雇用の流動性 [人事1 組織改革]
日本経済の低迷により、日本企業ももはや急拡大している企業はまれで、組織は高齢化が問題になってきています。それで海外のようにもっと労働の流動性を拡大すべきという声も上がってきています。
まあ、これは社会全体がそうならなければならないし、現行の労働法も見直さないといけない問題で、政府も検討しています。
その前に、企業は、企業内での社員の流動性を高める努力もしないといけないと思います。簡単ではないですが、それには二つのアプローチがあると思います。
一つは、職務転換研修です。社員に別のスキルを学ばせ、需要のある職場に配属するというやり方です。
もう一つは、たとえば、マーケティングから人事などというある職種のスキルが、ある職場では足りないか、または、付加したいスキルであったりする場合の異動です。
このためには、職種別管理が必要ですし、そういうマッチングが通常の社内募集制度の他に必要なのでしょう。
ビジョナリーカンパニー④ [D4.経営戦略]
「ビジョナリー」シリーズの4作目です。以前、ビジョナリーカンパニー3 衰退の5段階を読みました。
●Zoom Out と Zoom In
問題解決のためには、最初は視野を広く持って全体の把握をし、それから対象を絞り徹底的に調査する
●ROL Return On Lucky
「運も実力のうち」と言われるように、運を最大にいかす能力が必要ということ。
内容紹介
今回は初めて外部環境を変数に入れ、不確実でカオスのような時代に他を圧倒して成長している偉大な企業7社を導き出した。
10X型企業がそれだ。10X型企業とは同業よりも最低10倍以上のパフォーマンスを上げているスーパー・エクセレント・カンパニーのことだ。その10X型企業の特徴を同業の有力企業と比較する「一対比較法」で鮮明に描き出した。
10X型企業は次の通り。カッコ内は比較対象企業。
●アムジェン(ジェネンテック)●バイオメット(キルシュナー)
●インテル(アドバンスト・マイクロ・デバイス=AMD)
●マイクロソフト(アップル)●フログレッシブ保険(セーフコ保険)
●サウスウエスト航空(パシフィック・サウスウエスト航空=PSA)
●ストライカー(米国外科コーポレーション=USSC)
調査期間が創業時から2002年までであったため、ジョブズ復帰後急回復したアップルは、マイクロソフトの比較対象企業となっているが、第4章「銃撃に続いて大砲発射」で「アップルの復活」を補足している。
コリンズはこれまでの著作で「時を告げるのではなく、時計をつくる」「ANDの才能」「カルトのような文化」「BHAG(不可能なくらい高い目標)」「レベルファイブ(第五水準)」「適材をバスに乗せる」「ストックデールの逆説」「弾み車」「衰退の五段階」などの斬新な概念を生み出してきた。
今回も「二〇マイル行進」「銃撃に続いて大砲発射」「SMaCレシピ(具体的で整然とした一貫レシピ)」「運の利益率(ROL)」などの斬新で大胆な概念を有効に使っている。
加えて、全米屈指のロッククライマーであるコリンズらしく、南極征服を争ったアムンゼンとスコットの物語やエベレスト登頂なども題材に、厳しい環境にも負けない10X型リーダーの姿を生き生きと描いている。
グリーンランドのノルウェー人 [人事2-コンピテンシー・イノベーション]
984年にグリーンランドに入植したノルウェー人5,000人が数百年かけて滅亡した話です。
http://blogs.yahoo.co.jp/hitoon66/22991179.html
北欧式しか受け付けず、環境に適応できたイヌイット人のやり方を学ぼうとしなかったので、変化する環境に対応できず滅亡したのだそうです。
日本もグローバル化しないと、、、。