けられた道徳に、唯々諾々と従うとバカを見る/勤勉や勤労が道徳なのは、いったい誰のためなのか/ほか

第四章 道徳は自分で作る
昔ながらの精神主義は、働きアリを作るには都合がいい/俺たちに断りもなく、どこの誰が、現在の道徳を決めたのか/友だちが一人もいなくなって、幸せに生きてる奴はたくさんいる/大学を辞めるまでの俺は、母親の道徳観の中で生きていた/ほか

第五章 人類は道徳的に堕落したのか?
さまざまな宗教を取り入れる日本人の知恵を世界に広めよう/食い物とは、他の生きものの「命」だ/環境破壊の問題も、要するに人間が道徳を忘れたから起きた/これから先は、個人の道徳より、人間全体の道徳がずっと大切になる/ほか

61 books in 2015


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