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サラリーマン社長のジレンマ [D4.経営戦略]

 

【特別とじこみ付録】
週刊ダイヤモンド100周年 経営者発言史

 トップの仕事はつまるところ、「決断」だと井深は言う。そのためには、経営者は大株主であるほうがよいと言う。サラリーマン社長では、革新性は発揮できないと言い切っている。 次世代の経営者は、自分の経験だけではなく、幅広い視野をもった新しい形のワンマンでなければならないとも言っている。 また、経営者に必要なのは「やる」という決断より、むしろ「やめる」という判断を下すための基準であるとも言う。

 井深大 1960年(昭和35年)9月10日発行「ダイヤモンド」

  今、業績がよく高成長の会社は、決断の速い「高速経営」をやっていると言われます。日本では、ソフトバンク、ユニクロなど、海外では、サムスンやアップルですが、これらの企業の共通点は、「創業者経営」という事です。

   自分が創業者だと、判断速いでしょうね。自分で創った会社なので、倒産という形で全責任とれますから。サラリーマン社長はつぶせないという責任があるのと、社長になった時に、創業者は全てを知っていますが、サラリーマン社長は自分の育ったとこしかしらないので、慎重にならざるをえず、合議制になるのでしょう。 

  これが私の言う「サラリーマン社長のジレンマ」です。(過去のブログ:経営人材育成経営者と人事徳‐Virtue 

  トップ・ダウンの強烈なリーダーシップは、高速経営を実現させますが、ボトムアップを許すと、高速経営はできにくいと思います。スティーブ・ジョブズが周りを「イエス・マン」で固めたのは有名な話です。

  サラリーマン社長でも「中興の祖」という人物が登場して、経営刷新をやるという事例もありますが、そういう人物はどうやってトップになるのでしょうか。サラリーマン社長の下でもそういう人物を登場させる企業風土をどう作り上げるか、または、サラリーマン社長の下でも「高速経営」ができるように組織力をつけるということがポイントなのだろうなと思います。


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