ソニー病 [D4.経営戦略]
内容紹介
アップルに先んじられ、サムスンにブランド価値で抜かれ、利益率で松下の後塵を拝す。
こんなソニーに誰がした?
ソニー製品は壊れやすいという印象を植え付けた「ソニータイマー伝説」、自社規格にこだわりアップルと破談、囁かれる日経との癒着、ソニーBMGが失った信頼、盛田ファミリー企業の経営破綻など、これまでタブー視されてきた内容にも言及しています。
日本が生み出した世界に誇るエクセレントカンパニー、ソニーはなぜ「輝き」を失ったのか? そして、不振脱却への道筋をなぜ見せられないのか? に迫ります
3 books in 2014
技術空洞 [D4.経営戦略]
技術空洞 Lost Technical Capabilities (光文社ペーパーバックス)
- 作者: 宮崎 琢磨
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
いまやソニーは昔のソニーではない。この現実を私はVAIO開発に携わってつぶさに体験し、絶望して退社した。現在、薄型液晶テレビBRAVIAが好調で、「ソニー復活」とまで言われているが、それは木を見て森を見ないメディアの勝手な判断である。なぜなら、BRAVIAのパネルは韓国サムスン製だからだ。独自のブラウン管技術で市場を疾駆したかつての姿は、見る影もない。同じように、携帯音楽プレーヤーの代名詞だったウォークマンは、現在iPodに完膚なきまでに叩かれている。
つまり、今のソニーには誇るべき独自の技術がほぼなくなってしまった。新CEOハワード・ストリンガーが立て直そうとしているソニーは、ソニーという一流ブランドを持った三流企業でしかない。
数字至上主義、歪んだ成果主義、社内の派閥争い……これらが、ソニーから企業存立の根幹である技術を奪い去ってしまったからだ。
サラリーマン社長のジレンマ [D4.経営戦略]
【特別とじこみ付録】
週刊ダイヤモンド100周年 経営者発言史
トップの仕事はつまるところ、「決断」だと井深は言う。そのためには、経営者は大株主であるほうがよいと言う。サラリーマン社長では、革新性は発揮できないと言い切っている。 次世代の経営者は、自分の経験だけではなく、幅広い視野をもった新しい形のワンマンでなければならないとも言っている。 また、経営者に必要なのは「やる」という決断より、むしろ「やめる」という判断を下すための基準であるとも言う。
井深大 1960年(昭和35年)9月10日発行「ダイヤモンド」
今、業績がよく高成長の会社は、決断の速い「高速経営」をやっていると言われます。日本では、ソフトバンク、ユニクロなど、海外では、サムスンやアップルですが、これらの企業の共通点は、「創業者経営」という事です。
自分が創業者だと、判断速いでしょうね。自分で創った会社なので、倒産という形で全責任とれますから。サラリーマン社長はつぶせないという責任があるのと、社長になった時に、創業者は全てを知っていますが、サラリーマン社長は自分の育ったとこしかしらないので、慎重にならざるをえず、合議制になるのでしょう。
これが私の言う「サラリーマン社長のジレンマ」です。(過去のブログ:経営人材育成●経営者と人事●徳‐Virtue )
トップ・ダウンの強烈なリーダーシップは、高速経営を実現させますが、ボトムアップを許すと、高速経営はできにくいと思います。スティーブ・ジョブズが周りを「イエス・マン」で固めたのは有名な話です。
サラリーマン社長でも「中興の祖」という人物が登場して、経営刷新をやるという事例もありますが、そういう人物はどうやってトップになるのでしょうか。サラリーマン社長の下でもそういう人物を登場させる企業風土をどう作り上げるか、または、サラリーマン社長の下でも「高速経営」ができるように組織力をつけるということがポイントなのだろうなと思います。
結局、日本のアニメ、マンガは儲かっているのか [D4.経営戦略]
結局、日本のアニメ、マンガは儲かっているのか (ディスカヴァー携書)
- 作者: 板越 ジョージ
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2013/04/13
- メディア: 新書
そんなにすごい人気であれば、アニメや漫画のビジネスは利益も凄いだろうと思うわけですが、そうでもないというのがこの本の内容です。
海外では、以下4点が問題だそうです。
1)ネットでの海賊版による被害;これはあらゆるコンテンツビジネスでの悩みですね。
2)知財マネジメントの貧弱さ;1)にも関係しますが、日本は海外でこの分野に弱い。
3)マーケティングの弱さ;日本のコンテンツの所有権が複雑で、権利を一括管理して柔軟なマーケティングができないし、この産業にその手のエキスパートが少ない。
4)ビジネスプロデユーサーが少ない。
結局、この分野も上記を克服するグローバル人材が少なすぎるということだそうです。
90 books in 2013
Harvard Business Review 2013 Nov [D4.経営戦略]
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2013年 11月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/10/10
- メディア: 雑
- ●競争優位をいかに持続するか ローソン 代表取締役CEO
87 books in 2013
ソニーをダメにした「普通」という病 [D4.経営戦略]
日本もの造り哲学 [D4.経営戦略]
日本企業が得意の「摺合せ型」と米国のそれが得意な「モジュラー型」という切り口で、話が展開されます。「摺合せ型」が「モジュラー型」を制したはずが、インターネットの世界に入ると、オープンモジュラー型のデジタルネットワーク財が経済を牽引する時代になり、これと相性のよいアメリカの企業、そして経済はふたたび強くなった。中国は「疑似オープンアーキテクチャー」でのしがった。と論じています。
著者は、日本企業への提言として、「戦略を理解する技術屋」と「技術者と有意義な対話のできる事務屋」を同時並行的に育てるべきだと言っています。まさにMOTを学べということですね。
さて、シニア教育にも提言しています。企業には、物づくりを現場で修得している野武士のようなシニアがたくさんいる。企業によってはこのノウハウが欲しいところはたくさんあり、その産業を超えた知的移転が必要である。今、このミスマッチが起こっている。それは、そういうシニアは物つくりのベテランではあるが、インストラクターとしての教育を受けていないのと体系だった教科書がないからだということです。
よって、そういう能力をきちんと伝播するような仕組みが必要だと説いています。
メディア掲載レビューほか
ものづくり経営研究センター長を務める東京大学大学院教授・藤本隆宏氏が「もの造りの現場から発想した企業戦略」を論じた書。ここ10年ほどで浮上した日本製造業の危機を煽る諸説やその間に続々と流入した“ヨコ文字の経営手法”には違和感があると言う。日本のもの造り企業に足りないものがあるとすれば、それは己の組織にマッチした戦略だと指摘。もの造りの現場すべてに存在する「設計」を軸に見直しを図り、打開策を見いだせと言う。 「製品とは設計者による基本情報がモノ(媒体)と結びついたカタチである」と考えれば、マーケティングから生産、販売に至る道筋は「設計情報が循環する過程」だと言える。顧客が消費しているのは、基本的には設計情報なのだという考え方に立って、良い製品とは然るべき「アーキテクチャ(設計思想)」を内包するモノだと解説する。 企業には設計情報を上手に創造し、さらに媒体とベストの状態で結合させる技量が求められる。これを著者は「もの造りの組織能力」と呼ぶ。組織能力にはそれぞれ個性があり、個性とアーキテクチャには相性が存在することを示す。強い製造現場を持ち、高い収益性を確保している企業の多くは、独自の組織能力と設計思想のバランスが良いと指摘している。
MOT(技術経営) [D4.経営戦略]
MOTって、恥ずかしながら知らなかったんですよね。ある会で、大学院の方からMOTを紹介されたのがきっかけでこの本読みました。
なんでも、 技術経営(Management of Technology )とは技術を効果的に活用して経営を行うことだそうです。
企業・組織においては技術の最先端に関する追究だけではなく、技術の役割を理解し活用するためのマネジメント力が不可欠となっているのであり、MOT 教育はこのようなマネジメント力の習得を目指して行うものとして位置付けられる。
高度な専門的職業人の養成に特化した大学院である専門職大学院について、MOT 分野における社会的要請の高まりを受けて平成15 年度を皮切りに10 大学院設置され、今日に至っている。
そうですよね。技術者の人は、どちらかと言うと技術志向が強くて、ビジネスや経営となると途端に弱くなる傾向があるように思っていました。これは、どうも日本企業全体の状況らしく、文部科学省が10年ほど前から、技術者用MBAとして推進しているそうです。
じゃあ、MBAとどう違うのと言うと。
MBA(Master of Business Administration)は、どちらかというと既存の製品やサビスパラダイムの下で、最大の利潤を上げるための経営資源の配分を考えることが中心となります。その教育の根幹は、そのために考え出された欧米の進んだ経営管理のコンセプトと方法論を、経営者に身につけさせるというところがポイントとなります。それに対して、MOTは、今はない新しい価値を世の中にもたらす、すなわちイノベーションによって、企業を発展させていく方法を考える。社会・マーケットの潜在的ニーズと、十分に活用されていない資源、特に技術資源を結び付けるにはどうすれば良いかを考えることが主眼となります。不確実性や創造性の管理といった方法論の確定しない分野が中心となります。
富の経営がMBAで、富の創造がMOTという人もいます。
MOTは、「MOT の概念的理解に関連する事項」「技術と社会」「企業戦略」「組織・人材、企業倫理」「ビジネスエコノミクス」「マーケティング」「会計・財務」 の7科目が基礎知識科目とされています。
中核知識科目が「イノベーション・マネジメント」「知的財産マネジメント 」「技術戦略と研究・開発(R&D)マネジメント 」「オペレーションズ・マネジメント」の4科目です。
ちなみに、早稲田MBAでは、「経営と技術」「経営と戦略」「人材・組織・リーダーシップ」「企業の経済学」「経済性分析」「マーケティング」「アントレプレヌールシップ」「財務会計」「管理会計」「ファイナンス」の10科目が必修です。選択では、「法務」などもあるのでしょう。
という事は、MBAは、基礎+経済、財務、法務で、MOTは、基礎+イノベーション、R&D,オペレーションという風にいえるのかもしれません。
ちなみに、私の現在の知見は、「マーケティング」「人材・組織・リーダーシップ」「企業戦略」「経済」が深く、「財務系」はそこそこというところでしょうか。
MOTとMBAをおさえたければ、とりあえず、広く浅く「技術的なイノベーション、R&D、知財、オペレーション・マネジメント」と「法務」を学習するって感じですかね。
78 books in 2013
経営戦略 [D4.経営戦略]
マイケル・ポーターの競争戦略 [D4.経営戦略]
会社の経営戦略研修の課題図書です。おさらいするのに最適ですね。
内容紹介
ビジョナリーカンパニー④ [D4.経営戦略]
「ビジョナリー」シリーズの4作目です。以前、ビジョナリーカンパニー3 衰退の5段階を読みました。
●Zoom Out と Zoom In
問題解決のためには、最初は視野を広く持って全体の把握をし、それから対象を絞り徹底的に調査する
●ROL Return On Lucky
「運も実力のうち」と言われるように、運を最大にいかす能力が必要ということ。
内容紹介
今回は初めて外部環境を変数に入れ、不確実でカオスのような時代に他を圧倒して成長している偉大な企業7社を導き出した。
10X型企業がそれだ。10X型企業とは同業よりも最低10倍以上のパフォーマンスを上げているスーパー・エクセレント・カンパニーのことだ。その10X型企業の特徴を同業の有力企業と比較する「一対比較法」で鮮明に描き出した。
10X型企業は次の通り。カッコ内は比較対象企業。
●アムジェン(ジェネンテック)●バイオメット(キルシュナー)
●インテル(アドバンスト・マイクロ・デバイス=AMD)
●マイクロソフト(アップル)●フログレッシブ保険(セーフコ保険)
●サウスウエスト航空(パシフィック・サウスウエスト航空=PSA)
●ストライカー(米国外科コーポレーション=USSC)
調査期間が創業時から2002年までであったため、ジョブズ復帰後急回復したアップルは、マイクロソフトの比較対象企業となっているが、第4章「銃撃に続いて大砲発射」で「アップルの復活」を補足している。
コリンズはこれまでの著作で「時を告げるのではなく、時計をつくる」「ANDの才能」「カルトのような文化」「BHAG(不可能なくらい高い目標)」「レベルファイブ(第五水準)」「適材をバスに乗せる」「ストックデールの逆説」「弾み車」「衰退の五段階」などの斬新な概念を生み出してきた。
今回も「二〇マイル行進」「銃撃に続いて大砲発射」「SMaCレシピ(具体的で整然とした一貫レシピ)」「運の利益率(ROL)」などの斬新で大胆な概念を有効に使っている。
加えて、全米屈指のロッククライマーであるコリンズらしく、南極征服を争ったアムンゼンとスコットの物語やエベレスト登頂なども題材に、厳しい環境にも負けない10X型リーダーの姿を生き生きと描いている。
アメーバ経営 [D4.経営戦略]
経営学を「使える武器」にする [D4.経営戦略]
どの分野でもそうですが、まず概論を勉強して、その学問の全体図を把握してから、それぞれのカテゴリーの本を読み進めていくのがいいですよね。
内容説明
稲盛和夫最後の戦い [D4.経営戦略]
稲盛さんは凄いですね。
経営改革をするときには、手法を導入する前に、まず哲学を浸透させるというのがポイントなのだそうですが、これは凄く大変な事だと思います。
内容紹介
「これぞ稲盛経営」と思わせる改革の現場を臨場感溢れる筆致で描く! 骨太な哲学を浮き彫りにし、競争不全、リーダー不在の日本の課題も突きつける迫真のルポです。
「病院」がトヨタを超える日 [D4.経営戦略]
「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! (講談社プラスアルファ新書)
- 作者: 北原 茂実
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/21
- メディア: 新書
北原先生の講演を聞きましたが3時間ぶっとしでしゃべっていました。還暦なのに凄くパワフルでした。頭脳明晰でしかもパッションもある熱い先生で、お医者さんのイメージが変わりました。
内容説明
ビジネスモデル分析術 [D4.経営戦略]
ビジネスモデル分析術 数字とストーリーでわかるあの会社のビジョンと戦略
- 作者: 望月実
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2013/04/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
●楽天って、投資家向けの決算報告会は、英語でやっているんですね。
http://www.irwebcasting.com/20130509/18/4db28ce90b/mov/main/index.html
注目のグローバル企業5社を、日本の同業ライバル企業と徹底比較!
フェイスブック vs. グリー
グーグル vs. ヤフー
アップル vs. ソニー
サムスン vs. パナソニック
アマゾン vs. 楽天
・ヤフーがグーグルの検索エンジンを使う理由
・サムスン会長の経営哲学からわかること
・ソニーとパナソニックの復活戦略
・グリーとミクシィのビジネスモデルの違い・・・
47 books in 2013
ソニー ドリーム・キッズの伝説 Sony The Private Life [D4.経営戦略]
伝説の男たちを米国人が描く
米国の日本研究者が今日のソニーを築き上げた故・井深大氏、故・盛田昭夫氏、大賀典雄氏、現社長兼最高経営責任者(CEO)出井伸之氏らの素顔を描き出そうと試みたドキュメンタリー。約2年間に及ぶ取材、大賀、出井両氏はもちろん国内外のキーマンに延べ105回のインタビューを敢行したという著者の執念が、ほかの「ソニー本」とは全く異質で、しかも感動的な「成功秘話」を浮き彫りにする。
「コロンビア映画買収の真相」の章にこんなくだりがある。「(撮影所をもつことが盛田氏の"夢"であったために、ほぼ言い値の買収を決定したことは)ソニー・コーポレーションが昔から仕事をしてきた環境が公的でなく私的であり、合理的でなく感傷的であったことの、さらなる劇的な証拠である」。こうした視点は全編に貫かれ、盛田氏の章では家族との関係や盛田邸内の様子までを子細に追う。「伝説の経営者」の内面に迫る試みだ。
また、米国ソニーの成功に深くかかわった2人の外国人の足跡と日本サイドとの間に生じた信頼、確執を初めて紹介している点も興味深い。ビジネス書として、また一級の人間ドラマとして楽しめる1冊だ。
Named one of the best business books of the year (by Fortune and Newsweek), SONY is the "intimate biography of one of the world's leading electronics giants" (San Francisco Chronicle) as well as one of the most fascinating and complex of all corporate stories. Drawing on his unmatched expertise in Japanese culture and on unique, unlimited access to Sony's inner sanctum, John Nathan traces Sony's evolution from its inauspicious beginnings amid Tokyo's bomb-scarred ruins to its current worldwide success. "Richly detailed and revealing" (Wall Street Journal), the book examines both the outward successes and, as never before, the mysterious inner workings that have always characterized this company's top ranks. The result is "a different kind of business book, showing how personal relationships shaped one of the century's great global corporations" (Fortune).
46 books in 2013
ストリンガー革命 [D4.経営戦略]
内容紹介
アップル、サムスンに勝つために ――“ソニー・ユナイテッド”と“サイロの破壊” 初の外国人トップが断行した「二大改革」の本質とは アナログからデジタルへの移行、急速なグローバル化、激しさを増すコスト競争……。ソニーの成長にストップがかかった。テレビ、ウォークマン、プレイステーションなど、かつての花形事業は軒並み業績低迷していた。さらに、リーマン・ショックが追い打ちをかけた。 09年4月、会長兼CEOに加えて、自ら社長となり、全権を握ったハワード・ストリンガー。ストリンガーは、ソニーの何を変えるのか。アップルを追撃できるのか。 デジタルの時代に、エレクトロニクスメーカーは、モノづくりだけで生き残ることはできない。米CBSでテレビプロデューサーとして出発したストリンガーが目指したのは、本当の意味での「ハードとソフトの融合」だった。 本書は、巨大なグローバル企業を変えたその「革命」の全貌を明らかにする。「ストリンガー革命」は、ソニーの改革であるとともに、すべての企業、そして日本そのものの改革にも通じるものである。
45 books in 2013
戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ [D4.経営戦略]
戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 三枝 匡
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2002/09
- メディア: 文庫
三枝さんの本は、
●「日本の経営」を創る(共著)
を以前読みました。
内容(「BOOK」データベースより)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ミスミ社長。1967年一橋大学経済学部卒業。三井石油化学を経てボストン・コンサルティング・グループ勤務。75年スタンフォード大学経営学修士(MBA)。30代から経営の実践に転じ、赤字会社再建やベンチャー投資など三社の代表取締役を歴任。86年(株)三枝匡事務所設立。2002年より現職。
V字回復の経営 [D4.経営戦略]
V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 三枝 匡
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/04
- メディア: 文庫
経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 三枝 匡
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2003/03
- メディア: 文庫
会社の歩き方 ソニー [D4.経営戦略]
「よかれ」の思い込みが会社をダメにする [D4.経営戦略]
「よかれ」の思い込みが、会社をダメにする―飛躍的成長を実現する全体最適のマネジメント
- 作者: 岸良 裕司
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/09/11
- メディア: 単行本
「ゴール」等の著者のゴールドラット博士のTOC理論を基にしたマネジメント本です。
ボトルネック=TOC(Theory of Constraint 制約理論)というコンセプトで問題解決を示唆します。
ゴールドラット博士の本は、いくつか読みました。
3)Velocity
内容紹介
「大量購入すれば、安くなる」……×
「お客様に近ければ近いほど、市場が見える」……×
「効率を上げれば、利益が増える」……×
「納期にゆとりがある方が、納期は守れる」……×
「早くつくりはじめれば、早くモノはできる」……×
「全員が一生懸命働けば、効率が上がる」……×
「お客様はコストダウンを求めている」……×
……………………etc.
これらすべての「よかれ」の思い込みが、会社を貧乏にしていた! 間違った仮定を変えさえすれば、利益は最大化できる! 「よかれ」と思って始めた経営改革、現場改善が間違った「思い込み」で、より深刻な状況を引き起こしていたとしたら……。生産現場から営業までのサプライチェーン上で、これまで正しいと信じられてきた数々の「よかれ」の思い込みを明らかにし、利益を生み出す全体最適へのパラダイムシフトの必要性を説き明かす。
ソニー自叙伝 [D4.経営戦略]
井深大 自由闊達にして愉快なる [D4.経営戦略]
井深大 自由闊達にして愉快なる―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 井深 大
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/11/02
- メディア: 文庫
今の時代だからこそ出版されたのでしょうか。
一番大切なのが人間だと考えている。どんなことでも人間が一番大切だ。ほかのものはつけたしのようなものだ。
内容紹介
Harvard Business Review Jul 2012 [D4.経営戦略]
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 07月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/06/08
- メディア: 雑誌
「ROE」と「競争」は絶対的な概念か
資本主義:進化の罠
モニター・タレント 創業者 クリストファー・マイヤー
『ハーバード・ビジネス・レビュー』エディター・アット・ラージ ジュリア・カービー
先進国で受け入れられている資本主義の精神。そこには2つの素晴らしい概念がある。それは、ROE(株主資本利益率)と「競争」だ。これらの概念はもともと、「最大多数の最大幸福」の実現を目指していた時代に生まれたものだ。「いかに資源を配分するか」というような差し迫った問題に対して、効果的な解決策と考えられていた。
数世紀経った現在、このROEと競争の概念は、先進国で非常に重視されている一方、対処すべき課題が変化しているため、食い違いが起きている。そのため、いまや多くの人が「資本主義は失敗した」と断言している。しかし、広い意味での資本主義はいまもなお、社会を繁栄へと導き、生活の質を向上させるため最も効果があり、融通が利く、盤石な仕組みである。
本稿では、ROEと競争の本質を理解することから、進化した資本主義の罠を解説する。あわせて、新興国の発展から新たな資本主義の秩序が生まれる可能性を検証する。
11 クラウドソースで上司を査定する
ハーバード・ビジネス・スクール 教授 リンダ A. ヒル
著述家、エグゼクティブ・コーチ ケント・ラインバック
Crowdsource Management Reviews
56 books in 2012
下町ロケット [D4.経営戦略]
「たまには違うジャンルの本でも読め!」と怒られたので、推薦の本を読んでみました。読む角度もあるのでしょうが、私には「もしドラ」のような話だなと思いました。いわゆるドラッカーの「何のために働くのか」といったことです。The three Stonecutters Storyですね。
日本の大企業も、元は中小企業で、こういう経験をしながら大きくなったのでしょう。その時は、こういう大志が、皆をチャレンジに向かわせたのでしょうね。
ただ、こういうことを従業員に説いても、業績が厳しいときなどは、日々の生活もあるし、すぐ単純には、理解してくれません。そこに、納入会社のテストというイベントを持ってきて、そこで、プライドが出てくるというのは、非常に物語としてうまい展開だと思いました。それに、これは、実社会でも応用できるのではないかなと思い出しました。GoogleとP&Gは、お互いの会社の社員を何人か短期間ですが、交換してみたとか、何かの本で読みました。中学のとき、他校との試合のときは、すごくチームの団結が強くなりましたね。ちょうど、オリンピックやってますが、日本、意識しますものね。
内容紹介
「その特許がなければロケットは飛ばない――。大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業vs大企業の熱い戦い!かつて研究者としてロケット開発に携わっていた佃航平は、打ち上げ失敗の責任を取って研究者の道を辞し、いまは親の跡を継いで従業員200人の小さな会社、佃製作所を経営していた。下請けいじめ、資金繰り難――。ご多分に洩れず中小企業の悲哀を味わいつつも、日々奮闘している佃のもとに、ある日一通の訴状が届く。相手は、容赦無い法廷戦略を駆使し、ライバル企業を叩き潰すことで知られるナカシマ工業だ。否応なく法廷闘争に巻き込まる佃製作所は、社会的信用を失い、会社存亡に危機に立たされる。そんな中、佃製作所が取得した特許技術が、日本を代表する大企業、帝国重工に大きな衝撃を与えていた――。会社は小さくても技術は負けない――。モノ作りに情熱を燃やし続ける男たちの矜恃と卑劣な企業戦略の息詰まるガチンコ勝負。さらに日本を代表する大企業との特許技術(知財)を巡る駆け引きの中で、佃が見出したものは――?夢と現実。社員と家族。かつてロケットエンジンに夢を馳せた佃の、そして男たちの意地とプライドを賭した戦いがここにある。」
Spanning Silos [D4.経営戦略]
Spanning Silos: The New CMO Imperative
- 作者: David A. Aaker
- 出版社/メーカー: Harvard Business School Pr
- 発売日: 2008/09/16
- メディア: ハードカバー