SSブログ

女子高生と学ぶ稲盛哲学 [D3.心理学・哲学]

女子高生と学ぶ稲盛哲学

女子高生と学ぶ稲盛哲学

  • 作者: 高 巖
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2015/12/03
  • メディア: 単行本
 「哲学」って、難解ですよね。でも、女子高生にわかりやすく説明したのがこの本です。なんで「女子」なのかはよくわかりませんが。
 イマイチ、稲盛さんの哲学とのつながりが唐突感がありますが。
●仕事の結果=考え方x熱意x能力
●功利主義=自分の最善の利益になることは、社会全体にとっても利益になり、逆もまた然りであるというのが前提となる。
●高齢者のほうが資産家である。そして彼らはその資産をあまり消費しない。相続するときには子供もまた高齢者になり消費性向は低い。消費性向の高い、社会的弱者に所得が移転すれば、消費が拡大し、経済が回る。
●弱者の境遇を「自らが招いたもの」と冷たくあしらい、政府が救済の手を差し伸べなかった時代もある。その結果、社会は、経済の破綻、人権の侵害、戦争の勃発、テロの頻発など、多くの惨劇を経験してきた。こうした過ちを繰り返さないためにも、社会自由主義はなくてはならない人類の知恵となっているのである。
●アメリカでも、以前は、些細な利害対立は、コミュニティの中で平和裏に解決されていたはすです。ただ、現在では、多くのコミュニティがそうした力を失ってしまいました。だから、人々は、司法の場をより頻繁に利用するようになったんですね。さらには、弁護士などの専門家集団が濫訴化に拍車をかけているとも言います。成功報酬などを目的に、彼らができるだけ多くの被害者を募り、莫大な賠償金を勝ち取ろうとするためです。

内容紹介

  この書籍の舞台は、女子高校。著者の高巖氏が稲盛哲学の授業を進め、
女子高生が学んでいくスタイルを取っている。

  なぜ稲盛哲学と女子高生なのか。それは著者の2つの経験が基になっている。

  1つは、2014年3月までの7年間「京都大学京セラ経営哲学寄附講座」の客員教授を務め、
稲盛和夫氏の思想に肌で触れたことだ。もう1つは、都内のある女子高で数年にわたり
「経済、社会、経営、哲学」に関する特別授業を行い、女子高生たちとのやりとりを通じて
彼女たちの感性を感じ取った経験だ。

  現代を支える自由至上主義や社会自由主義といった社会哲学が限界を迎えるなかで、
稲盛哲学はそれらを超える「第三の社会哲学」といえる。ビジネスマンだけでなく、
これから社会をつくっていく高校生や大学生にも稲盛哲学の意義と実践の必要性を理解してもらいたい――。
そんな著者の思いがこの1冊に結実している。

≪主な内容≫

【第一章】社会哲学としての功利主義
【第二章】自由至上主義が功利主義の限界を克服する
【第三章】ケインズが理想とする社会
【第四章】ロールズが理想とする社会
【第五章】現代社会が抱える問題とは
【第六章】稲盛哲学における「自由」とは
【第七章】稲盛哲学における「考え方」とは
【第八章】稲盛哲学における「正義」とは
【第九章】稲盛哲学における「豊かさ」とは

1 book in 2016



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。