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出入国検査 [D1.政治・経済・社会]

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  私はよく海外出張するのですが、いつもイミグレーションや手荷物検査の係りの人の態度に悪さにあきれます。大抵の国は、観光に力を入れて外国の人に来てもらおうとあの手この手で勧誘しています。イミグレーションは、外国人から見ると最初に会うその国の代表者みたいな存在になるわけです。よって、国が観光誘致しているのに、行ったら、最初の入国審査で非常に態度の悪い審査官に会えば、その国の印象にプラスになりません。入管の人からすると毎日毎日同じ仕事で単調で、愛想を振りまこうが、仏頂面しようが、給料が増えるわけでも、競争相手に負けるわけでもないので、愛想よく「ようこそいらっしゃいました」と言う動機がおこらないわけです。大抵の国は、海外出張に行き始めた30年前から変わっていないので、万国普遍の態度なのかもしれません。そもそも、入国審査員は、入国カードを見ていません、何のために細かく書かせるのでしょうか。マークシートの部分は少ないので、後でコンピューター処理をしているようにも感じませんが。

  また、出国時などの手荷物検査もテロ防止のため、強化の方向にあるのですが、そこの係官の態度が実に横柄です。これも単調な仕事の割りに乗客の誘導なども入るので、命令調になってきます。楽しかった旅行も最後の最後で後味悪くなってしまいます。  国によって違いがあるのでしょうか。 日本はさすがにいいですね。入国時は、愛想は振りまきませんが、手際よくテキパキとやっている印象で、横柄でもありません、極めて事務的。シンガポールも欧州もそうですね。アメリカは、何しに来たのか聞かれます。ラテンの国は、確か陽気で「Welcome」と言ってくれた審査官もいたような。東南アジアは、あまりいい印象はないですね。アラブ地域は、日頃働かないアラブ人が携帯しながらとか、横の人と話しながら入国手続きをしたりします。また、特に中国の北京は酷かったですね。ものすごく横柄です。入国審査の机には、審査官の態度をいい悪いか三段階で評価するボタンが三つある装置がつけてありました。よっぽど悪評が流布しているのでしょう。しかしその装置はボタンを押そうとすると審査官から見えるし、またじっと見ているので、押せないんですね。押した後、「ちょっともう一度パスポート見せて」とかいいそうですし。 

   手荷物検査は、テロを防ぐということが大きなテーマですが、どうもそういう意識よりもこのつまらない仕事をどう処理するかに腐心しているような気がします。これは、圧倒的に日本が群を抜いてスムーズなオペレーションしてますし、態度もいいです。これは、警備会社にアウトソースしているからだと思います。日本ではめったに靴を脱ぐようにはいわれていませんが、先日、脱ぐようにいわれ脱いだら、「ありがとうございます」と言われ、スリッパをくれました。アメリカは、ロサンジェルスによく行きますが、長い行列で、靴もベルトも脱ぐように言われ、横柄な態度を受けます。欧州もアジアも似たようなものですかね。国によって、腕時計まで外すように言われたりします、統一されないのでしょうか。アフリカのナイジェリアみたいなところは、職員にたかられたりしましたので論外ですが。イスラエルは、入国の目的を根掘り葉掘り聞かれます、これは、政治的にしょうがないか。  

  この出入国の検査の時に、その国の品格が出るような気がします。国に関わらず、皆、愛想よくしようと思えばできるわけです。横柄な手荷物検査が終わると、今度は、満面の笑みでDFSの店員が商品を売り込もうとしますので。

 


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