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Book & CVS [D5.マーケティング]

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  私の高校の同級生が社長をしている書店が、セブンイレブンと提携して、両者を合体したBook & CVS(Convenience Store)という新しい形態のお店を昨日オープンしました。プレス発表文

 これは、面白い試みですね。それぞれのお客さんが「ついで買い」をしそうです。

 さて、この他にスターバックスのような店も書店とコラボするBook & Cafeなる形態もあります。大崎の店には何度か行きましたが、確かにコーヒーを飲みに行ったのに、本をついつい買ってしまいました。

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 しかし、書籍ビジネス業界は厳しいようです。市場は1996年をピークに減少し続けています。電子書籍市場は伸びていますが、現在は700億円ちょっとで、全体へのインパクトには大したことはありません。

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 ネットが普及してくると伴に、書籍離れが進むということなのでしょうか。少子化も影響しているでしょう(2004年から人口減)。

 書籍ビジネスには、何回かイノベーション的な波がありました。

 オーディオブック・ビジネス;1980年代後半、カセットブックが流行した。

 新古書店(ブックオフ)ビジネス:1990年設立。全国に1093店舗(2009年3月現在)。海外店舗12店

 電子辞書(フルコンテンツ型)登場:1990年ソニーのDD-1発売。内蔵辞書の種類が増えていった。

 百科事典ビジネス:1997年マイクロソフト「エンカルタ」発売(2009年終了)。2001年、ウィキペディア(Wikipedia)発足。

 eコマースビジネス;1995年、アマゾン設立。2000年、アマゾンジャパン設立。

 電子書籍ビジネス;2007年、Kindle発売(2012年日本)。

 当然、一番大きな波は、eコマースと電子書籍ビジネスですね。しかし、これで、一人あたりの読む書籍の数が増えたかというとそうでもなさそうです。既存の書店ビジネスをくっていってしまったようです。しかし、このビジネスは確実に付加的な価値をつけたのですが、それで需要が増加するというところまでは残念ながらいってないようです。

 そもそも皆、本を読まなくなってきているので、それを読むようにするには、どういう仕掛けが必要なのでしょうか?考えられることは、全て、アマゾンがやっているような気がしますが、、。


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