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モネ展 [B3.アート(芸術、油絵、写真、オブジェ)]

im_2013monet3.jpg睡蓮

「国立西洋美術館×ポーラ美術館
モネ、風景をみる眼―19世紀フランス風景画の革新」

 久しぶりの美術館です。結構混んでいますね。入館料は1,400円と映画と変わりませんね。皆小一時間くらい観るのでしょうか(私は30分でしたが)。このモネ展は3か月間です。この美術館は一応黒字らしいのですが、国からの交付金とかもあるので、純粋な黒字かどうかわかりませんが、非常に利益率の高いビジネスでもなさそうです。海外では、パトロンがいて、寄付金がかなりあり、入場料も安いのだそうです。館内で、説明用オーディオ機器の有料貸出やモネ・グッズ販売などをやっていましたが、もうちょっとマーケティングしてもいいかもしれません。

 さて、そんな事はどうでもいいですよね。それより、そうです。モネの話です。クロード・モネ(Claude Monet, 1840年11月14日 - 1926年12月5日)は、印象派を代表するフランスの画家です。。「光の画家」の別称があり、時間や季節とともに移りゆく光と色彩の変化を生涯にわたり追求した画家です。代表作の「睡蓮」は、モネが60歳近くになってからの作品です。個人的には、モネは私にはそう響きませんでした。

 印象派の作品は、明るいですよね。光をたくさん取り入れてる「爽快な」イメージがあります。ルノアールが有名です。絵の具の「白」をどう使うかがポイントのような気がします。

 ってなわけで、また美術展に行きたいと思います。

 次回は、

ジャック・カロ 4月8日ー6月15日 西洋美術館

オルセー美術館展 7月9日ー10月20日 国立新美術館


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ビジネス・クリエーターの養成方法 [人事2-コンピテンシー・イノベーション]

  企業に入社して最初の10年間で専門性を身に着け、その道のプロになるというのが、最初のキャリアパスで最も重要な事だと思います。

 それ以後は、管理職の道を歩むというのが高度成長期の伝統的な20世紀型の日本企業のキャリア・パターンでしたが、今は、イノベーションを起こしたりして新しいビジネス・モデルを構築したりして、常に会社に変革を起こして成長していかなければならない21世紀には、管理職だけでない、もう一つのキャリア・パスがあると思います。

 それは、ビジネスを起こす職種です。ビジネス・イノベーター、インテグレター、プロデユーサー、クリエーター、社内起業家(アントレプレナー)など様々な名称で呼ばれますが、皆、社内で新たなビジネスを起こすという事に関しては同じです。

 こういう人たちは、社内の資源(技術、人)などをうまく組み合わせて、新しい付加価値を生み出すということをするので、自分の持っている専門性とは別に、幅広い知見、ネットワーク、コミュニケーション能力などを必要とします。専門性をIで示し、他の能力を-で示すと、ちょうどTの字になるので、「T字型人材」と言われたりします。

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 自分の専門性を確立して、Iが一定の長さになったら、次は、横棒を伸ばす事が必要です。Iの上に-をくっつけて伸ばすわけですが、最初の10年で、専門性を確立しているときに、-がくっつくためにIを釘のような形にしておくことが重要です。

 釘の頭の部分が、「コミュニケーション能力」です。ここが弱いと、横棒をいくら伸ばしてもくっつきません。つまり、社内資源を組み合わせて、新しい付加価値を作り上げる時に、コミュニケーション能力がないと、絶対に成功しません。

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 さて、それでは、10年で専門性とコミュニケーション能力をもった「釘型人材」がどう「T字型人材」になっていくかです。

 ひとつの方法が「視野を広げる」というやり方です。「目から鱗」の話を聞いたり、体験したりして、いろんな事に興味を持ちだすと、後は、自然と自分で学習したり、チャレンジしたりするようになると思います。

 今、巷では、「新興国研修」なるものを、研修会社などが一般の人や企業にオファーしています。これは、インドなどの新興国などに2,3週間いき、現地でビジネスのネタを探して、発表するというような研修です。こういう国は、先進国とは、いろんなところで違うので、「なぜ違うのかな」という根本を考えないと理解できないわけです。そういうプロセスを経て、「思考する」訓練をし、また、「視野を広げる」こともします。

  さて、この「視野を広げる」という能力開発を、馴染みの少ない「新興国」を材料にして、自己開発するという方法を考えてみましょう。

 ます、新興国BOP(Bottom of Pyramid)の考え方です。これは、新興国にCSR(社会貢献)をするときに、寄付などして貢献しようとしますが、それよりもCSV(Creating Shared Value)という、その地域の人の本当に求めている価値を発見し供給するビジネスを開発すれば、BOPとなり企業は巨大なビジネスを構築できるし、CSRよりも大きな貢献ができるという話です。

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)

  • 作者: C.K.プラハラード
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2005/09/01
  • メディア: 単行本
未来をつくる資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか [DIPシリーズ]

未来をつくる資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか [DIPシリーズ]

  • 作者: スチュアート・L・ハート
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2008/03/18
  • メディア: ハードカバー

  さて、次にこの考え方を、もう少し、ビジネス理論に翻訳したのが、「リバース・イノベーション」です。これは、新興国のビジネスを先進国にも適用できるという話がありますが、「新興国」「先進国」の言葉を省き、あるビジネスを他のビジネスに利用するなどの方法も頭に浮かぶようになります。「バングラデシュのコレラに対する民間療法で塩水に炭水化物と糖を加えると体内への吸収が速くなり、患者は素早く水分を補給することができる。これをフロリダ大学の医師がみつけ、ゲータレードができた。」なんて話は、目から鱗ですよね。

リバース・イノベーション

リバース・イノベーション

  • 作者: ビジャイ・ゴビンダラジャン
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2012/09/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

  

  

  「リバース・インベーション」は、新興国のユーザーが何に価値を置いているかが重要なので、それを発見することが必要であると説きます。その時に、どう発見するかですが、「行動」をどう「観察」するかの能力も必要になります。

「行動観察」の基本

「行動観察」の基本

  • 作者: 松波 晴人
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013/12/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

  

 

  いろいろな行動観察の方法があると、上記本は述べていますが、文化人類学にのっとた「エスノグラフィー」も有益な方法だと思います。混沌とした現実の事象をいかに「概念化」するかという方法です。

エスノグラフィー入門 <現場>を質的研究する

エスノグラフィー入門 <現場>を質的研究する

  • 作者: 小田博志
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2010/04/27
  • メディア: 単行本

 

  ここまでを理解したら、自分で何かのテーマを決め、休みを利用して、そういう新興国に行って、街をじっくり観察してみたらどうでしょうか。安い飛行機、ホテル、レストランを選べば選ぶほど、現地の人と話す機会が増えるので、いろいろ観察できる機会も増えると思います。

15 books in 2014


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