ライフサイクル・イノベーション [人事2-コンピテンシー・イノベーション]
ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション
作者: ジェフリー・ムーア 出版社/メーカー: 翔泳社 発売日: 2006/05/16 メディア: 単行本
「タイガーウッズにコアとコンテキストの間でどのように時間配分をすべきか問われたら、あなたはどのようにアドバイスをするだろうか?。
「自分の時間をすべてコアに集中させて、コンテキストは誰かを雇って任せればよい」
と助言するだろう。だが、ウッズが反論する。
「僕の収入の90%はコンテキストからのものなんだ。コアからではない。それでもコンテキストには時間を使うなというのかい?」
あなたは自信を持って言うだろう。
「もちろんだ。コンテキストから得た収入で、よりコアにフォーカスすべきだ。それが最終的に最も効率的な道だ」フォーカスと優先順位、これが差別化のためのイノベーションの課題だ」
理想的にはそうだが、現実はこうならない。
内容紹介
キャズムを越え、トルネードに乗り、成熟市場で企業が陥る「成功という惰性」に打ち勝ち、企業が成長し続けるための適者生存のイノベーション戦略!
グローバリゼーション、規制緩和、コモディティ化が至るところで影響力をもたらし、企業がイノベーションを起こさなければならないという圧力が高まっている。
◆自社のコア・コンピタンスがもはや差別化要素でなくなった時に何が起こるか?
◆新しい領域に経営資源をシフトするためにはどうしたらよいか?
◆イノベーションに抵抗する慣性力にどう対応すべきか?
◆組織のエネルギーをイノベーションに振り向けるためにはどうしたらよいか?
本書はこれらの問いに答え、どうすれば企業が永遠に進化を継続できるのかについて論じる。
具体的には14種類のイノベーションについて論じ、それらをどこに、いつ、どのように適用していけば企業が生存競争に勝ち抜けるのかを示す。自然界の生態系と同様、市場においても自社の状況に適切なイノベーション・タイプを選択し、競合他社との十分な差別化を実現できるよう活用して、それぞれの市場セグメントで成長していけることを解説する。テクノロジー企業を中心とした100社を超える事例をもとに、成熟市場でもイノベーションは可能であることを提示する。
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