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COMPANY Forum 2014 [D4.経営戦略]

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   ワークス・アプリケーション主催のCOMPANY Forum 2014に行ってきました。なんでもERPのベンダーさんで毎年かいさいされているそうですが、今年はHUEという新製品を発表するので、著名人を集めて、無料で開催する大々的なコンファレンスでした。

【ハイユーザビリティーエンタープライズの幕開け/世界の常識が変わる時】
  Googleのスプレッドシート
  ERPは凄く遅れている。
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【個人を伸ばし、チームを活かす人事】 曽山 哲人 株式会社サイバーエージェント 取締役人事本部長  講演内容
  ベストマネージャー賞(周りの評判を裏とるすることが必要)。
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サッポロホールディングスにおける人事戦略とマイナンバー対応 】
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【ジャック・ウェルチの戦略的思考 】
 ビデオでしたが、インタビュー形式の話でした。
 ウェルチは、現役の時は、時間の6-7割を人事に使ったそうで、700人の幹部の賞与決定を毎年やっていたそうです。また、優秀なプレーヤーを集め、彼らに興奮する場を提供する事をモットーとしていました。そして、彼らを年4回、四つのいいところ、四つの課題点を挙げて評価してあげるのがいいそうです。
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【未来のITのあり方 】ジョージ・イトー
 イノベーションを起こすには教育が大事、特に4P(Project,Peer,Passion,Play)。Projectは、教科書ではなくprojectを通して学ばせる。Peerは、仲間と教えあうという事。
 自分で物を考える教育が必要。(Worksでは、インターンに何も教えず、放置して、考える体験をさせている)。
 米国の元気な大企業は、ベンチャーをうまく取り込んでいる(買収やコラボしてプラットフォームとして使う。また人事的な刺激を与える人事施策としても使っている)。(ベンチャーである程度、働いたやつを大企業で雇うということも考えられる)(ゲーム会社は有名なゲーマーを開発部に雇っている)。
 Agility=変わり身の速さ
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【世界で戦うメンタリティ】 野茂秀雄
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【コンピュータ・エンタテインメントが切り拓く未来】 久夛良木健
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【アジアの発展と日本経済のこれから】 丹羽 宇一郎 前中華人民共和国駐箚特命全権大使 伊藤忠商事株式会社元代表取締役 会長兼CEO
 アジア(26か国) 世界に占める割合 人口54%、面積16%、2013GDP 28%
 アジアブームというけど、日、中、印以外はNothingである。
 「トゥキディデスの罠」:急速に台頭する大国が既成の支配的な大国とライバルになるとき面倒が引き起こされる。過去500年間にあった15のケースのうち11において戦争が起こった。ギリシャの偉大な歴史家であるトゥキディデスは、こういう構造的な緊張関係が古代ギリシャにおけるアテネとスパルタとの戦争の主要原因であるとした。よく引用される彼の洞察によれば、「アテネの台頭とそのことに対するスパルタの警戒が戦争を不可避とした」のである。これが中国と米国に当てはまる。今までの戦争はだれも予測しないうちに起こった。
 
 「21世紀の資本論(Capital in the Twenty-First Century)」。フランス人の経済学者、トマ・ピケティ(43歳)の本が米国で大ブームだという。「資本主義は貧富の格差を生み出す宿命から逃げられない」ことを論じた本だ。
 日本の70%の中間層の教育がキー。
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【世界と闘う生き方】 建築家 安藤忠雄
  この人は面白い方ですね。発想がぶっ飛んでいます。かっこいい73歳ですね。
  サミュエル・ウスマンの詩は最高です。
    人は信念と共に若く,疑惑と共に老ゆる
    人は自信と共に若く,恐怖と共に老ゆる
    希望ある限り若く,失望と共に老い朽ちる
 
私の「経営戦略」に関するブログは、こちらをクリックください。 

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世界で最も賞賛される人事 [人事3-人材育成・グローバル人材・評価]

世界で最も賞賛される人事

世界で最も賞賛される人事

  • 作者: ヘイコンサルティンググループ
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2007/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

  日本の外資の会社の人事を紹介しています。注意して読まないと、本社のグローバル人事施策の事を言っているのか、日本での施策の紹介をしているのか混同するところがあります。概して、グローバルではうまくやれているが、日本は難しいという例が多いと感じました。

 そうすると、本書の趣旨と矛盾した内容になってしまいます。例えば、いろんな施策をやって従業員意識調査は高いスコアをグローバルでは出したが、日本はまだまだという記述は、そのグローバル施策が日本には効果が薄い証拠になってしまいます。

 そういう読み方をすると、この本はなかなか示唆に富んでいます。

●紀元後、最初の1000年では存在しなくて、2回目の1000年の間に起こったものの中で一番大きい影響力を持ったもの。それは「会社」というシステムである。

●従業員を大事にするという、耳に響きのいい日本企業の戦後文化は、その実、ただ従業員の入れ替えをなるべく少なくし、「暗黙知」に頼るだけの経営に陥る傾向をも示していた。暗黙知は、同じ事を続けるためには機能するが、変革は物事を言語化することなしには進まない。暗黙知に頼る人材マネジメントでは、変化には対応できない。

●戦後の日本企業は「人に優しい経営=人材と能力に何もしない経営」をしてきた。

まず、日本的人事を変えよ!―「競争」と「評価」が活力を生む

まず、日本的人事を変えよ!―「競争」と「評価」が活力を生む

  • 作者: 田中 滋
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 単行本

●サバティカル制度

sabbatical leave
・研修休暇とも呼ばれる長期休暇で欧米では広く普及している休暇制度。
・一般には、ある一定期間勤務した従業員や高い成果等を上げた従業員を対象に、更なる専門性を極めてもらうため長期休暇を与え自己啓発、あるいは創造的な休養、リフレッシュを図ってもらう制度。企業として、従業員が大学院、あるいは研究機関等で専門性を磨くことも支援する休暇としても活用することで、従業員のキャルア創造の一端を担う仕組みである。

●OHI(Organization Health Index)とは、マイクロソフトの従業員意識調査=MS Poll(世論調査)の中から人と組織に関わる部分をフォーカスしたもので、毎年一回行われている。それが評価に反映。

●GEの従業員満足度は、グローバルで70%、日本では50%強が満足。

●J&Jジャパンの中途採用率は70%強。日本のキーポジションの後継者充足率は14%。実際は、1ポジションに3人の候補が必要なので、実質5%の充足率となる。

●アメックス・ジャパンの中途採用率は85%。

●P&Gジャパンは、従業員が4000人で外国人が270名(Expat100名+日本採用170名)(7%)、平均年齢31歳。女性比率58%、管理職比率31%。

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、世界中の企業が注目する「世界で最も賞賛される企業」ランキング常連のトップ企業の人事担当者が、自ら人づくり・組織づくりの要諦を明かす。なぜ日本企業は、欧米の超優良企業に比べて競争力を失ってしまったのか。なかなか窺い知ることのできないグローバル優良企業の人事施策から、活力ある企業風土を作るヒントが読み取れる、人事関係者から企業トップまで必読の1冊。

著者について

ヘイ コンサルティング グループ:1943年、アメリカで創設された人材・組織関係の経営コンサルティングファーム。ヘイシステムという報酬制度とコンピテンシーは同社が開発したもので、世界標準として広く使われている。97年から毎年、フォーチュン誌と共同で「世界で最も賞賛される企業(The World's Most Admired Companies)」ランキングを調査・公表している。日本では79年から活動し、500社以上のクライアントを抱える。
109 books in 2014

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