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10年でプロになる10,000時間の法則 [人事2-コンピテンシー・イノベーション]

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  Andres Ericssonという米国の学者が30年以上Elite Performanceの研究した結果しており、90年代に、ドイツのバイオリニストのアカデミーで、世界一流になった人のグループの8歳から18歳までの10年間の自己練習時間は、7,410時間(2時間/日)、そうでないけど、かなりのレベルになったグループは、5,302時間(1.5時間/日)、それより低いレベルのグループは、3,420時間(1時間/日)だったそうです(皆、同じ先生に指導を受けた)。

天才!  成功する人々の法則

天才! 成功する人々の法則

  • 作者: マルコム・グラッドウェル
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/05/13
  • メディア: ハードカバー

  これは、10年間、10,000時間の法則と言われるやつで、毎日2時間44分何かに10年打ち込めば、その道の天才になれるそうです。ビルゲイツしかり、ビートルズしかりだそうです。

  ブラジルのストリートサッカーやっている子供や、ケニヤで学校まで走っている子供たちは、まだ子供の頃に、この10,000時間を達成しているので、ほかの国の人に比べてワールドクラスのプレーヤーになるのだそうです。

  これは、ビジネスの世界にも当てはまるそうです。でも5,000時間くらいであきらめる人が多いそうです。Fortune500のCEOクラスだと20,000+α時間くらい必要ではないかという事です。

  よく、Executiveの中にMBAを取得している人がいますが、その時の勉強はかなりハードらしいです。仮に一日平均10時間だとすると、2年間で、7,000時間くらいになります。日本人の英語習得時間は、学校卒業後、最低1,500時間必要と言われています。毎週本を1冊、10年間読むと10年で、500冊です(100冊である分野のプチ専門家になれると言われているので、500冊だと5分野の専門家になれるということ)。これで2,000時間です。全部合わせて10,000時間ですね。

  新入社員で入社して、最初の10年間で、これくらいやれば、会社で立派に成功するでしょう。という事は、だれにでもオポチュニティはあり、極めて「平等」だという事ですね。IQではないと。

  よく「修羅場経験が、有効だ」とか言いますが、その時に集中して学習するからでしょう。よって、トータル学習時間が早く10,000時間に達するということなのかもしれません。

  別に、子供の時や入社したての若い人だけに当てはまる法則ではないと思います。中年になっても人より10、000時間何かに没頭すれば、その道のエリートになれるのだと思います。下記URLはその例ですよね。

 「一寸先は光」、まず一歩踏み出す 作家・桐衣朝子さん

  毎日、2時間44分間くらいだったら、スマホでFBやTwitterしてたり、毎日TVを見ている時間を総合すれば、そのくらいになるかもしれませんね。

  ちなみに、1年間150時間走ると、1年で、フルマラソン完走できます。


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