パワードスーツ [D2.日本史・世界史・近未来]
よく未来SF映画とか観ると未来の人は「ボディスーツ」のようなものを着けていたりします。意味がよくわかりませんでしたが、あれが人間の機能を高めるものであれば納得がいきます。
日本の高齢化は有名ですが、他の先進国も同じようなもので、今若いと言われているアジアも2,30年遅れて同じような高齢化に進むと言われています。
さて、人類が100歳くらいまで生きられるようになると、筋肉の衰えなど様々な機能低下に直面します。身体の機能低下により彼らが労働人口から離脱していくと、ただでさえ、世界人口は、今の69億人から2100年には、100億人になるわけなので、人類は社会を支えていけなくなります。
そこで、技術革新が必要となってくると思われます。そこで、人間の機能を支えてくれるパワードスーツの登場になるわけです。
ここらへんは、今、二つの分野で技術革新が始まっています。
一つは、軍事上の理由からです。
上の写真は軍事関係のEXPOで登場した韓国製のパワードスーツのデモです。まだコンセプト段階かもしれませんが、サムスンなどはこの分野に参入し始めているようですし、アメリカなども当然開発中でしょう。
もう一つは、高齢者用ですね。
これは、ホンダの「歩行支援ロボット」です。
トヨタもやっています。
パナソニック
これは、本格的です。筑波大学発ベンチャー「CYBERDYNE株式会社」(サイバーダイン) がロボットスーツHAL
当然ながら、ロボットビジネス推進協議会などをつくって政府も支援しています。
現在7,000億円を超えるロボット市場の大半はFAなどの産業向けです。経済産業省は、現状わずかな医療介護向け市場が、ロボットスーツの普及などで2025年に市場全体で約9,000億円に伸びるとシナリオを描いています。
私が、こういうサポートがいるような歳になった時は、いろんなブランドのパワードスーツがいろいろな機能を盛り込んで売られるようになるのでしょうね。「そのスーツどこのブランド?」なんて、街で会話するようになるのでしょう。
これはこれで結構楽しそうです。
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