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日本カルチャーの海外への浸透 ~女子力の強さが海外へも~ [D1.政治・経済・社会]

 昨日、吉本興業の企画、大阪府後援の「日本女子博覧会」なるものがありました。女子を中心としたJ-POPカルチャーの博覧会です。今、J-POPカルチャーの海外への浸透は半端ではありません。

 今の、J-POPカルチャーの代表的な独特の「女の子ファッション」「アニメ」「コスプレ」などは、原点は、80年代の原宿文化でしょうか。「竹の子族」グループが週末の代々木公園で竹の子ファッションという非常に奇抜なコスチュームで踊っていました。どちらかというと暴走族から発生した軟派集団のような始まりだったと記憶しています。

 それが、だんだん踊りはなくなり(パラパラとは一時的に流行ったが)、ファッションだけが進化していきます。頭髪を茶色に染め(茶髪)、マニュキュアを塗り、日サロに行って顔を黒くし(顔グロ)、スカートの丈を短くするという制服姿も登場します。いわゆる「制服ファッション」です。これは、多少地味になりましたが今でも続いています。

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 休日は、というと「ロリータ・ファッション」と言われる幼児性を追求し、少し性的倒錯感もあるようなファッションが流行り始め、今でも続いています。

 この「制服ファッション」、「ロリータ・ファッション」、「アニメ。ファッション」はコスプレとして、海外で今かなり流行っています。欧米でもアジアでも流行っているので、地域性はないようです。この普及のバックボーンにあるのが「漫画」の存在です。

 日本の漫画は海外のそれと比べるとストーリー性があり、深い内容だそうで、若い人たちにかなりの支持を受けています。その中に、上記のファッションも自然ともちこまれているようです。

 原宿でスカウトされ、読者モデルとして活躍していたキャーリー・パミュ・パミュが18歳でデビューし、20歳でWorld Tourをする人気をつかんだのもこの日本の独特な文化を非常にわかりやす形、彼女の言葉を借りるなら「KAWAIIをArtで表現でできた」からでしょう。

 海外の若者の反応は、普通と違う所に先進性(Future)を感じると言っています。そこがCoolなのだそうです。彼女は、自分をアーティストだと自負しており、ファッションから舞台構成など、チームと一緒にアイデア出しをしているそうです。

 

 私は、この現象は、日本が今まで、四半世紀、日本で培ってきた若者女子文化が、ネットなどの技術革新の助けも借りて、最近海外に溢れ出したのだろうと思います。多少、性的倒錯感もあったファッションやアニメなどとというどちらかというと日本では、「日陰の存在」だった文化が、海外で流行るとは、「ユニーク(独特)」ということを世界が求めているのでしょうかね。少し、複雑な気もします。そして、それら大半が、女子の力によるところも面白いと思います。

 私はもう一つ、J-POPカルチャーとして、日本が世界に誇れるものとしてあげたいのが、「お笑い」です。日本では、TVでいつもお笑い芸人の出ている番組を放映していて、その芸人の数は半端ではないですし、世界中の中でも一位だと思います。よって、このカルチャーが海外の若者に受けてもおかしくはありません。

 ただネックは、「言葉」です。おそらく、ほとんどの芸人は英語がしゃべれないでしょうから。しかし、チャップリンやMrビーンは、しゃべらないお笑いで世界中で人気者になったし、ガンナムスタイルのようにMusic Videoなどいろんな方法があると思います。

 吉本と大阪府は、今度は、「男子力」で、「OWARAI」を世界に普及させるべきだと思います。


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