SSブログ

日本人の平均寿命、最高を更新 [D2.日本史・世界史・近未来]

  また、日本人の平均寿命が伸びました。そして、女性は世界一です。小国を除くと男性も実質世界一ですね。下記の予想グラフのように、女性の平均寿命は2055年に90歳を超えます。同じ速度で伸びると2100年には95歳を超えることになります。

 父は88歳で亡くなりました。母は今87歳ですが、まだ元気です。親戚の叔父さん、叔母さんの歳を考慮しても、平均寿命以上に生きている人のほうが多く感じます。ということは、2055年頃には、100歳の方がたくさんいるようになると思われます。所謂、「超高齢化社会」です。

 60歳、70歳代は、もはや「高齢者」とは呼ばれなくなるのでしょうし、少子高齢化社会では、皆、「現役」として労働市場に存在するのでしょう。現在、65歳まで企業で働けるようになってきました。早晩、70歳までになるでしょう。その後も人手不足により80歳まで雇う企業も出てくるのでしょう。ということは60年くらい働く人々が多数、存在しだすということです。

 かたや、企業は、若手にポジションをバトンタッチするために、50歳以降、「役職定年制」を設ける企業が増えています。そういう人たちは、ある企業で30年くらい働いたのち、次の30年を同じ企業ではなく、違う企業で働くようになるということです。職種転換して、違う職種で働く人も増えるでしょう、その方が、過去の経験もプラスになり、より付加価値を付けることができそうです。まあ、労働の流動性が海外の国のように高まり、「役職定年制」そのものがなくなる可能性が大きいですね。

9695999993819695E1E29AEA858DE1E2E2E5E0E2E3E79793E3E2E2E2-DSKKZO8995766030072015EA1000-PB1-5.jpg【日経新聞】

 2014年の日本人の平均寿命は女性86.83歳、男性80.50歳で、ともに過去最高を更新したことが30日、厚生労働省の調査で分かった。女性は3年連続世界一、男性は前年の4位から3位になり、世界有数の長寿国であることを改めて示した。14年生まれの女性の半数近くは90歳の卒寿を迎えると試算した。

 厚労省は「がんや心臓病、肺炎、脳卒中などによる死亡率が改善したことが要因」と分析。医療技術の進歩や健康志向の高まりに伴って「今後も平均寿命は延びる余地がある」(同省担当者)としている。

 日本人の平均寿命は戦後、ほぼ一貫して延びており、女性は1984年に、男性は13年に初めて80歳を突破した。14年は13年と比べて、女性が0.22歳、男性は0.29歳延びた。男女差は6.33歳となり、03年の6.97歳をピークに緩やかに縮まってきている。

g20090630a10.jpg

 主な国・地域と比べると、女性は香港の86.75歳をわずかに上回り、3年連続で長寿世界一となった。男性は香港の81.17歳、アイスランドの80.8歳(13年)に続き、スイス、シンガポールと並ぶ3位だった。

9695999993819695E1E29AEA858DE1E2E2E5E0E2E3E79793E3E2E2E2-DSKKZO8997559031072015EA1000-PB1-5.jpg

 厚労省の試算では、14年生まれの子供で、75歳まで生きる人の割合は女性が87.3%で、男性は74.1%。90歳では女性48.3%、男性24.2%になるという。

 14年生まれが将来、がん、心臓病、脳卒中のいずれかで死亡する確率は女性47.80%、男性52.20%。仮にこれらの病気で亡くなる人がいなくなれば、平均寿命が女性は6.02歳、男性は7.28歳延びると推定した。

 厚労省は平均寿命とは別に、健康上の問題で日常生活が制限されない期間を示す「健康寿命」も算出している。13年は女性が74.21歳、男性が71.19歳だった。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。