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オヤジからナイスミドルへ (体型) [C2 ブログ(書き)]

  1999年の国民栄養調査によると、日本人の40代男性で「肥満」の割合が初めて3割を超える一方、脂肪エネルギーの取りすぎを自覚している男性は2割にとどまっていることがわかりました。高血糖を健康問題としてとらえているのは男性で4人に一人、女性は八人に一人。健康を気遣う人が増えているものの、生活習慣病につながる危険信号を実際に自覚している人は意外とすくないという結果だったそうです。

  人間の基礎代謝は、四十歳を過ぎた頃から、減り始めます。たとえば、食事の量が、二十代や三十代と同じくらいの量をとっていたとしても、太るということになるのです。よく、中年になって、「食事の量は増えてないのに、太ってしまう。」と疑問に思われている方もずいぶん見かけますが、理由は、基礎代謝の減少にあるのです。  肥満は、成人病の一番の原因になることは、皆さんもご承知の通りであり、糖尿病を代表とするいわゆる「生活習慣病」というものです。戦時中は、「糖尿病」というのは、ごくまれであり、日本が豊かになった結果として現れた、なんとも皮肉な現代病であります。  

  太っても、すぐ糖尿病になるわけでもありませんが、身体には、確実に影響を与えており、様々な症状が少しずつ進行していると思って、まず間違いありません。二十代の体重にもどせば、確実に身体は元気になり、何をするにしても、ポジティブになるでしょう。 

   また、見た目も、すごく違います。お腹が、出ているのが「オジさん」の代名詞になっていることからもわかります。   毎年、スーツを何回買い換えていますか、特別にオシャレな方を除いて、多くて、買い増しの一着くらいではないでしょうか。太ってくると、まだ、着れるスーツもウエストが入らなくなり、毎年、買い換えなくてはいけなくなってしまいます。お洒落な人と同じ、衣料費をかけて、毎年同じような服を着ているのも、何とも割に合わないことです。 

  さて、「そんな事はわかっているのだが、痩せれない」とお嘆きの方もいらっしゃるでしょう。女性は、いろいろな雑誌などで、「ダイエット特集」など組んでいるので、かなり意識があるようですが、男性は、周りもそうだし「中年だからしょうがないな」と思い、ずるずるとほっている人をよく見掛けます。  体重の増減は、食事の量(摂取カロリー)から基礎代謝+運動量(消費カロリー)引いた数値で求められます。ここでは、詳しい話は、省きますが、要は、食事を制限するか、運動量を増やすかです。  多分、両方を同時進行で行うのが、一番無理がない方法だと思います。

  ポイントはどちらにウエートをおくかです。女性は、雑誌などをみるとどちらかというと、食事のほうにウエートがかかっているようです。男性は、付き合いや夜、飲みにいってストレスを発散させるかたも大勢いらっしゃるので、食事制限のほうより、運動のほうに、ウエートをかけられたほうが、男性らしい気がします。特に、学生時代、運動をしていた方は、やりやすいのではないでしょうか。 

  まず、大事なことは、無理をしないで気軽に考えることで、とりあえず、歩きましょう。これが一番てっとりばやいことです。お金もなにもかかりません。時間がないとおっしゃるかたは、通勤を利用しましょう。まず、到着駅の一つ前の駅で降りて、会社まで歩きましょう。帰りも、一つ前の駅で降りて歩いてみましょう。これでしたら、別に、たいした時間もかかりません。普段、見ない光景もみれたりして、結構、楽しかったりします。これに慣れてきたら、次は二駅前、三駅前とするわけです。今は、かっこいい万歩計も売ってますので、よく言われる「一日一万三千歩」をクリアーしてみるのもおもしろいですよ。身体の脂肪は、まず血液にある脂肪が使われ、内臓にある脂肪が使われるのは、歩き出して、約二十分後です。よって、続けて二十分歩くことを意識してください。 

   私もこれをやって、最後は、会社まで、5.5kmを軽く歩けるようになりました。  こうやって、身体を動かし出すと、昔、運動をやっていた感覚がもどってきまして、自分が活動的になってくるのが実感できます。また、通勤鞄をリュックのように背負えるタイプのものにしたり、靴もビジネス用のデザインのウオーキングシューズにすれば、快適になります。夏は、汗をかくので、着替えを鞄の中に入れておいてもいいですよね。 

  ここらへんまできたら、身体もだいぶ気持ちよくなりますし、気力も充実してきますので、本格的に痩せましょう、そこでやることは、自分の理想(二十代)の体重を決めるということです。これを目標にして、そのために、何をやるかを決めるわけです。学生時代やっていた野球やテニスなどを始めるのもいいでしょう。ただ、学生ではないので、毎日、テニスをするわけにもいかないので、せっかく始めたウオーキングは続けましょう。私は、通勤ウオーキングを通勤ランニングに変えました。また、当然、ダイエットの意識もたかまってくるので、ここらへんのことが書かれた雑誌を読めば、非常に参考になります。  これで、体重が激減します。


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オヤジからナイスミドルへ [C2 ブログ(書き)]

  「地震、雷、火事、親父」と言われるように、「親父(おやじ)」とは、恐い存在と言われてきました。今、「おやじ」と言うと、「オヤジギャグ」「スケベオヤジ」などと、とにかく、「きたない」、「ダサイ」中年の代名詞のような使われかたをしています。  

   また、「中年」とは、本来、読んで字の如く、「年齢的にちょうど真ん中の歳」のはずなのに、「中年」というと、何か人生が終わりに近づいてきた人のようなイメージがあります。  確かに、町でその年齢の人を見かけますと、「中年太りした、ダサイ」人が多いように感じるのは、私だけではないでしょう。  「中年」の字の如く、「まだ人生の真ん中」ですので、生き生きとした中年になり、人生の後半戦をしっかり生きないといけません。  そこで、ここでは、「生き生き」生きるための、と言うと、少々大袈裟ですが、ナイスミドルになるちょっとしたヒントのようなものを書いてみたいと思います。


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パゴタの秘密(7) [C2 ブログ(書き)]

===ミャンマー、カレン族の村=====

六月、毎年、この月、タイやミャンマーは、仏教の正月を迎える。別名「水かけ祭り」と言われており、町中で水をかけあって、正月のお祝いをする。道路にある消火栓を開け、ホースで水をぶちまける者もいる。

6月14日、プーリは,チースらの警護のもと、町に出て、村人と一緒に、正月を祝っていた。当然、彼らも水びたしである。

午後2時、もっとも温度が上がった時、湿度は、祭りの水も加わり、100度に達した。

「…・!」

祭りのせいで、ほとんど無音のまま、チースの眉間は打ち抜かれた。

チースが倒れてから、人々は、プーリが、親衛隊の中で、またしても眉間を打ち抜かれて、死んでいるのを発見した、、、、、、、、。

THE END






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パゴタの秘密(6) [C2 ブログ(書き)]

=====ドイツ、ニュルンベルグ======

ゴルゴは、狙撃に特殊弾を使うことにした。こういう時にいつも使う、特殊兵器屋をたずねた。

人の身体を貫通し、その後もまだ、殺傷能力がある特殊弾を注文していたのだ。

「だんな。できましたが、頭蓋骨を打ち抜かないと、次ぎのターゲットに殺傷能力を持ったまま、届きませんよ。」
と兵器屋が言った。

また、脳外科医もたずね、人間の頭蓋骨を貫通するときに、弾道を屈折させる方法を聞いた。

湿度が100%近いとき、人の頭蓋骨が、水分を吸収し、膨張する。その場合、45度の角度で、弾道が屈折することが、可能であるが、正確に、眉間にマイナス10度の角度で、弾をいれないと不可能であることを説明してくれた。

また「地球上で、湿度が100%になる気象はないので、論理的には、可能であるが、現実には、不可能である。」と付け加えるのも忘れなかった。


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パゴタの秘密(5) [C2 ブログ(書き)]

===シャー族の村===

密約には、側近がいくことになったが、英語の堪能な、通訳が必要であったため、チースがその任をうけることになった。

いや、すっかり、プーリのやり方を信奉し、尊敬するようになったチースは、自分が一番、英語ができるとむしろ買ってでたほうである。

彼女には、大まかな密約の内容が教えられた。最初、少し驚いたが、
「自分のためにやったことが、結局、村人のためになれば、それでよくて、その後、自分の事だけを考えて何が悪い。そのほうが、みせかけだけの民主主義より、はっきりしてていい。」

と思うようになってしまった。

===タイ、バンコック=======

CIA調査員のとった、一枚の写真が、タイのビンタン王のもとに届いた。それは、プーリの親衛隊の写真であるが、その一人に、チースがいたのである。

「なな、なんと…。」

彼女は、カヌー冒険旅行に行くといったまま、行方不明になっており、既に、他のもの一緒に、死んだと思われていたのだ。

なんとしても、プーリを抹殺したいアメリカは、このミャンマー軍政府の軟弱なやり方が、気に食わなかったが、西側の国でもないミャンマーの内政には、口出しできなかった。

そこで、CIAをミャンマーに送り、いろいろ調査させたところ、やっと、タイの王族の娘がプーリの親衛隊におり、プーリの身の安全を保障する密約のメッセンジャーになっていることをつきとめたのである。

タイとしては、隣国、ミャンマーとの関係は微妙であり、タイがシャー族を援助ことなど絶対ありえないことである。ましては、王族が関係しているとは、、、。ましては、アメリカがそれを察知して圧力をかけてきている。

「どうしたものか、、。」ビンタン王は、側近に相談した。

最上の方法は、チースをタイへ連れ戻すことでる。しかし、プーリの親衛隊になっているということは、プーリを信奉していることである。そうであれば、あの奔放娘をタイにとどまらせるのは困難である。プーリが生きている以上、また戻ってしまう。いや、プーリが死んでも、シャー族のために戦うかもしれない。

側近のひとり、カムリがいった。

「プーリもろとも、チースを殺す以外方法はないのではないでしょうか。」

チースは、もともと死んでしまったとタイの肉親は思っている。生きているのは、ブピオン王と側近達だけである。
もう一人の側近チャドラが言った。

「アメリカのCIAですら、プーリの暗殺はできなかったのに、だれができるというのだ。」

カムリがい言った。

「世界に一人だけいます。」

カムリは、つてをたより、ゴルゴ13に連絡をとった。プーリとチースを暗殺すること。プーリとチースのいる親衛隊は、いつも一緒にいること、プーリは小柄で、親衛隊に隠れて全く見えないこと。例のCIAが撮った写真も一緒に添えた。報酬として、スイスの彼の秘密口座に10万ドル振り込んだことも。


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パゴタの秘密(4) [C2 ブログ(書き)]

===シャー族のプーリの執務室===

極秘でミャンマー政府の密使がきていた。

「それで、その交換条件はなんだ。」

いつもの善良そうな顔とは、全く別人の狡猾そうな顔に変わっていたプーリは言った。密使は、パゴタの中のスカッドミサイルの撤去を要求してきたのだ。

「プーリ王とその側近の方の身の安全の保障および、100万ドル以上の現金などです。」

と密使が言った。

最近は、麻薬もアメリカの「撲滅運動」などで、需要が頭打ちになっており、もうからなくなってきていた。今までは、村人をうまく働かせるために、村作りに金を回しても、まだ、私腹を肥やすには、有り余っていたのが、最近は、全て村作りで「儲け」が、飛んでしまうという状況であったのである。

「条件の詳細をつめないといけないな。」

プーリは、ミャンマーの中東部のある村で、密約を結ぶことを提案した。また、その際、シャー族とビルマ族では、言葉が違うので、英語でやることにもした。


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パゴタの秘密(3) [C2 ブログ(書き)]

====ミャンマー、シャー族の村====

ふと目を開けると、彼女は、「日食」のような黒い大きな目をした、男の子が彼女を心配そうに覗いているのが、見えた。

「ここはどこ?」「私の友達はどこ?」

と聞くと、子供は、だまって走り去り、母親らしき女の手をひいてきた。その女は、

「気が付いたの?」

と妙なアクセントでいった。

そのアクセントから、彼女は、ここはタイではないなと思った。アクセントから、ここは、三角地帯のもう一つの国、タイ語とよく似ているラオスでもない、残る、もう一つの国、ミャンマー側にきたのであろうと思った。

とにかく、意識は取り戻したが、打撲が激しく、動ける状況ではなかったので、しばらく世話になるしかなかった。彼女の一行は、全員、あの悪魔の口に食べられてしまっていたのが後でわかった。

彼女は、身長は170cm,体重は、60kgと男性と同じくらいのがっしりした体格をしており、冒険好きよろしく、格闘技もやっており、回復はきわめて速かった。言葉も覚えてきた。元々アクセントは違うが、似たような言葉なので、こつさえ掴めば、母国語と同じくらいのスピードで話すことができた。

2週間もたつと、この村の状況もよくわかるようになりだし、ここが、うわさにきいていた、シャー族の村で、この村の生計は、「ケシ」栽培で成り立っており、例のプーリの組織がそれを買い取るという仕組みができあがっていることがわかった。政府下に入っていないので、電気も水も自前で調達する仕組みになっている。

麻薬王プーリが、この事実上の自治区の指導者となっており、病院、学校、全ての社会インフラを整えている。

よって、村人は、この麻薬王を神様のように崇めており、犯罪もなく治安のいいすばらしい「国」となっているのであった。

チースは、タイで聞いていた、この地帯のイメージや、麻薬王プーリのイメージが、事実と全く違うこと驚愕した。

タイも王制をとっており、彼女その一員であるが、政治に直接関与する王というのは、本来こういうものであると思った。

そんな時、救われた家族の長女、シールと話すきっかけがあった。

「あなたも、「ケシ栽培」をしているの?」

「いいえ。教師だったのよ。それでね、、、、。」

彼女は、学校の体育の教師をしていたのであるが、チースと同じく、長身で体格もよかったので、プーリの親衛隊の一員となっていたのである。

プーリの親衛隊とは、リビアのカダフィ大佐の親衛隊と同じく、屈強な女性だけで構成されており、始終、プーリの周りに円上に囲むように警備して、プーリの身の安全を保障する、文字どおりのボディーガードである。しかも、なぜか皆、美人ばかりである。

プーリは、背が非常に低いので、彼女らに取り囲まれると全く外からは、見えなくなり、プーリの命をねらうスパイナーを困らせていたのである。

「あたなたも、体格いいし、格闘技の経験もあるなら、親衛隊に入らない?」

とシールが言った。

この村は、電話などの通信手段は、なかったので、タイに彼女の消息を連絡する方法はない。たとえ連絡できても、今回のような大事件を起こしたので、ただでさえ、勘当寸前のチースには、すぐタイへ戻る気はなかった。根っから冒険好きの彼女には、この話がすごく興味があり、まじかで、プーリの政治活動なども見れると思い、入隊することにした。

いくつかの、実技試験を受けた後、彼女には、さほど困難なものはなかったが、チースは、入隊を許可された。

プーリは、「麻薬王」の名前からは、想像もできないほど、こじんまりとした善良そうなおじさんであった。しかも、やっていることは、政府軍との戦いより、この自治区の政治であり、橋の土木現場の視察や、自家発電所の視察など、国中をあちこちと精力的に動き回っていた。当然、彼女たちも、彼と行動をともにするので、チースも自治区中を移動する毎日であった。

ミャンマーは、敬虔な仏教国であり、この地方も同じであった。パゴタは、この地方にも大小合わせて、数百はあった、その大型のパゴタ、数十塔に、実は、対ミャンマー政府にたいする攻撃のためのスカッドミサイルが仕組まれていたのだ。プーリが発射ボタンを押すと、ミャンマーの主要都市が全て壊滅できるほどのものであった。パゴタの中に隠れているので、村人は知らないが、ミャンマー政府の上層部は、知っていた。よって、カレン族を武力鎮圧が現在のところできず、プーリは、政府軍のことは、気にしないで、国政に没頭できるのである。

先に話したように、アメリカにとって、このプーリは、「アメリカを毒する人物」であり、なんとしても、この「ケシ栽培」をやめさせなくてはならない。そのためには、プーリを抹殺しなければならなかった。そこで何度もCIAを送り込んだが、彼らの防御は、半端ではないし、その防御網を突破できても、最後には、親衛隊の文字どうりのボディガードにはばまれ、親衛隊の一人を暗殺したことが一度だけあっただけで、プーリの姿をとらえることすらできなかった。


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パゴタの秘密(2) [C2 ブログ(書き)]

====タイ、メコン川上流====

199X年、6月、タイ、国王の一族のひとりであるチースは、アメリカ留学から帰国後、民主主義体制の限界、また、王制などに疑問を感じてきた。また、生来、冒険好きで、政治に関わるより、冒険旅行をやっては、国王一族より、ひんしゅくをかっていた。

そしてまた、彼女は、友達と、ゴールデン トライアングル地帯を流れるメコン川をカヌーで下る冒険旅行をやっていた。

数日後、タイ特有の激しいスコールにより、河は氾濫し、彼女らのグループのカヌーは、すごいスピードで河に飲み込まれていった。

その時、川沿いの山が水の重みにたえきれず、「ゴオー」という音とともに、一気に崩れ出した。

「危ない!」という声を出す間もなく、彼女らは、その悪魔の口のような土砂の中へ、飲み込まれていった。


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パゴタの秘密 (1) [C2 ブログ(書き)]

この物語は、フィクションであり、実在する人物、団体などとは、一切関係はありません。

インドシナ半島。世界情勢の中で、あまり重要でないこの半島が、にわかに重要になってきたのは、1985年、ソ連の崩壊により、事実上冷戦がなくなった頃からである。

冷戦後、アメリカにとって脅威のある国は、中国をおいて他にない。「天安門事件」で見せた中国の危険性、その後も続く中国経済の肥大化に脅威をいだいたのは、アメリカのみならず西側よりの東南アジア諸国である。

よって、冷戦後、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、台湾、フィリピン等の諸国の軍事費は、著しく上がっていくという皮肉な結果になってきた。アメリカも、中国が脅威になってきたとはいいながら、その影響で、アメリカの基幹国家産業である軍事ビジネスに好調になるという、よきにつけ、あしきにつけ、アジアの情勢は世界的に重要となってきている。

そんな中、インドシナ半島の国々は、タイを除いて、どちら側というわけでもなく、国力もなかったので、さほど関心をよんではなっかた。あえて言えば、これらの国々は、中国と西側諸国の緩衝地帯になっているということであった。

1995年、アメリカは、ベトナム戦争以来、国交を断絶していたベトナムと国交を樹立し、IMF援助、ASEAN加盟という甘い言葉のもと、西側の一員にした。

ラオスは、ほとんど山岳地帯ばかりの貧しい国であるが、タイとの交流が密で、どちらかというと西側ということになっていた。

最後に残ったのが、旧ビルマのミャンマーである。中国にとっては、インド洋へでられる海へのルートが、ミャンマーと協力体制をとると可能になるし、アメリカや西側東南アジアにとって、ミャンマーが西側につけば、東南部のアジア地域から「封じ込み」ができるということになるので、重要なポイントとなるのである。

ミャンマーは、「鎖国政策」をとっていて、東でも西でもなく、しかも、軍事政権という特異な政治体制をとっていた。

また、この国は、数十の人種からなり、北と南では、言葉も習慣も違うという複雑な状況で、タイやラオスの国境付近には、カレン族、シャン族などの部族がおり、しかも、半独立をとっており、ミャンマー政府の支配下に入っていないという複雑な国である。

政府の監督下に属さないので、ケシの花を栽培し、あの有名な麻薬王プーリを生んだのもこのラオス、タイ、ミャンマーの国境が接する魔の三角地帯「ゴールデン トライアングル」のシャー族である。ちなみに、ミャンマー政府は、ビルマ族中心である。

シャー族は、麻薬を売った資金で、自衛軍をつくるという構図ができているので、ミャンマーは、多大な軍事費をこのために支出している。よって、国の近代化のためには、早急な統一国家の樹立が急務であった。

アメリカとしては、軍事的にも、ミャンマーを西側に取り込みたい。そのために、まず、国を統一させたいということと、もっと重要な事、つまり、アメリカ国内を悩ませる「麻薬」の根元を破壊するのは、ミャンマー政府よりも、切実であった。

隣国、タイにとっては、国境地帯が、ミャンマー政府の支配下ではなく、反乱軍の支配下になっているので、難民のミャンマーからの流入は、国境地帯の治安の悪化を招き、頭を悩ます問題であった。

よって、ミャンンマー政府のみならず、特にアメリカ、タイ、東南アジア、中国にとって、麻薬王プーリの率いるシャー族の鎮圧は、非常に重要なことなのである。

ところで、そんな他民族のミャンマーを精神的に統一しているのが「仏教」である。国々のあちらこちらに数千のパゴタ(仏塔)が立ち、町には、僧侶が托拝をしているのが、いつも見られる光景で、ミャンマー人であれば、皆、成人したら、数年に一度、頭を丸め、寺にこもることも習慣化している。

タイは、王制をひいており、ビンタン王のもとに、全てが統一されており、ここもまた敬虔な仏教国である。その精神的な頂点にたつのは、国王であり、その国王一族は、タイでは、絶大な力を持っている。


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パゴタの秘密 (前文) [C2 ブログ(書き)]


これは,ビックコミックの「ゴルゴ13シナリオ懸賞」に応募した作品です。シナリオなど書いたことがないので、ほとんど小説風のシナリオになってしまいました。よって、結果は落選。しかし、総合批評に「シナリオ形式になっていなかったので、選考の対象にはいれなかったが、優れた作品もあった。」というコメントをこの作品であると勝手に自分で思っております。
 舞台は、旧ビルマの「ミャンマー」。この国には、20回くらい行ったと思う、物語は、当然フィクションだが、麻薬王がいたのは事実であり、いろんな背景は、ほとんど真実です。


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Uemura's World Home Page スタート [C2 ブログ(書き)]

プレゼンテーション1.jpg

http://www002.upp.so-net.ne.jp/UEMURA/

今日から、ホームページを開設することになりました。アドビのPageMill

を使っています。会社の研修が役にたちました。


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