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World Marketing Summit 2019 [D5.マーケティング]

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久々に、マーケティングにどっぷり浸った一日でした。マーケティングのグルのコトラー教授が基調講演だったので聞きに行きました。今回のテーマは、Value Creation Through Innovation 「イノベーションによる価値創造」です。https://wmsj.tokyo

マーケティングの大家のフィリップ.コトラー教授は、Old Capitalismの時代は終わり、今は、社会課題に目を向け、それを解決することが新しいCapitalismであり、サステナブルだと述べられました。彼の著書のいLEAN Marketingの話をされ、Learning From Failure 、失敗から学び、アイデアをLow Scaleで始めて大きくしていく手法(Agile Marketingに近い)がいい事も話されました。
富士フィルムの会長&CEOの古森さんは、富士フィルムがいかにフィルム事業から、医療や美容などの新たな分野にトランスフォームできたのか、経営者の資質などからも語られました。 富士フィルムの変革は凄いです。最大のライバルのコダックは変革できず、破綻しました。https://www.fujifilm.co.jp/corporate/environment/employee/index.html
IMD「世界競争力年鑑2019」からみる日本の競争力は、30位とかなり低く、特に低かったのが「ビジネスの効率性」で46位でした。その中でも起業家精神、国際経験、企業の意思決定の機敏性、ビッグデータの活用や分析については63位と最下位の評価でした。最近、よく言われる事ですね。
CSV経営とは、社会問題解決を事業にしようと言うことです。そして、それをマーケティングできないかと、ネスレ日本は、KITKATを「きっと勝つ」という受験生応援チョコとしてプロモートしています、そして今度は、パッケージをプラスティックから紙に変更して、それを折り鶴というマーケティングを仕掛けるそうです。ちなみに、KITAKATが世界中で一番売れているのは日本だそうです。
理想を先に決めてそれを実現する方法を考える手法を「バックキャスティング」というそうです。
政府は、未来投資戦略の中でSociety5.0を作ると宣言していますし, SDGsという国連で17の課題をみんなで解決しようという動きは世界的に取り組まれています。それらを積極的に推し進めている企業に投資をする「ESG投資」もkなり普及しています。皆さん、大阪万博2025の開催目的知っていますか、①国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)が達成される社会②日本の国家戦略Society5.0の実現です。
社会課題を見つけて、それを解決する手法にマーケティングを使う、これをSustainability MarketingとかConfronting Marketingとか言うそうです。駐車場のPARK24は、ちょっと車を止めたいという課題を解決するために、駐車場業界に時間貸し駐車場ビジネスというBlue Ocean戦略も持ち込んだと言われています。
Table for two. のOnigiri Actionも斬新なマーケティングです。Table for twoはNPOで、アフリカの子ども経ちに給食を届けているのですが、このキャンペーンは、おにぎりの写真をSNSに投稿すると、スポンサーがその枚数に応じて、NPOに寄付する仕組みです。伊藤園は、おにぎりと相性のよい「お~いお茶」でスポンサー契約しています。
CEOの隣はいつもCFOがいて財務的なところばかり気にしているが、本当はCMOがいて、マーケティング課題をCEOに言うべきだという意見もだされました。
Coca colaの例も紹介されrました。Hello Happiness Phone Boothというキャンペーンで、ドバイに出稼ぎにきた労働者に、コーラのキャップを通過がわりにして、母国の家族へ電話しようというマーケティングです。

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