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大企業のホワイトカラーのキャリア [人事4-キャリアプラン]

大企業のホワイトカラーのキャリア―異動と昇進の実証分析

大企業のホワイトカラーのキャリア―異動と昇進の実証分析

  • 作者: 八代 充史
  • 出版社/メーカー: 日本労働研究機構
  • 発売日: 1998/02
  • メディア: 単行本

ちょっと古すぎましたね。

90 books in 2014


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毛沢東の私生活 [D2.日本史・世界史・近未来]

毛沢東の私生活〈上〉 (文春文庫)

毛沢東の私生活〈上〉 (文春文庫)

  • 作者: 李 志綏
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 文庫

 毛沢東の主治医を22年間もやった人物が書いた毛沢東伝記です。素直に面白かったです。よく「革命家は革命が達成された後は用無しになる」と言われます。つまり、革命を起こすのと、革命後、国を作るのと能力が違うということなのです。

 毛沢東がこの本の通りの人物であるなら、彼もこのジレンマにまさにはまっています。彼は、農民の代表であり、労働者の代表です。偉くなってもそのスタンスは変えません。そして、過去から学ぼうと歴史書をいつも読む勉強家でもありました。しかし、国を豊かにするための経済や科学にはとんと無知で、それを専門家に学ぶまたは任せることはしませんでした。

 そして、悪名高い「大躍進」や「文化大革命」をやって、民を大量に飢えさせ中国を20年は後退させた張本人になってしまいました。

 それは、資本主義や共産主義という政治形態のためではなく、一人の人間に権力が集中し、そのためにその本人が一番恐怖で怯え、仲間を粛清していくという独裁のジレンマにはまってしまったからです。なので、毛沢東は死ぬまで多量の強い睡眠薬と夜を伴にする若い女性が必要だったようで、ストレスは半端ではなかったみたいです。

 毛沢東の四番目の妻の江青もそうとうあくの強い女性だったようで、主席の権力の傘を使って相当好き勝手に政治に絡んだようです。副主席まで粛清されるのは異常ですよね。最終的には、主席亡き後、逮捕され、その後自殺したそうです。権力というのは、使い方を間違えると簡単に人間を狂わせるのですね。

●高齢になっても河で水泳をしていた。

●内戦で中国共産党が勝利をおさめられたのは日本のおかげだと毛沢東は考える。1930年代に日本が中国に侵攻しなかったならば、日本の侵略者に対し共産党と国民党が共闘を組むようなことはなかったろうし、また共産党は脆弱すぎてとうてい権力の奪取などかなわなかっただろう。共産党からすれば、日本の侵略は悪事が善事に変換したのであり、むしろ感謝しなければならないとした。

●台湾が米国に原爆を中国に投下するように望んでも、毛沢東は、中国は核戦争で一千万の人命を失っても困らないと言い張っていた。ソ連は中国を核の傘下に入れたかったので、核開発を中国にさせたくなかったが、毛沢東はソ連の参加なぞに入る気はさらさらなく、原子爆弾を開発しようとしていた。

内容(「BOOK」データベースより)

「もし私が殺されてもこの本は生きつづける」の言語を残し、著者は本書が発売された3カ月後、シカゴの自宅浴室で遺体となって発見された。また北京政府は「事実無根の書」として、事実上発禁扱いにした。が、地下では密かに熱心に読まれている、と言われている。現代中国史はこの本の刊行で、見直されなければならないだろう。
88,89 books in 2014

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