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菊と刀 [D2.日本史・世界史・近未来]

菊と刀 (光文社古典新訳文庫)

菊と刀 (光文社古典新訳文庫)

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/10/20
  • メディア: Kindle版

この本は、著者が日本に行ったことがないなど批判も結構あるそうです。しかし、よく分析されているなというのが率直な感想ですし、訳もうまくされていると思いました。「恥」や「義理」に関して、ここまで深く考えたことはなかったですね。

●日本人の人生の曲線はアメリカとは逆の形を描く。日本で最大の自由と我儘が許されるのは、曲線の両端に位置する乳幼児と老人である。子供はある年齢に達するとしつけの仕方を一変させ、急に厳しくなる。あれをしてはいけない、これをしてはいけないとしつけられる。

内容紹介

恥、義理、恩、礼節――日本人が忘れてしまったものはなにか? そして依然として日本人を突き動かしているものはなにか? 第二次世界大戦中、米国戦時情報局の依頼を受け、日本人の気質や行動を研究した文化人類学者ベネディクト。日系人や滞日経験のある米国人たちの協力を得て、日本人の心理を考察し、その矛盾した行動を鋭く分析した。ロングセラーの画期的新訳。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ベネディクト,ルース
1887‐1948。アメリカの文化人類学者。ニューヨーク市生まれ。生後間もなく、はしかのために片耳の聴力を失う。1914年、生化学者のスタンレーと結婚。その後、推理小説や女性活動家の伝記の習作に取り組むが、出版には至らなかった。1921年コロンビア大学の大学院でフランツ・ボアズらから人類学を学ぶ。同大学の非常勤講師を経て、1937年准教授になる。1943年戦時情報局に勤務し、1946年『菊と刀』を出版。死の2カ月前、正教授に任じられた

角田/安正
1958年生まれ。防衛大学校教授。ロシア地域研究専攻。在ロシア日本国大使館専門調査員を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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87 books in 2014

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