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新春言いたい放題-日本の未来 [D2.日本史・世界史・近未来]

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  今日は、元旦なので、日本の未来の話をしたいと思います。

  後、90年弱の2100年に、日本の人口は、100年前の明治時代くらいの人口、4000万足らず、要は三分の一になると国土交通省が発表しています。そして、後20年ぐらいで、65歳以上の人の人口比は40%に達します。少子高齢化です。

  さて、そうなると、日本経済は、どうなるのでしょうか。何もしないと、国内市場は、三分の一以下(高齢者はあまり消費しないので)に縮小し、半分以上の企業は生き残れなくなりますし、そうでない企業は市場を求めて海外へと逃避します。また、異常な高齢化により、年金、医療費負担は重く、労働者にのしかかり、破綻するしかなくなります。今でさえ多額の財政赤字は、増える一方でしょう。

  という、お先真っ暗な社会になります。これは、ずっと前から言われていた「少子高齢化問題」です。

  これは、今から何もしないという前提です。それでは、どういう対策があるのでしょうか。

【労働力ー女性】

  労働人口が減るなら増やさないといけないということで、女性の労働市場への参画があります。今の現状は、出産を期に労働市場から離れ、子育て終わった頃、パートという形で戻ってきているのが現状です。政府としては、男性と同じように、キャリアを続けられるように、「育児休暇の充実」等いろいろな施策を企業に求めています。そして、2020年までに、指導的立場(要は管理職)にある女性の割合を30%にする目標を上げています。

  これは、これで必要な施策で、社会的にも異論のない事でしょう。女性も働き続けれれば、低成長時代に夫の収入が増えなくても、妻の分も上乗せされれば、家族的には十分な収入があることになり、それなりに消費も期待できます。

  この施策には、私は二つの問題があると思います。

  一つは、「待機児童問題」です、要は、いろんな規制により、託児所が絶対的に不足しているということです。政府は、需要予測にやっと踏み込み、今後5年間に0~2歳児の保育サービス利用者を現在の24%(75万人)から35%(102万人)へという目標を掲げたそうです。私は、ここで、民間の参入を容易にする規制緩和が一番大きなポイントだと思います。子供を預かるということで、資格や設備の面などでの規制が、大手が参入する障壁になっているようです。昼間空いている街の施設はたくさんあります。家電量販店などは、基本的に「土日商売」なので、こういう場所もうまくコラボして使えるようにするなどの制度の柔軟性が要求されます。英会話教室を街の車販売ショールームを使っている事例もあるそうです。車ディーラーとしても、昼間空いているし、親が毎日送り向かいするので、そのコネクションで、最終的に車販売に結び付いたりするので、非常に積極的にコラボしているそうです。また、少子化により、小学校の空き教室もあるらしいのですが、学校側は積極的な託児所設置には協力的でないそうです、これは、民間ではないからでしょう。政府には、是非、制度を柔軟にしてもらい、現在ある箱物再利用などの民間のクリエイティブな事業施策を促し、低価格で、託児所サービスが提供できるようにしてもらいたいと思います。後は、保育士の待遇改善ですか。モンスターペアレンツなど結構大変な仕事の割には、経済的報酬はそれほどでもないそうです。ここも、仕事分担をモジュール化するなどの、BPRが必要なのでしょう。これは、今、飲食業界で大手企業が得意とするところなので、それを規制するような法律の見直しが必要だと思います。後、付け加えるなら、「配偶者控除」です。この控除を受けようとする配偶者の奥さんが、パート勤務などで収入を得ているときに年間所得を「103万円までに抑えてほしい」ということになるわけですが、これが、もっと高所得の仕事につくインセンティブを阻害している事も否めないと思います。

  もう一つは、心理学でいう「社会的ジレンマ」です。企業は、大切な事だとわかっていても、実際に労働者が圧倒的に不足している場合を除いては、コスト増になることは、個々の企業の戦略には合致しないわけです。しかし、全ての企業が、これをやらないと結局、上記の「最悪のシナリオ」通りになり、企業は窮地に陥るわけです。だから、政府が目標を決めて、強制しているわけです。よって、企業の労働者が圧倒的に不足していない場合(現状ではほとんどの企業)には、女性の登用は、他の理由が必要です。現在、企業では、「多様性ーダイバーシティが新しいアイデアを産む」と言っていますが、言っている企業自身が腹落ちしていない部分もあるかなと思います。これは、先日、同僚から教えてもらった「タスク型の多様性」と「デモグラフィー型の多様性」を混同しているからです。つまり単なるデモグラフィー(女性の)が多様性が増したといても、生産性が高まるわけではない。違うスキルやコンピテンシーの多様性がうまくミックスしないと、生産性は高まらないという考え方ですね。よく、メディアは、スーパーウーマンを登場させ、女性の活躍を称賛し、皆のロールモデルのように示しますが、正直言って、皆があのようなスーパーウーマンぶりは再現できないと思います。私はそれよりも、多様性に富んだ組織を上手にリードして、そのおかげで、高いパフォーママンスを出している管理職や職場のやり方の方が、企業には参考になるのではないかと思います。こうなると企業戦略とマッチしますから。政府は、育児休暇三年間へ延長とかいう施策を提言していますが、これは、企業の社会的ジレンマを認識していない例の典型です。これは、さすがに有識者から即反論でていますので、今は、理解していると信じますが、やっていることは正しいので、ここらへんの根本的な問題を理解して進めてほしいと思いますし、企業側ももう一歩この点については、深い洞察が必要だと思います。

【労働力ー高齢者】

  同じ理由で、高齢者です。これも経済には、インパクトがあります。高齢者が働き続けると、労働力の補填以外に、年金の節約になり、財政に大きく貢献します。また、他国も遅かれ早かれ高齢化の波はやってきますので、この問題にうまい解決策がでれば、世界にも貢献できる地球規模で大事なことです。

  これも政府は、重要性を認識して対策をとっています。現在は65歳までの雇用延長法です。しばらくすると、70歳までの定年延長にまでなるでしょう。政府としては、年金財源問題が待ったなしなので、主にここの観点から推し進められています。

  ここにも、企業にとっては、「社会的ジレンマ」が発生します。現在のように労働力不足に直面していない現状下の雇用延長は、そのまま、若年層の採用止めになってしまします。企業としては、安価でポテンシャルの高い労働力のほうが、企業戦略にはマッチするわけです。仮に、しばらくして労働力不足に陥いり、海外にも事業をシフトできない場合、また女性雇用でも充足できない場合に、この問題は大変重要になります。さて、すんなり、高齢者が、不足する労働市場を充足するようになるのでしょうか。現在の高齢者労働市場は、警備や管理人というような業界に多く存在するようですが、今後、もっと高齢者が増える場合、どこで活用できるのでしょうか。企業で70歳定年になった時の役割はどういうものなのでしょうか。70歳まで管理職の地位にいると、その下の世代はそういうポジションにつくのがかなり遅くなります。企業は、既に役職定年制を導入しており、70歳まで管理職でいる事はないと思いますが、問題は、管理職をおりてからも十数年間も企業に居続けなければならないということです。その場合、部下のいない一人でやる仕事につくわけですが、その間にモチベーション高く仕事を続けられるのか、また企業は、そういう仕事を与えれるのかという事です。シンガポールのDFSには、比較的高齢の女性が働いています。今、シンガポールには、中国からの旅行者が多く、店に訪れていますが、まだ海外旅行慣れしていならしく、店舗ではいろいろな問題が起こっています。こういう時に、そのシンガポールの高齢の店員さんは、中国語を流暢に話しますし(若い人はそうでもない)、社会人としての経験豊富なので、実にテキパキと問題を処理しています。これを見ていると、まさにうまく経験豊富な人を適切な場所で活躍させているなと感心します。こういうふうに、高齢者のスキルを最大限に利用しながら、労働力を補填するという方法を見つけることが必要であろうと思います。

【医療費ー高齢者】

  高齢者の話になったので、医療費の問題にも言及したいと思います。高齢者社会は当然ながら医療費も多くなります。それを保険で補填することになるわけですから、国の負担も増します。ここは、医療の進歩にも期待するところで、予防医学や安価な医療の開発の早期実現が必要です。ただ、もう一つ踏み込んでみたいと思います。今、日本は空前のランニングブームです。これは、高齢化と共に流行っているのだと思いますし、東京都が「東京マラソン」を大成功させた後、各地でフルマラソン大会開催ラッシュになっており、凄くいい傾向だと思います。私も、15年以上前からランニングしているので、その変化がよくわかるのですが、走っている人は中高年が大部分を占めます。しかも、当然ですが、メタボの人は少数(メタボだと走れません)で、皆、健康なのがよくわかります。かたや、私はゴルフも20年以上やっています。ゴルフも大体中高年が多いです。ゴルフが終わると大体クラブハウスの大浴場で一風呂浴びるのですが、そこで、皆の裸をみてしまうのでわかるのですが、見た目だけで、メタボ率は90%です。お医者さんの話ですと、中高年の肥満は万病の元だそうです。よって、中高年、高齢者が皆、健康でいれば(本人達も当然そうなりたいと思っているはずですね)、医療費も低く抑えられるはずです。よって、持久系のスポーツをもっと普及させることを国は考えるべきだと思います。たとえば、欧州は特にサイクリング先進国で、自転車専用道路や乗り捨て自転車サービスなどの普及は目をみはるものがあります。日本でも、自転車通勤などを普及させたらいいと思うのですが、企業が、通勤時は危険で、労災になるということで積極的ではありません。実際、交通事故死者に占める歩行中及び自転車乗車中の交通事故死者数の割合で先進国中トップの45%に達している現状があります。自転車が安心して乗れる道路がないからです。「東京オリンピック2020年」を目指して、公共事業は、ここらへんを医療費との兼ね合いも考えて推し進めてほしいと思います。

  医療費の問題には反するかもしれませんが、高齢者の介護士の給料がすごく安く、若い介護士は家庭が持てないと困っていると母が言ってました。立派な仕事なのに、何故そういいふうになるのでしょうか、ここも大手が参入できない規制があるような気がします。託児所と同じように、BPRをやって効率化を図れば解決できるのかもしれません。

【労働力ー外国人】

  また、労働力に戻ります。もう一つの選択肢は「外国籍の人」です。これは、高度秘術を持った外国籍の人には、規制を緩和する施策が、既にとられていますが、もっと推し進めるべきだと思います。これと関連するのが、企業に課せられる法人税の高さ(36%)です。これを他の先進国並み20数%くらいに下げないとなかなか海外の企業は日本に来てくれませんし、日本企業が、海外へシフトする一因にもなっています。どこかの政党のように、「大企業優遇措置だ」などの短絡的なポピュリズムを意識した反対は慎むべきだと思いますし、マスコミの努力がたりないところでもあります。

 

  さて、労働力の問題の切り口から、長々と書きましたが、これは、ビジネスが拡大しない場合のシュミレーションです。今まで以上に企業のビジネスが拡大し、労働力不足がすぐ起きれば、企業は待ったなしで、女性、高齢者、外国人採用、登用するわけで、「社会的ジレンマ」は起きず、政府の施策と企業の戦略がマッチします。というか、政府がいちいち口出しする必要がなくなるわけですね。逆に、労働不足が起こる前に、市場が激減すると、労働力が充足見通しが立っても仕事がないという悲劇が産まれます。

  よって、一番重要なのは、アベノミクスでいう、第三の矢の「成長戦略」です。これなくして、日本の未来はないです。どこの分野での「成長戦略」でしょうか、上記問題を同時に解決できるようなイノベーションが産まれ、それが成長戦略になるのがベストなのは言うまでもありません。そうなると、「高齢者」「医療」「環境」「省エネ」「インフラ」などがキーワードになりそうです。これは、国も既に意識していると思います。

【高齢者】

  政府は「10万円で買える介護ロボットの開発」に助成金をすでに出していますが、「介護ロボット」や「パワード・スーツ」の開発にもっと注力し、グローバルに展開できるような国家プロジェクトすべきと思います。これは、最初に一番恩恵受けるのは、高齢化世界一の日本ですが、その後に続く、多くの国にも貢献できる商品だと思います。後は、高齢者ケアjホーム経営などのビジネスモデル自体のソフト面のイノベーションでしょうか(高齢者向け宅配、イー・コマースなどもう始まっていますね)。

【医療】

  医療をビジネスととらえるのは、日本では馴染みが少なく、アレルギーさえあるような気がします。海外では、既に「医療ツーリズム」と言ったビジネスが既に始まっています。東南アジアは、海外から安価で高度医療が受けられますよというビジネスを国家プロジェクトにしてたりします。米国企業ももこれに参入し、米国国内では高額で受けれない患者を東南アジアで治療するというビジネスです。先日、お医者さんにここらへんの話を聞いたのですが、日本の「国民皆保険」が、どうも様々な規制をつくり、ここでの改革は絶望的に難しいそうです。たとえば、厚生省は病院のランキングの情報公開を禁止しています。公開されると、国民は皆、一番いい病院へ行きたがりますので、病院が減って、結局、皆保険制度がなりたたなくなるわけです。また、その先生の話では、検査でかなりの病状が把握できるそうですが、現在の医療体制はそれがうまく機能してないそうです。ということで、この領域はかなり改善できる分野だそうで、日本は、本気になれば、これをグローバルにビジネスにしていける技術は既に持ち合わせているそうです。

【環境・省エネ】

  先日、北京に行きましたが、光化学スモッグでどんより曇っていました。北京の人とも話しましたが、「晴れた空が見たい」と本当に真剣に言っていました。私が子供の頃の高度成長期はそれこそ、毎日公害のニュースが出ており、子供なのにこのトッピクスは身近なものでした。1964年の東京オリンピックの時も東京の空は光化学スモッグに覆われ、今の北京と大差なかったそうですが、開会式の前日に雨が降って、開会式は青空の映像で残っています。というように、日本は、公害克服国としては、長年の経験があり、しかも「省エネルック」なんか死語になりつつあるように「省エネ」に関しても長年の経験があります。この環境先進国の立場を更に強化させて、イノベーションを起こしたいし、そのノウハウをビジネスにするということができないものでしょうか。たとえば、「Bento」は欧州で流行っているそうです。外食じゃなく、栄養価のある安価な昼食のイノベーションですよね。「もったいない」概念自体をビジネス・モデルにできないかとも思います。

これもある意味、「もったいない」のソフト・ビジネスかも(海外でも流行っているらしいので)

 【インフラ】

  世界中の都市も見てきて、日本のインフラの凄さには感嘆します。鉄道はもとより、混雑する一般道を走るバスが時間通りに運行する様は、世界中の人が驚愕する事ですね。政府は、14年度にインフラを輸出する新会社を立ち上げるそうですが、これは、立派な社会貢献にもなるビジネスだと思います。また、宅配のシステムも凄いし、インフラではないですが、トイレって、世界中で日本が一番近代的で綺麗だと思います。これも世界中で普及してほしい。

  全然、関係ないですが、この機会に日本の英語教育について言及したいと思います。東大を卒業した人も英語がヘタ、できないという事実を文科省と日教組は大いに反省しなければならないと思います。こんな国は日本しかありません。政府は、日本の英語教育は失敗している現実を真摯にうけとめてもらいたいと思います。これが、日本の経済発展にどれだけのブレーキになっているかというのをGDPで試算するとものすごい金額になると思います。大学入試にTOEICやTOFELを使うなど多少改革をしようとしていますが、これも待ったなしの問題です。

 

  さて、これも、余談なのですが、昨年の「あまちゃん」や「半沢直樹」の大ヒットをみると、まだマスメディアというかマスコミの重要性を感じます。情報操作ではないですが、日本が直面している問題とそれに対する対策をもっと意識して、国民に伝える義務があると思います。最近は、「言論の自由」、「ペンの力」のような迫力をマスコミには感じません。テレビをつけるといつも「お笑い」のオンパレードです。こういう公共の電波を使って仕事している人たちは何をしたくてこの仕事に就いたのだろうかと疑問に思います(まあ、世の中に笑いという幸せを送っているんだと言うのでしょうが)。そういう意味では、NHKは最近いい仕事しています。って言うか私が最近NHKをみているからそう言うのかもしれません。

  結局、政府任せにぜす、我々、皆が、物事を考え、発信し、議論すべきなのでしょう。

  100年前の日本は、こんな感じでした。

  その時、100年後はこんな未来になると想像しました。

  我々は、どんな未来をつくるのでしょうか?


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日本人2.0 [D2.日本史・世界史・近未来]

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  講演頼まれて、常夏のシンガポールから一路、東北新幹線で山形に行きました。山形大学で行った「グローバル人材とは」という講演で、私が話したのは、「もう一度日本人2.0にかえれ」ということです。

  1859年に来日したオランダ人宣教師フルベッキは、長崎オランダ塾で、語学(英、仏、蘭、独)のほか政治、天文、科学、築城、兵事の諸学を教えていました。その時の生徒との写真です。

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 この生徒達、皆さん知っている人がたくさん写っているのではないしょうか。皆、まだサムライですよね。私は、この頃の日本の動きに驚異的なものを感じます。明治維新は、1868年です。それまではずっと鎖国をしてたサムライ時代で海外との接触がなかったにも関わらず、それから26年後の1894年には、日清戦争、1904年には、日露戦争など、大国と戦争ができるほどの国力をどうやって育んだのでしょうか。しかも、1895年には台湾統治、そして1910年の朝鮮統治です。
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  戦争や統治の話は別として、今でさえ、グローバル化だ、異文化理解をしなければならないとか言っているのに、異文化に触れ始めて、わずか20-40年で、大量の日本人が、海外とこう激しく接触する動きは驚きです。1853年開国を迫った黒船の艦長ペリーは、黒船に驚いて夜も寝れなかった日本人の近未来を想像だにしてなかったでしょうね。

 よく会社でも「小枝につながれたゾウ」のように、自分は変われないとか思わないで、どんどん挑戦して、変革を起こさないといけないとか、今言っていますが、明治維新の時の人が聞いたら、あきれるでしょうね。「チョンマゲ切って、刀捨てて、下駄脱げばいいじゃん」と、、。
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 初代台湾総督の樺山資紀は、1837年に薩摩藩士の三男として生まれました。そして、サムライとして育ち、16歳の時に黒船が来たと聞いたかどうかはわかりませんが(テレビもネットもなかったですから)、31歳の時に明治維新を経験し、58歳の時に総督になったわけです。

   この変化に対する適応能力は、驚異的ですよね。

  私の感覚では、日本人は、鎖国をしていた時代劇によく出てくる太平の世のサムライ日本を「日本人1.0」と言うならば、明治時代以降は、「日本人2.0」になって、海外からのいろいろなものを吸収して変革していったと思います。そして、20世紀後半から、「もうそう海外から学ばなくてもいい」と言うような風潮が来て、少し、変革という点においては、後退して、「日本人1.5」くらいになってきているのではないかと危惧します。

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 上図のように、人口もどんどん減っていく時期になってくると、このままでは、またガラパゴス化した「日本人1.0」へ戻っていくのではと思います。「失われた20年はウソか?」で書いたように、ある意味で、日本の良さに気付き、異文化を吸収することにためらわず、新たな開国をして、「日本人2.0」になるべきだと思います。明治時代の人のような変化対応能力があれば、「日本人2.5」くらいまでいけるのではないかと思いますね。

先人の歴史を振り返ると自信が湧いてきます。
 


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そうだったのか!日本現代史 [D2.日本史・世界史・近未来]

そうだったのか! 日本現代史 (そうだったのか! シリーズ) (集英社文庫)

そうだったのか! 日本現代史 (そうだったのか! シリーズ) (集英社文庫)

  • 作者: 池上 彰
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/12/16
  • メディア: 文庫
 昭和の歴史が池上さん流にすごくわかりやすく書かれています。430ページで730円は安いですね。成田ームンバイ間のフライト中に全部読めました。このころの歴史は知っているようで知らないこともあり、結構モヤモヤ感があったのですが、かなりすっきりしました。

商品説明

   現代史というものは、自分が実際に見聞きし、体験したことであっても、案外正確には覚えていないものである。それは、知識としてよりは記憶としてインプットされているせいもあるのだろう。したがって、きちんとした史実を示されると、自分がとんでもない勘違いをしていたことに気づかされることも少なくない。
   本書は、日本の戦後を通覧するべく書かれたものだが、戦後まもなくのことについてはもちろん、つい最近のことであってもあらためて気づかされること、認識させられることなどが数多い。とくに政治においては、細川内閣以降連立政権が続き、党派の分裂・合体が相次いでいるため、ほんの少し前に誰がどういう立場でどんなことを言っていたか、忘れてしまいがちである。本書を読んで、そうだったのか!と思うことは随所にある。
   学生運動や労働争議、文部省と日教組との激しい対立などは、今となっては遠い昔の世界のような話である。本書にはある教員養成大学で学生が日教組のことを「にっきょうぐみ」と読んだというエピソードが紹介されているが、ゲバ棒もロックアウトも今では死語に近い。その一方で、公害や基地問題など、いまだに解決を見ていない問題もある。特に公害を隠し続けた企業や行政などの体質は、なんら変わっていない。過去を教訓とし、同じ過ちを繰り返さないために、現代史の検証はさらに深められるべきであり、本書はそのための優れた教科書だと言えるだろう。
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103 books in 2013

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プラチナタウン [D2.日本史・世界史・近未来]

プラチナタウン (祥伝社文庫)

プラチナタウン (祥伝社文庫)

  • 作者: 楡 周平
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2011/07/22
  • メディア: 文庫
  過疎地を老人向けニュータウンへ帰るという話です。日本は、100年後には、人口は三分の一まで減少するといわれており、その際、人口は便利なインフラを求めて、大都市に集中するといわれており、地方の過疎化は大変深刻になるだろうと言われています。しかし、インフラは、既にあるし、それを殺さず、狭い日本の国土に皆が有効に使えば、理論上は生活の質も上がるはずです。高齢者の貯金も有効活用されるべきです。
  その一つの解決法が、こういう話なんでしょうね。昔、アメリカの保養地でこういう施設があるのを聞いたことを思い出しました。介護をする人が、全体の一割が必要ということで、その人たちとその家族の生活のことも考えなければなりませんよね。後、介護の仕事は、過酷な割には賃金が安いということも問題でしょう。この物語はそこらへんも触れています。
  今、伊豆あたりに、リタイヤ者向けの、マンションなどが売り出されています。海外で余生をというのもありますね。
  ネットと宅配があれば、結構生きていけるような世の中になってきたので、これは、地方化にはプラスの方向ですね。
  シンガポールのディベロッパーは、中国にニュータウンを建設しています。このノウハウをビジネス化しています。老人向けニュータウンの建設のノウハウを日本が獲得すれば、それを海外展開するということもできますね。

内容紹介

堀田力さんさわやか福祉財団理事長・弁護士 、推薦!           「この作品は、大震災を経験して いっそう社会から求められるものになる」  「老人介護」や「地方の疲弊」に真っ向から挑む社会派ビジネス小説! 出世街道を外された総合商社部長の山崎鉄郎は、やけ酒を呷り泥酔。気がついた時には厖大な負債を抱えた故郷緑原町の町長を引き受けることに。だが、就任してわかったことは、想像以上にひどい実情だった。私腹を肥やそうとする町議会のドンや、田舎ゆえの非常識。そんな困難に挫けず鉄郎が採った財政再建の道は、老人向けテーマパークタウンの誘致だったのだが……。

内容(「BOOK」データベースより)

出世街道を外された総合商社部長の山崎鉄郎は、やけ酒を呷り泥酔。気がついた時には厖大な負債を抱えた故郷緑原町の町長を引き受けることに。だが、就任してわかったことは、想像以上にひどい実情だった。私腹を肥やそうとする町議会のドンや、田舎ゆえの非常識。そんな困難に挫けず鉄郎が採った財政再建の道は、老人向けテーマパークタウンの誘致だったのだが…。
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102 books in 2013

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日本の朝鮮統治を検証する [D2.日本史・世界史・近未来]

「日本の朝鮮統治」を検証する1910-1945

「日本の朝鮮統治」を検証する1910-1945

  • 作者: ジョージ アキタ
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2013/08/23
  • メディア: 単行本
  日本の朝鮮植民地支配(1910-45年)に対する研究は、時代と伴に変化しているそうです。1950年代初めから、朝鮮が受けた犠牲に焦点を当てた民族史観的研究が主であり、現在も続いていますが、1980年代半ば頃からは、韓国、アメリカにおいて少数の学者が、国家の近代化を朝鮮の歴史研究(日本の植民統治)を通して研究するようになったそうです(植民地発展論)。そして、近年現れた第三の研究分野は、植民地の近代性に関わるもので、これは、伝統的な朝鮮社会が近代に足を踏み入れた過程を分析することによって、日本統治の実態を検証しようというもので、朝鮮の社会、経済、技術革新面における適応能力に焦点を当てています。
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   この著書の話とは別に、私は、この頃の日本の動きに驚異的なものを感じます。明治維新は、1868年です。それまではずっと鎖国をしてたサムライ時代で海外との接触がなかったにも関わらず、それから26年後の1894年には、日清戦争、1904年には、日露戦争など、大国と戦争ができるほどの国力をどうやって育んだのでしょうか。しかも、1895年には台湾統治、そして1910年のこの朝鮮統治です。
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  今でさえ、グローバル化だ異文化理解だと言っているのに、異文化に触れ始めて、20-40年で、大量の日本人が、海外とこう激しく接触する動きは驚きです。開国を迫った黒船は、こういう近未来を想像だにしなかったでしょうね。
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  初代台湾総督の樺山資紀は、1837年に薩摩藩士の三男として生まれました。そして、サムライとして育ち、31歳の時に明治維新を経験し、58歳の時に総督になったわけです。
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   この適応能力は、驚異的ですよね。
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【紹介】近年アメリカでは日本の朝鮮統治に関する実証研究が進み、史上最も苛酷な植民地支配といった民族主義の視点に立つ暗黒史観は修正されつつある。米国の歴史学者が10 余年に及ぶ研究にもとづきこれを検証。日本統治下の朝鮮では現実主義、相互主義的でバランスのとれた政策が実施され、それが戦後韓国の発展の礎となったと結論づけた瞠目の書!

内容(「BOOK」データベースより)

日本の朝鮮統治史研究においては、統治下の朝鮮の人々の否定的な体験に焦点をしぼった民族史観的パラダイムが大勢を占めてきた。だが、こうした体験談のみで朝鮮統治のすべてを語れるのだろうか。アメリカの2人の研究者が、あくまでも史実に基づき、可能な限り客観的にこれを検証。本来の意味での修正主義史観による最新の研究成果を紹介しつつ、日本の統治政策が「当時としては驚くほど現実的、穏健かつ公平で、日朝双方の手を携えた発展を意図した」ものであり、朝鮮の近代化に貢献し、戦後韓国の奇跡的な発展に繋がったことを明らかにしてゆく。ナショナリズムに偏した一面的な歴史認識に180度の修正を迫る第一級の研究書である。
101 books in 2013

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ロボット社会 [D2.日本史・世界史・近未来]

  人間は近未来をOver estimateして、長期未来をUnder estimateするそうです。なんとなくわかりますね。新しいテクノロジィーなんか早く実現して欲しいし、自分がいない未来の想像はそんなに期待しません。

  しかし、長寿社会になるとちょっと違ってきますよね。私が100歳くらいの爺さんでまだ生きていたらどうなるかなんて楽しみですね。

  ロボットが活躍する社会になるのは間違いないでしょう。今でもここまで進んでいるのですから。

 


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カムバック制度 [D2.日本史・世界史・近未来]

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 “氷河期世代”は70年から82年までの13年間の間に生まれた人とされています。それに対して、バブル世代は1965年~69年生まれとされていて、こちらはわずか5年間。この13年間を大きく1970年~1976年生まれまでの“氷河期世代前期(37-43歳)”と、1977年~1982年生まれまでの“氷河期世代後期(31-36歳)”に分けてみましょう。

 31-36歳というと、人生の大きな節目の時期であります。結婚適齢期、女性の場合だと出産適齢期にもなります。また、積極的に転職を考えるのもこの時期までかなと思います。ちょうど管理職になる一歩前という時期でしょうか。

 この“氷河期世代後期(31-36歳)”世代は、昨今、以前よりも転職が多い気がします。折角就職氷河期に入社したのにもかかわらずにです。しかも、転職の理由がそれほど大きな理由がなく、詳細な調査などもそれほどやらず、「となりの芝が青く見える」的な発想のようです。

 どうも、この理由は、大量雇用のバブル世代の後なので、企業内の人口ピラミッドの中で、マイノリティーになり、気軽に人生相談できる2、3歳年上の先輩が他の世代に比べ極端に少ないのではなかろうかと思います。

 よって、転職した後、「こんなはずじゃなかった」とまた転職したり、元の会社に戻るケースも見られます。

 もし、こういうケースが少なからずあるのであれば、企業としては、折角育てた若手を大した理由もなく失うのは損失だと思います。欧米では、「メンター制度」を充実させ、先輩・後輩制度を制度化している会社もあります。日本企業は、組織が綺麗なピラミッド時代には、自然発生的に先輩・後輩は醸成されていたので、必要なかったのですが、そうでない場合は、意識的に、構築してあげなければならない制度だと思います。

 また、退職した若手が非常に優秀な場合、しかも転職の動機が甘い場合は、また呼び戻すシステムも必要になるかもしれません。

 上記理由ではなく、ライフイベントにより、退職せざるおえない女性などに対しては、既に「カムバック制度」を始めている日本企業も出てきました。

 この記事のように、退職している間にスキルを更に向上させている場合は、企業にとって、再雇用するメリットは非常に高くなり、Win-Winの状態が構築できるので、制度としてSustainabilityがあると思います。


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2030年、世界はこう変わる [D2.日本史・世界史・近未来]

2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/04/18
  • メディア: Kindle版

  2030年までに、世界では、中間層が劇的にふえるそうです。それは何を意味するかというと、民主主義を求める声が高まるとともに、ポピュリズムや独裁政治が生まれやすくなるのだそうです。

内容紹介

2030年は今とはまったく違う世界になっています。1995年に国家としてのピークを過ぎた日本の国力は人口減少・高齢化とともに衰えていきます。2015年にはアメリカもピークを迎え、「唯一の超大国」の地位から脱落します。経済発展著しい中国も2025年あたりを境に経済が失速、日本と同様高齢化社会を迎えます。「新しい時代に日本はどう変わっていくべきなのか」を考えるための格好の書です。

内容(「BOOK」データベースより)

アメリカ大統領も参考にする、最新の未来予測レポート。次代を生き抜く視野・ビジネスのヒントが満載。 本書は、アメリカの国家戦略を策定する者、第一義的には、大統領のために作られた、中長期(15~20年後)の世界のトレンドに関するレポート。米国国家情報会議は、中・長期予測のために作られた機関である。この報告は、4年に1度、新しく作られ、新大統領が当選した後、就任式の前に渡されるのだという。
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ロスジェネの逆襲 [D2.日本史・世界史・近未来]

ロスジェネの逆襲

ロスジェネの逆襲

  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2012/06/28
  • メディア: Kindle版

   テレビドラマ「あまちゃん」「半沢直樹」が、9月末で終わり放心状態になってしまったので、未練がましく、半沢直樹シリーズの続編でも読もうと本屋に行きましたが、皆、考える事は同じなようで、注文殺到で売り切れだそうです。

  しかし、世の中便利になって、Amazonの電子書籍がDLできます。Kindleもっていなくてもスマホで読めるんですよね。早速DLして、一気に読みました。

  前作2作は、バブル世代中心でしたが、今回はタイトル通り、「就職氷河期世代」、別名ロストジェネレーション(ロスジェネ)世代が登場します。

  彼の作品には、一貫して、世代によって、社会環境が違う状況による理不尽さをテーマにしています。

    ある人に言わせると、「そんなに会社が理不尽でいやなやつばっかりだったら、やめればいいのに、半沢くらいだったら、他にいくらでもいい就職口があるはずだ。」と言います。現実だったらそうでしょうね。あそこまでひどいと。

  そんな記事がありました。「半沢直樹はなぜ理不尽な銀行を飛び出さないのか?欧米人が首を傾げる日本人の帰属意識と仕事観の背景」。「半沢直樹と終身雇用」という話です。

  こんな記事もあります。「恋愛至上主義にトドメを刺した!?誰も語っていない「半沢直樹」ヒットの秘密 」。「半沢直樹とCSR」という話です。

  しかし、作者がいいたいのは、会社に入って何をやりたかったか思い出せということなんでしょうね。半沢直樹は、「銀行マンとして」とさかんにいいます。そして、それをやり通すために、環境云々とか人のせいにするなと。

  一方、「あまちゃん」はと言うと、主人公は、何も夢がなかったにも関わらず、成り行きでアイドルになったりと環境が激変します。そして、それをだんだん好きになり一生懸命になりますが、大切なことは、周りが皆、感化され、本来自分のやりたかった事を再発見して、それに向かって頑張りだすという事です。

  私は、二つのドラマには、共通点があるような気がします。「お前は何がやりたかったんだ、思い出せ。あまちゃんも半沢直樹もがんばっているぞ!」という事なのでしょうね。

内容紹介

ついにドラマ化! 大人気の「半沢直樹」シリーズ第3弾!! (TBS日曜劇場 7月7日~)

人事が怖くてサラリーマンが務まるか! ドラマ化も果たした「半沢直樹」シリーズ第3弾となる『ロスジェネの逆襲』は、バブル世代の主人公が飛ばされた証券子会社が舞台。親会社から受けた嫌がらせや人事での圧力は、知恵と勇気で倍返し。ロスジェネ世代の部下とともに、周囲をあっと言わせる秘策に出る。直木賞作家による、企業を舞台にしたエンタテインメント小説の傑作!
82 books in 2013

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祝! 2020年東京オリンピック開催 [D2.日本史・世界史・近未来]

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  いやぁー、久々のGood Newsです。2020年の東京オリンピック開催が決定しました。

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  首相も元首相もめちゃくちゃ喜んでいます。

  さあ、後7年後、私が63歳の時に、東京でオリンピックが観れるわけです。1964年の前回は7歳の時で、小学校の授業中に図書室で皆でテレビを見て応援したのを覚えています。当時は、高度成長が始まった頃で日本中お祭り騒ぎでした。東海道新幹線や東京モノレールもこれに合わせて開業。1ドル=360円時代。56年ぶりなんですね。

  当時、三波春夫が「東京五輪音頭」を歌いました。

  今回のオリンピック誘致で、東京の魅力をアピールするプレゼンがなされましたが、改めて東京というか日本を再発見しましたね。日本のインフラの完成度は、世界でもトップレベル(個人的には、ぶっちぎりの世界一位)だと思います。交通機関は正確ですし、街は清潔、安全、人々の礼儀・礼節はちゃんとしています。モノカルチャーのアドバンテージをフルに活用した賜物だと思います。そして、次のステップは、この素晴らしさをグローバルに伝承していくべきだと思いますし、そのトリガーがこの2020年東京オリンピックになればと思います。

  2020年に向けて様々なインフラが整備されるようで、その経済効果は3兆円だそうです(結構少ないんですね)。お台場エリアはかなり開発される予定で、楽しみですね。安倍首相が今まで見たことがないようなスタジアムを建設するって言ってました。

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  2020年には、ボランティアしたいなと思います。


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2100年予測 [D2.日本史・世界史・近未来]

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  下記URLは、BBCが読者から募った100年後の未来予測です。信じますか?

  http://matome.naver.jp/odai/2132685901738761501

  100年前の予想がありました。

  1901(明治34)年「報知新聞」 100年予想

無線電話で海外の友人と話ができる
いながらにして遠距離のカラー写真が手に入る
野獣が絶滅する
サハラ砂漠が緑化して文明がアジア・アフリカに移る
7日で世界一周ができるようになる
空中軍隊や空中砲台ができる
蚊やノミが滅亡する
機械で温度を調節した空気を送り出す
電気の力で野菜が成長する
遠くの人間と話ができる
写真電話(テレビ電話)ができる
写真電話で買い物ができる
電気が燃料になる
葉巻型の列車が東京・神戸間を二時間半で走る
鉄道網が世界中に張られる
台風を一ヶ月以上前に予測して大砲で破壊できる
人の身長が180センチ以上になる
医術が進歩し薬が廃止され、電気で無痛に手術できるようになる
馬車がなくなり、自転車と自動車が普及する
動物と会話でき、犬が人間のお使いをする
無教育な人間がいなくなり、幼稚園が廃止され、男女ともに大学を出る
琵琶湖の水で起こした電気を国内に輸送する

結構当たってません?


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日本よ、「歴史力」を磨け [D2.日本史・世界史・近未来]

日本よ、「歴史力」を磨け 「現代史」の呪縛を解く (文春文庫)

日本よ、「歴史力」を磨け 「現代史」の呪縛を解く (文春文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/01/04
  • メディア: 文庫

  サザンの新曲の「ピースとハイライト」の中に「教科書は現代史をやる前に時間切れ」って出てきますが、全く同感です。

 領土問題、靖国問題などが出てくるたびに、「何でこんなにもめるんだ」と思いますが、櫻井よしこさんは、「ちゃんと歴史を勉強しなさい」と諭します。

  ということで、彼女のネット番組の「言論テレビ」と言うのに会員登録しました。毎週金曜日の夜にライブで放送があります。これで、ちょっと勉強しようと思っています

内容紹介

「歴史力」「歴史解釈力」が国家の命運を左右する!

「従軍慰安婦」「南京大虐殺」「東京裁判」「冷戦終焉」などをめぐる「現代史」の嘘を、櫻井よしこ氏と11人の論客(中西輝政・北村稔・伊藤隆・佐々淳行ほか)が、徹底的に検証。
.
 本の中での推薦書は、
日中戦争−戦争を望んだ中国 望まなかった日本

日中戦争−戦争を望んだ中国 望まなかった日本

  • 作者: 林 思雲
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/10/23
  • メディア: 単行本
マオ―誰も知らなかった毛沢東 上

マオ―誰も知らなかった毛沢東 上

  • 作者: ユン チアン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/11/18
  • メディア: 単行本
毛沢東の私生活〈上〉 (文春文庫)

毛沢東の私生活〈上〉 (文春文庫)

  • 作者: 李 志綏
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 文庫
全文リットン報告書

全文リットン報告書

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本
ワイルド・スワン(上) (講談社文庫)

ワイルド・スワン(上) (講談社文庫)

  • 作者: ユン チアン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/06
  • メディア: 文庫
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オレたちバブル入行組 [D2.日本史・世界史・近未来]

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/12/06
  • メディア: 文庫

 ドラマ観てから原作読むのがいいのか逆なのか。とにかくドラマ観てからでは筋が解ってしまうのでドキドキ感はないですね。

内容紹介

ドラマ『半沢直樹』原作本! (TBS日曜劇場7月7日~)

崩壊した銀行神話。給料は下がり、ポストも減り、逆境にさらされるバブル入行組の男たちの意地と挑戦を鮮やかに描く痛快エンターテインメント小説。
66 books in 2013

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パワードスーツ [D2.日本史・世界史・近未来]

 よく未来SF映画とか観ると未来の人は「ボディスーツ」のようなものを着けていたりします。意味がよくわかりませんでしたが、あれが人間の機能を高めるものであれば納得がいきます。

 日本の高齢化は有名ですが、他の先進国も同じようなもので、今若いと言われているアジアも2,30年遅れて同じような高齢化に進むと言われています。

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  さて、人類が100歳くらいまで生きられるようになると、筋肉の衰えなど様々な機能低下に直面します。身体の機能低下により彼らが労働人口から離脱していくと、ただでさえ、世界人口は、今の69億人から2100年には、100億人になるわけなので、人類は社会を支えていけなくなります。

 そこで、技術革新が必要となってくると思われます。そこで、人間の機能を支えてくれるパワードスーツの登場になるわけです。

 ここらへんは、今、二つの分野で技術革新が始まっています。

 一つは、軍事上の理由からです。

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  上の写真は軍事関係のEXPOで登場した韓国製のパワードスーツのデモです。まだコンセプト段階かもしれませんが、サムスンなどはこの分野に参入し始めているようですし、アメリカなども当然開発中でしょう。

  もう一つは、高齢者用ですね。

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これは、ホンダの「歩行支援ロボット」です。

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トヨタもやっています。

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パナソニック

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 これは、本格的です。筑波大学発ベンチャー「CYBERDYNE株式会社」(サイバーダイン) がロボットスーツHAL

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  当然ながら、ロボットビジネス推進協議会などをつくって政府も支援しています。

    現在7,000億円を超えるロボット市場の大半はFAなどの産業向けです。経済産業省は、現状わずかな医療介護向け市場が、ロボットスーツの普及などで2025年に市場全体で約9,000億円に伸びるとシナリオを描いています。

  私が、こういうサポートがいるような歳になった時は、いろんなブランドのパワードスーツがいろいろな機能を盛り込んで売られるようになるのでしょうね。「そのスーツどこのブランド?」なんて、街で会話するようになるのでしょう。

 これはこれで結構楽しそうです。


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2030年 [D2.日本史・世界史・近未来]

  世代交代の事を考えると、不況や少子高齢化ばかり経験している「人口オーナス期」の世代ばかりで組織が構成される今から15年後の2030年って、日本企業はどういう組織になっているのでしょうか。

  バブル世代も60歳くらいになり、65歳の高齢者は人口の3割を突破した頃です。氷河期世代が50代で部長、役員クラスで、40代のゆとり世代が課長さんクラスですね。その後の30代のさとり世代という層が中堅で、20代の若手は今小学生くらいです、なんと名づけられるでしょうか、「スマホ世代」とかいうんですかね。

  この頃は、組織の人口ピラミッドはやっと山型になっているかもしれません。

  カタイ組織っぽいですよね。石橋を叩かないといけません、バブリーな発想はご法度っぽいです。さとり世代は、若くして世の中の酸いも甘いも知っているんですって。彼らがキーになるかもしれません。あとスマホ世代がどうなるかです。こんだけ今グローバルだ、英語だと言われているし、親はバブル世代だし、雇用延長で非管理職で同じ会社にいるかもしれません。親を反面教師にしてグローバル力は相当あるでしょう。結構いい若手になっているかもしれません。


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オレたち花のバブル組 [D2.日本史・世界史・近未来]

オレたち花のバブル組 (文春文庫)

オレたち花のバブル組 (文春文庫)

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/12/03
  • メディア: 文庫
  •  

 

  ドラマ『半沢直樹』(TBS日曜劇場7月7日~)が大ヒットして原作者の池井戸 潤 の本もヒットしているそうで、早速読んでみました。直木賞もとった「下町ロケット」の作者でもあります。作者は1963年で今年50歳なので、バブル世代よりちょい上ですね。

 団塊の世代やバブル世代、氷河期世代、ゆとり世代と日本の企業の組織を構成する社員は世代間で経験してきたものが大きく違います。特にバブル世代は、入社時は超恵まれていて、同期もたくさんいて楽しい若手時代だったですが、その後、中堅になっても後輩は入社してこず、万年若手で、40歳くらいになってやっと管理職になれるかと思いきや、長引く不況でそれもままならずというサラリーマン史上初めての不遇な体験をしているわけです。それで、その理不尽さをサラリーマン史上最高の経験をしている団塊の世代にぶつけている構図の作品ということでしょうか。

 しかし、会社では文句も言えず、組織にぶら下がる負えない状況下の中、小説の世界では、「倍返しだ!」と仕返しをする話が、今の時代になって受けるんでしょうね。

  • 半沢直樹シリーズ
    • オレたちバブル入行組(2004年12月 文藝春秋 / 2007年12月 文春文庫)
    • オレたち花のバブル組(2008年6月 文藝春秋 / 2010年12月 文春文庫)
    • ロスジェネの逆襲(2012年6月 ダイヤモンド社) 
       

    今度の敵は小役人。お前ら、まとめて面倒みてやるぜ!あのバブル組が帰ってきた!

    東京中央銀行営業第二部次長の半沢は、巨額損失を出した老舗のホテルの再建を押し付けられる。おまけに、近々、金融庁検査が入るという噂が。金融庁には、史上最強の“ボスキャラ"が、手ぐすねひいて待ち構えている。一方、出向先で、執拗ないびりにあう近藤。また、精神のバランスを崩してしまうのか……。空前絶後の貧乏くじをひいた男たち。そのはずれくじを当りに変えるのは自分次第。絶対に負けられない男たちの闘いの結末は?!

    前作の「オレたちバブル入行組」から、責任もピンチもパワーアップして帰ってきました。連載時とは結末もキャラクターもがらりと変わり、ほろ苦さも加わったバブル組をお楽しみください。すべての働く人にエールをおくる痛快エンターテインメント小説

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    あまちゃん と 半沢直樹 [D2.日本史・世界史・近未来]

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      NHKの朝ドラの「あまちゃん」にはまっているんですよね。二週間前からNHKオンディマンドで何げなく視聴したら、はまりました。一話15分なので、続けて観ると話の展開が速く、一日ぶっ続けてみたりしました。今は、もうキャッチアップして、毎日15分という感じです。

      根暗の高校生が、夏休みにお母さんの実家に帰り、海女さんになったり、その地の人気者になります。その流れで、東京へ帰ってアイドルになろうという話です。お母さんも昔の1984年にアイドル目指して家出した経験のあり、一緒に娘を売り出そうと頑張ります。

      お母さん役が、「なんたってアイドル」の小泉今日子なので、ステージママ振りが堂に入っています。大物女優役の薬師丸ひろ子も役と似たような経歴を積んでいるので、彼女たちを知っている世代は、余計に話に没頭できるのでしょうね。

      前半の岩手の田舎での町興し的な話は、震災の事もあり、今の世相を反映しているような気がしました。実際、ドラマの地の、岩手県久慈市は、観光客が昨年の約2倍の69万人も押し寄せ、32億円の経済効果が既にでているようで、まさに、ドラマさながらの様子を見せており、メディアのパワーに改めて驚きます。現地では「アマノミクス」と呼んでいるそうです。方言の「じぇじぇじぇ」というのもスパイスが聞いていいですね。

     主役の能年玲奈もこのドラマでブレイクしましたし、小泉今日子もドラマの中で歌っている曲がヒットし、今年の紅白出場は間違いないそうです。ドラマと現実を視聴者にシンクロさせる新しいマーケティング手法ですね。

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      と友人に「あまちゃん」の話をしたら、「半沢直樹」というドラマにはまっている人も結構いました。それで、観てみると、これもそこそこ面白いですね。

      バブル入社で銀行マンになった半沢融資課長が、5億円の融資とりっぱぐれの責任を支店長に押し付けられるのですが、それを「やられたら、倍返しだ」と果敢に負けずに、5億円を取り戻そうと頑張る話です。これは、水戸黄門のように善玉、悪玉がわかれており、非常にわかりやすい話ですが、半沢が社内でどんなひどい仕打ちを受けようが、負けずに「倍返し」で頑張る姿が痛快で人気を博しているようです(目には目をのハムラビ法典のようなものですね)。

      なんでも子供の間で「倍返しだ」という言葉が流行っているらしいですが、これはちょと、、。

      どちらも、幅広い年齢層に受けているようではありますが、あまちゃんの場合、母親に焦点をあてると、40代のバブル世代が一番リアルタイムで楽しめるのだと思います。

      団塊の世代に次ぐパイをもったバブル世代なので、今後、この世代が流行の中心になるのでしょう。ドラマとか制作しているのも、同じ世代ですし。


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    ゆとり世代 [D2.日本史・世界史・近未来]

     「団塊の世代」や「バブル世代」のように「ゆとり世代」という定義があります。

     

     定義ははっきりしませんが、一般的に、初等教育および中等教育においてゆとり教育を受けた世代に対し、一定の共通した特性を持つとして設けられる世代区分としておおむね、1987年4月~1996年4月に生まれた者 (1987年度〜1995年度生まれ、現在17~26歳、高校生以上) だそうです。社会人で言うと2010年入社組から2020年までに入社してくる世代ということでしょうか。次女が25歳なので、この世代にぎりぎり入っているようです。

     この世代の特徴はというと、安定を求める、コミュニケーション力が低いかありますが、海外でよくい「ジェネレーションZ」というデジタルネイティブの特徴と日本では、「失われた20年」という低成長という環境に由来しているもののような気がします。対照的なのが、好景気に影響された「バブル世代」なのでしょう。

     よって、バブル世代課長とゆとり世代新入社員という真逆の環境で育った世代が、職場では、価値観のコンフリクトを起こしているのかもしれません。ゆとり世代のほうが社会貢献などに敏感です。「自己実現」を真剣に考えている世代なのでしょう。


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    2100年、人口3分の1の日本 [D2.日本史・世界史・近未来]

    2100年、人口3分の1の日本 (メディアファクトリー新書)

    2100年、人口3分の1の日本 (メディアファクトリー新書)

    • 作者: 鬼頭 宏
    • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
    • 発売日: 2011/04/28
    • メディア: 新書

      今から40年前の1974年には、ちょっと前の中国と同じように「人口増加抑制策」を政府は練っていたんですね。今は少子化の問題です。人口政策は長いスパンが必要ですが、適切な措置をとらないとその流れは変えられないわけです。一番シュミレーションしやすい予測だけど、全ての施策がうまくはまらないと動かない一番難しい問題なんだと思いました。

    ●2050年までに人口が現在の半分以下になる区画は実に66%。四分の一以下になる地点も42%ある。さらに衝撃的なのは、人のまったく住まない「無居住化地点」が全国で22%も発生することだ。今、人が住んでいる土地の五分の一以上から、住居が消滅するというのである。

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    日本の人口超長期予測 [D2.日本史・世界史・近未来]

     会社の同僚からショッキングなチャートを入手しました。日本の人口の超長期予測です。ネットでいろいろ調べましたが、似たような数字が出ています。未来は予測するのは難しいですが、こと人口予測は結構予測できるカテゴリーだと思います。

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     右側の数字は、それぞれ2030年、2050年、2070年、2100年で三分の一になるそうです。その後も人口減少は止まらないという予測もあります。

     2070年の7000万人は、若い人だと十分生きている近未来です。今の小学生以下また今からうまれる世代は、どんどん人口が減る続ける人生が待っているということです。

     ちなみに欧州は、

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     とちょっとズルい気もします。

     インドや中国は、

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      と、さもありなんという感じでしょうか。

      日本で心配な高齢化はどうなるとというと

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      と、どうどうと世界一位の高齢化です。2040年くらいから65歳以上は40%です。あと、たった25年で、私が80歳くらいになった時は老人天国状態になるということです。

      ピラミッドでみると、

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      左から2番目の1950年、私が産まれる7年前は富士山のような綺麗なピラミッド、「三丁目の夕日」の時代でした。2100年には、鉄砲の弾のようになるそうです。

      この200年で起こった、起こるであろう現象は、最初の100年で急激に人口が爆発的に増え、不動産価格の急上昇とかの状況を産み、高度成長をとげ、後半100年は、また急激に人口減になり、高齢化が異常なスピードで伸びたということで、これは日本のみならず、世界でも例を見ない異常現象だということです。

      さて、そうであるならば、今からの2100年までの90年弱何が起こるのでしょうか。まう、労働人口の減少のためよりも、年金対策のために定年が70歳まで義務づけられるでしょう。最初は、2025年ごろに第二次ベビーブーマーが60歳になる前に65歳定年になり、その五年後の2030年頃に70歳定年になるでしょう。この頃人口は1千万人現の1,1000万人まで減っています。65歳以上の高齢化は30%を超えます。

      35年後の2050年くらいになるともういけません。人口は今から3000万人減の9500万人になってしまいます。カナダの総人口がなくなる規模です。三大都市圏以外、全て過疎地のようになります。65歳以上は4割を超えます。私もまだ生きているでしょう。娘たちが60歳くらいです。この頃になってくると、もう女性も皆働いてもらわないと、それこそ移民政策をとらないといけなくなります。戦時中のように、女性は皆働きます。じゃあ、だれが、子供や老人の介護をするのかということになりますが、それが「高齢者」の仕事になっていきます。まず、高度成長期の「核家族化」が昔の「二世代住居」に戻っていくでしょう(孫の面倒をみるのはあたりまえ)。そして、まだ元気な高齢者は、子供や老人の面倒をみる仕事につきます。身体の動くときにこれをやるとそうできなくなった時に自分が今度は面倒みてもらうようになる制度ができます。昔ながらのコミュニティーの復活です。多分年金制度も崩壊しているでしょうね。老人は元気でないと生きていけなくなります。英語ができる若者は日本脱出するかもしれません。高齢でも出産できるように医療も発達するでしょうが、癌も治るようになるかもしれませんし。

      その20年後の2070年は、今から5500万人減の7000万人になります。韓国の総人口がなくなる規模です。私は死んでるでしょうが、娘たちはまだ70歳くらいでピンピンしています。今のフランスとかタイくらいの人口です(高齢化は世界一位)。もう人口ではたいしたことないですね。渋ーい国にならざるおえません。その30年後の2100年には5000万人を切るわけですから(それ以後も減るらしい、、、)。あそうそう、政府の地震調査委員会が発表した「今後数十年以内にM8以上の南海トラフ大地震がやってくる確率は、今後50年以内に90%以上とか言って、1000万人が死亡とかもいってましたよ。

      多分このころは、美容整形なんてあたりまえでしかも高度化して見た目で老人なんかいなくなり、名目的な年齢の概念なくなっているでしょうね。体力さえあれば、見た目全然わからない時代が来て、「生物本来の死ぬまで生きる」という動物として当たり前の環境になるのでしょう。体力も、ボディマシーンなんかが発達してそこそこ大丈夫にもなっていて肉体労働もできるだろうし。

     

     

     

     


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    ゼミOB会 [D2.日本史・世界史・近未来]

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     毎年やっているゼミOB会に行ってきました。シンガポールの時は行けませんでしたので5年ぶりです。先生も76歳ですが、まだまだご活躍です。国際経済学が専門でAPECに深く関わっていらしゃいます。竹中平蔵さんも先輩になります。

     皆の話の中で、懐かしい「雁行形態論」の言葉が出ていました。これは、赤松要先生が1935年に提唱され、その門下生の小島清先生が拡充された「雁行型経済発展論、Flying Geese Model、flying geese pattern of development」の事です。ある産業は、輸入から始まり、そしてそれが生産されるようになり、そして輸出段階となる。それを今度は輸入する国が同じような経済発展をする。それをグラフにするとまさに雁が群れをなして飛ぶように見えるということです。小島先生の門下生が我々の先生になります。

     学生の時は、この理論は学問として学び、「そんなもんかいな」くらいの印象しかありません。しかし、その後30年以上、グローバルに、しかもアジアで仕事をしてきて、まさにこの理論を肌で感じてきました。これを戦前に理論化するのは凄いことだと今実感しています。

     今でも、工業製品は、欧米→日本→韓国→台湾・中国と主役が移っています。まさに「雁行型経済発展」ですね。この理論は、バトンを次に渡した地域や国は、新たな産業を興し続けなければ、世界が同質化し、このモデルはうまく回らず、世界恐慌や関税戦争が起こると言っています。そしてそれを解決するのは、世界協業体制の確立が必要とのことです。

     うーん、学生の時に習ったのですが、今やっと実感として理解できました。


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    昭和史 1926-1989年 [D2.日本史・世界史・近未来]

    昭和史 (上)

    昭和史 (上)

    • 作者: 中村 隆英
    • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
    • 発売日: 2012/07/27
    • メディア: 文庫
    昭和史(下)

    昭和史(下)

    • 作者: 中村 隆英
    • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
    • 発売日: 2012/07/27
    • メディア: 文庫
     ゴールデン・ウィークは、「昭和史」三昧でした。本とビデオで30時間以上読んだり、観たりしました。昭和史は学校の歴史の時間でじっくり習うべきですが、中学も高校もいつも最後はちゃんと習わず終わってしまいました。よく「日本人は現代史に疎い」と隣国に言われる所以です。
     昭和の時代は、戦争もありましたので、「政治」「イデオロジー」「経済」は激変しました。特に経済は弱かったので、外部環境に左右されましたね。平成の時代もその変化はありますが、テクノロジーの変化のほうが大きいような気がします。
    .
    ◆ 主な目次
    (上)
    序章 第一次世界大戦の衝撃
    第1章 ひよわなデモクラシー
    第2章 「非常時」から「準戦時」へ
    第3章 軍服と軍刀の時代
    第4章 「大東亜共栄圏」の夢
    (下)
    第5章 占領・民主化・復興
    第6章 「もはや戦後ではない」
    第7章 成長を通じての変貌
    第8章 「大国化」と「国際化」
    むすび 昭和の時代
    .
    NHKオンデマンド
    1.NHK特集 「日本の戦後」 10話 1977年 10時間
    2.NHKスペシャル 「日本海軍 400時間の証言」 3話 2009年 3時間
    3.NHKスペシャル 「日本はなぜ戦争へと向かったのか」 5話 2011年 5時間
    .
    40 books in 2013

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    ALWAYS荒江3丁目の夕日 [D2.日本史・世界史・近未来]

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      福岡の実家に帰ってきましたので、今日は、高校の同級生と会いました。

     実家に帰って感じるのは、実家付近に店を閉めているところが目立っていたということです。実家のあるところは、福岡の中心から5kmのところなので、地の利は相当あると思いますが、地下鉄が近くに通ってないのがネックとなっているようです。

     実家の街の「荒江3丁目」は、私の生まれ育った街ですが、昭和の時代は、毎年、新しい店などができたりして、子供ながら「どこまで発展していくのだろう」と思っていました。今の新興国の人も同じように感じているのでしょうね。

     その荒江の街の中心の「荒江四つ角」に岩田屋資本の「サニー」というスーパーができたときは、衝撃的でした。その迎え側にある昔ながら商店街のお店は一斉に「スーパー反対」を訴えていました。友達の両親たちです。スーパー開店後は、商店街の店はすべて閉店しました。その後、「サニー」は西友資本になりました。

     今日、サニーにいくと、「毎日カカクヤス宣言」なんてどこかで聞いたことのある宣言だされていました。そうです。西友はWalmart資本になったわけです。 母親もずっとサニーで買い物を続けていますが、もちろんWalmartのことなど何も知りません。

     私の生まれ故郷にもGlobal化の波が押し寄せていたわけです。

     


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    日本の戦後 - NHK特集 [D2.日本史・世界史・近未来]

    NHK特集 日本の戦後 DVD-BOX

    NHK特集 日本の戦後 DVD-BOX

    • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
    • メディア: DVD

     

     

     1977年4月からNHK特集として放映された、全10回の「日本の戦後」の記録です。非常に面白かったので、「NHKオンデマンド」で一気に一日で全部観てしまいました。

     「軍国主義」から「民主主義」への転換です。イデオロギーを短期間で180度転換するのは、こういう「広島原爆投下」、「終戦」などというかなりインパクトの強い出来事がないと無理でしょうね。しかもGHQという戦勝国からの強烈な指導がないと。GHQは超弩級の「外圧」となって、うまく作用したと思います。「憲法改正」「農地改革」「財閥解体」等々。

      この後、労働者の権利を求めて、1950,60,70年代と労働争議が非常に活発になってきました。現在、低賃金の途上国も同じ道を歩むのでしょうか。途上国だけでなく、若年層の失業率が高い国もなんらかのラディカルな改革が起こるのではないでしょうか。


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    Think! 2012 Spring [D2.日本史・世界史・近未来]

    Think! No.41(2012 SPRING)

    Think! No.41(2012 SPRING)

    • 作者:
    • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
    • 発売日: 2012/04/13
    • メディア: 大型本
    ●P.14 個別解を生むインサイト
    御立尚資 ボストン コンサルティング グループ 日本代表

    「経済統計で見る世界経済2000年史」 西暦1000,1500,1850の中国+インドのGDPの世界に占める割合は、50%、農業から工業化に乗り遅れ1950年で10%。今は、工業化をすすめていて、%は上がっている。一人当たりGDPが$400の農業国が工業社会の$2万へ平準化がすすんでいるため。スイス、北欧は、今$7万である。工業化+アルファの現象である。
    EconomicHistry2000.jpg
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    20120105200252775_0001.jpg
    P.97 経営参謀の思考法・行動力 第2回
    参謀の役割とジレンマ
    村田育生 村田作戦株式会社 代表取締役

    参謀の役割
    57 books in 2012

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    坂の上の雲 [D2.日本史・世界史・近未来]

    坂の上の雲 全8巻セット (新装版) (文春文庫)

    坂の上の雲 全8巻セット (新装版) (文春文庫)

    • 作者:
    • 出版社/メーカー: 文藝春秋
    • 発売日: 2010/07/15
    • メディア: 文庫

     いろいろなジャンルの本を読もうということで、以前流行って、まだ読んでなかったこの本を全8巻成田で買いました。一週間でいっきによんでしまいましたが、非常に面白かったですね。乃木将軍の采配は実はまずかったのは、知りませんでした。

    48 books in 2012


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    ALWAYS 三丁目の夕日 64 [D2.日本史・世界史・近未来]

      2005年が一作目で、今回は7年目の第3作です。舞台は1964年です。私が小学校2年の7歳の時です。
     戦後生まれの新しい時代の人たちの台頭にスポットが当てられています。そうです、この頃、近所のお姉さんがステュワーデスになり、そのお父さんより、ボーナスが高かったとか言って近所で話題になったのを幼心ながら覚えています。東京オリンピックも学校で見ましたね。高度成長の始まりです。
     

     しかし、こう昔の映像を見ると、今のベトナムと大差ないですね。あの頃の日本のGDP per Caipaは、US$1,000弱でした、今のベトナムは、US$1,300超えていますからね。

     なぜか泣けてしまいました。

     ★★★★★です。


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    勇気のしるし / リゲインのテーマ [D2.日本史・世界史・近未来]

      ついでに、こんな曲もありましたね。1988年の栄養Drink「リゲイン24」のCMのテーマ曲です。バブルが始まりだした頃ですかね。時々、これも皆で歌って元気つけやってたような気がします。

     


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    海の帝国 - Sea Asia [D2.日本史・世界史・近未来]

    海の帝国―アジアをどう考えるか (中公新書)

    海の帝国―アジアをどう考えるか (中公新書)

    • 作者: 白石 隆
    • 出版社/メーカー: 中央公論新社
    • 発売日: 2000/09
    • メディア: 新書

    ●The population in Singapore; 11K (Chinese 31%) in 1824, 52K in 1845 and 80K(62%) in 1850. Chinese were a respectable partner for British merchants.

    Mandala (मण्डल) is a Sanskrit word that means "circle". The mandala is a model for describing the patterns of diffuse political power in early Southeast Asian history when local power was more important. The concept of a mandala counteracts modern tendencies to look for unified political power, i.e., the power of large kingdoms and nation states of later history, an inadvertent byproduct of 15th-century advances in map-making technologies. In the words of O. W. Wolters who originated the idea in 1982:

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    Mandala along the seashore and Mandala on the land

    ●In the 19th century, Philippine ports were opened to world trade and shifts were occurring within Philippine society. Many Spaniards born in the Philippines (criollos) and those of mixed ancestry (mestizos) became wealthy. The influx of Spanish and Latino settlers secularized churches and opened up government positions traditionally held by Spaniards born in the Iberian Peninsula (peninsulares). The ideals of revolution also began to spread through the islands. Criollo dissatisfaction resulted in the revolt in Cavite El Viejo in 1872 that was a precursor to the Philippine Revolution

    ● Sea Asia (Asia along the seashore) and Asia on the land;     The term of  Sea Asia was Open Asia, which had a strong trading network and capitalism.  In the modern history, Britain established their colonies in these area centering around Singapore. Overseas Chinese , who were good partners with Brithish trader, also expaned their network in this area.

      After the WW2, US has established Asian regional social order connecting US and Japan,Korea,Tiwan and this Sea Asia.

    Synopsis http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1276.html

    69 books in 2011


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    日本の未来について話そう REIMAGINING JAPAN [D2.日本史・世界史・近未来]

    日本の未来について話そう

    日本の未来について話そう

    • 作者:
    • 出版社/メーカー: 小学館
    • 発売日: 2011/07/01
    • メディア: 単行本
    REIMAGINING JAPAN: The Quest for a Future That Works

    REIMAGINING JAPAN: The Quest for a Future That Works

    • 作者:
    • 出版社/メーカー: VIZ Media LLC
    • 発売日: 2011/07/12
    • メディア: ハードカバー
    •  There are several suggestion or wish to Japan to resume. I really think that Japan should restart.
    • ●変革へのギアチェンジ カルロスゴーン http://www.nikkeibp.co.jp/article/reb/20110721/278396/

    内容紹介

    世界をリードする65人が執筆
    2011年3月11日に日本を襲った東日本大震災、津波被害、そして福島第1原発問題。現在、世界中の目が日本に向けられている。日本は復興に向け動き出したが、震災以前から抱える数々の問題は依然日本の将来に影を落としている。国内政治の混乱や巨額の負債、高齢化、硬直化した教育制度と若者の意欲喪失に加え、技術や革新の分野での国際競争力の低下や外交問題など、憂事は尽きない。本書は、世界的な経営コンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーが、世界のオピニオンリーダーに日本が直面する問題について、それぞれの視点での提言を求め、それをまとめた1冊である。著者の方々はその優れた洞察力のもと、時折ユーモアも交えながら、日本への愛情に満ちた筆によって日本の過去、現在、そして最も重要な未来を描き出している。グローバル企業のCEO、ピューリッツァー賞受賞作家、ゲームクリエイター、サッカー監督、民間人校長、漫画家、建築家など、幅広い顔ぶれの寄稿者がそれぞれの視点で日本を語るというユニークな企画により編まれた本書は、いまの日本を読み解くための手がかりとなるだろう。
    In the aftermath of the earthquake, tsunami and nuclear crisis of March 2011, Japan has become a bigger part of the world’s consciousness than it has been for years. But Japan also is grappling with other problems that, over the long run, pose a much greater challenge to its national well-being than the devastation in Tohoku.... How can the country compete with a rising China? Cope with a fast-aging society? Deal with its enormous debt? Rediscover its entrepreneurial verve? Regain its position as a leader in technology and innovation? In Reimagining Japan, McKinsey & Company, the world’s top management consulting firm, asked more than 80 global leaders and experts to consider these questions. In essays brimming with insight, affection and occasional humor, the authors offer their assessments of Japan’s past, present and --most important -- future. What sets Reimagining Japan apart is the breadth and diversity of its contributors. They range from Fortune 500 CEOs to acclaimed writers (including three Pulitzer Prize winners) to a star videogame creator, a soccer coach, a school principal and a manga artist. There has not been such a comprehensive book about Japan in the past generation - and perhaps ever.

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