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Wikileaks [D1.政治・経済・社会]

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  WikiLeaksって知ってますか?Wikileaksは、匿名での機密情報の投稿を受け、内部でその情報を精査し、インターネットを通じて機密情報を公にしている。Wikileaksのウェブサイトでの説明によると「非営利のメディア団体で、ゴールは重要なニュースを流すこと。だそうです。

 たとえば、

 【上海支局】北朝鮮が沿岸に海中核施設を極秘開発したとの情報を、中国の専門家が一昨年9月、米政府に伝えていたことが、内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した米外交公電で明らかになった。
 【ワシントン=小川聡】米政府が昨年12月のロシアとのミサイル協議で、北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2」よりも大型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を開発中とする分析を示していたことが、1日、ウィキリークスが公開した米政府の外交公電で明らかになった。
 【カイロ支局】内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」が暴露した米外交公電で、イランが核兵器開発に成功した場合について、サウジアラビアとエジプトの両国首脳が自国も核開発に着手する可能性があることを米国に警告していたことが分かった。

 【テヘラン鵜塚健】アフガニスタンの政治家や宗教指導者に対し、隣国イランが幅広く資金支援し、敵視してきたタリバンの一部にも兵士への訓練支援をしていると、アフガンのカルザイ大統領の側近が米外交官に証言していたことが分かった。

 ガーディアン紙の最新ブログ(米東部時間12月2日付)によると、米外交官たちは、ロシアを「プーチン首相の下で(権力者が国庫などを私物化す る)泥棒政治を繰り広げる、腐敗した独裁国家」と分析。独裁者たちによる寡頭政治と組織犯罪が結びついた「事実上のマフィア国家」とみなしていることが分 かった。

 しかし、すごい世の中になってきましたね。このサイトには、賛否両論あるようです。本人側の主張はこうです。

 


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アジア力 [D1.政治・経済・社会]

アジア力

アジア力

  • 作者: 後藤 康浩
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2010/10/26
  • メディア: 単行本






 この本は、最近のアジアの状況をうまくコンパクトにまとめていると思います。非常に読みやすかったですね。大学のときに「雁行経済発展論」みたいなものを習いました。雁が複数飛んでいるように、経済発展が日本から、NIESへそれからASEANへ移っていくという理論です。私が最初にSingaporeにきた1990年代初めはは、まさにASEANへ経済発展が移っている時代で日系工場がどんどん進出してきました。今は、それが中国に移り、今、インドが台頭しようとしているところです。

 1960年後半1970年代 日本の高度成長期
 1971年12月 $1=360円→308円 73年2月 変動相場制に移行
 1973年 第一次石油危機
 1970年代後半 NIEs(韓国、台湾、香港、シンガポール)の台頭
 1978,9年 第二次石油危機 (70年1バレル=$2 → $30)
 1980年 円高 238円
 1980年代 ASEANの台頭
 1985年 プラザ合意 237円→154円
  1985年 12月 逆オイルショック $35→$8
 1985年以降 ASEAN高度成長
 1990年代半ば 中国の台頭
 1990年代末 中国への工場シフト
 2000年代 インドの台頭
 
 
 まあ、これは、Commodity商品をどう廉価に生産するかという機軸で至極当然な流れだったと思います。

 アジアの内需という視点では、中国が今、注目を集めていますが、ベトナム、インドネシア、フィリッピン(VIP)という国も今から急拡大すると筆者は見ています。それは、一人当たりのGDPがまだこれらの国は低いが、その伸び率は高く、早晩、人々が耐久消費財の購入に走るターニングポイントを迎えるからだと言っています。自動車市場でみれば、インドネシアがASEAN最大の市場になるのはもう目前だそうです。
 

今年71冊目

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アウンサンスチー解放 2010年 [D1.政治・経済・社会]

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  アウンサンスチーさんが解放されました。さてこれは何を意味するのでしょうか?彼女は民主化の象徴ですが、政治は未知数です。今のミャンマーの国民が求めているのは、「豊かさ」です。軍事政権でも民主政権でも、国民に「豊かさ」を与えてくれる「政治」が必要です。

 記事より:ミャンマー(ビルマ)軍事政権は13日、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん(65)の自宅軟禁を解除した。スー・チーさんの解放は3度目の拘束が始まった2003年5月以来、約7年半ぶり。今も国民に高い人気があるスー・チーさんは、民主化運動を再開するとみられる。


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ミャンマー選挙 2010年 [D1.政治・経済・社会]

  ミャンマーが20年ぶりに選挙をしました。1988年にネ・ウィン将軍の軍事独裁政権にたいして、軍事クーデターが起こり民主化の機運が高まるなか、軍部は民主選挙を公約し、全国で数百の政党ができました。軍部は国民統一党を結党し体制維持をはかりました。民主化指導者アウンサンスーチーらは国民民主連盟 (NLD) を結党するが、アウンサンスーチーは選挙前の1989年に自宅軟禁されました。以降、彼女は長期軟禁と解放の繰り返しを経験することになります。1990年5月の総選挙ではNLDと民族政党が圧勝したが、軍政は選挙結果に基づく議会招集を拒否し、民主化勢力の弾圧を強化すことになって今にいたるわけです。 

  結局は、軍部独裁は変わらない結果となりましたが、周辺国は、もうこれをみとめて、一気に経済協力にもっていきたい腹のようです。私としてはとにかく早く経済発展を加速させることがミャンマーの人たちにとって一番重要ではないかと思いますね。

 〔記事より〕軍事政権下のミャンマーで7日、20年ぶりの総選挙が実施された。軍政翼賛政党の連邦団結発展党(USDP)の関係者は9日、独自集計の結果として、連邦議会と地方議会で約80%の議席を獲得したと述べ、事実上の勝利宣言をした。軍政下で改正された憲法は、上下院議席の25%を軍に割り当てており、軍の権限保持が制度化されている。選挙後90日以内に新議会が招集され、議員が大統領を選ぶ規定で、軍政ナンバー3の国軍総参謀長の就任が有力視されている。中国やベトナムなど周辺の新興国は、民主化への第一歩として肯定的に評価する構えを見せている。豊富な地下資源を誇るミャンマーと経済的な関係を強化したい思惑があるとみられる。


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Did you know? [D1.政治・経済・社会]

Did you know about this? I didn't know really.

So what does it all means?

This is 2007 version when Facebook was not popular.

Now we have version 5.0.

 

 

 

There are many kinds of "DId you know", which are very interesting. Please google them.

It's a exponential change !!


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インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも [D1.政治・経済・社会]

インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも

インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも

  • 作者: さくら 剛
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 単行本
  カミさんが友達から借りた本で「よごさないでよ」とか言われながら、面白そうなので読んでみました。作者はニートの若者ですが、文体がマンガちっくで面白いですね。私もインドには、相当行きましたが、2等列車などに乗る勇気はありません。インドの貧乏旅行ほどすごいものはないと思うのですが、若者の間で流行っているんでしょうか。

内容(「MARC」データベースより)

引きこもりの著者が、ニートの現状を憂い一念発起してインドへ出発。1ヶ月の間に出会った人々や騙された思い出など、トラブルだらけの道中を、笑いを誘う文章とたくさんの写真で振り返る、新感覚旅行記。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

さくら 剛
1976年、静岡県浜松市生まれ。Webサイトで各方面の旅行記を発表。常識に囚われない独特の書き方が話題を呼び、トータル50万ヒットを超える人気サイトとなる。
今年54冊目

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絶対こうなる日本経済 [D1.政治・経済・社会]

田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる! 絶対こうなる!日本経済

田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる! 絶対こうなる!日本経済

  • 作者: 竹中平蔵
  • 出版社/メーカー: アスコム
  • 発売日: 2010/06/21
  • メディア: 新書

  また、日本の首相が変わったら、世界に対して恥ずかしいなと思っていましたら、管さんの続投になりました。しかし、それは、反小沢の感覚が優先しての事です。日本の政治は本当に弱いですね。

内容紹介

「民主党最大の経済ブレーン」と 「自民党・小泉改革の最高責任者」。  世間からは犬猿の仲とみられる2人の巨頭が 本音で激突!  菅直人・新政権で日本は復活するのか? 日本経済はなぜダメになったのか? 消費税はいつ、何%になるのか? 日本は、ギリシャのように破産するのか?  この混迷する経済状況を、 消費税はいつ、何%になるのか? 日本は、ギリシャのように破産するのか?  この混迷する経済状況を、 YENを知り尽くした2人が、 ズバリ回答する、 日本経済の「本当」の入門書です!!    榊原氏は竹中氏のことを 「無免許でスポーツカーを疾走させている」と  批判したことがあります。 竹中氏は榊原氏のことを 「官僚上がりの学者に何がわかる」と   こき下ろしたことがあります。 そんな大対立する2人が、 デフレ、景気、為替、株、成長分野、中国と「元」等、 日本経済の当面の課題について大激論。   2人が徹底的に討論した初めての一冊です。
今年52冊目

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アメリカ経済入門 [D1.政治・経済・社会]

知識ゼロからのアメリカ経済入門

知識ゼロからのアメリカ経済入門

  • 作者: 河村 哲二
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/08
  • メディア: 単行本

  会社に河村教授が来られ、お土産で著書をいただきました。

内容(「BOOK」データベースより)

ドルの神通力は失われたのか。オバマのグリーンニューディールは有効か。金融、自動車、法律、市場、歴史まで、超マネー大国のすべて。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

河村 哲二
経済学博士。群馬県生まれ。1975年、東京大学経済学部卒業。1980年、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在は法政大学経済学部教授・大学院経済学研究科長、東京大学非常勤講師。専門は理論経済学、アメリカ経済論、世界経済論
今年50冊目

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Ghinggis Khaan’s Mongolia [D1.政治・経済・社会]

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お土産にモンゴルの説明の本をもらいました。帰りの機内でちょうど読めました。モンゴルと言えば、知ってるつもりでも、チンギスカンとモンゴル帝国がどれだけ領土を拡大したかだけくらいだけで実際はあまり知らなかったので良かったです。

チンギスカンは、周辺国を占領しては、その国の兵士を使い、またその隣の国を攻めるということを繰り返して領土を拡大していったそうです。また、ウランバードルを首都とし、常に情報を集中させ、いろんな制度や文化をハイブリッドで融合させていったそうです。

今年38冊目


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ASEAN Connectivity Symposium:Inside and to the Outside [D1.政治・経済・社会]

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  日本商工会議所とスリン事務総長の対話のシンポジウムがあったのでいってきました。テーマはConnectivityで、物理的に交通インフラを整備し、ASEANをつなごう(これは、日本政府も結構サポートしようとしています。ベトナムの新幹線構想とかもありますね)とか、関税の制度の共通化を図ろうとか、人材をもっと流動させようとかが議論のテーマでした。2015年までに、一つの共同体になろうという構想ですが、解決しなければならない問題は山積みです。しかしEUの例のあるので、Nothing impossibleですよね。


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Happiness barometer [D1.政治・経済・社会]

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  COCA-COLA STUDY MEASURES GLOBAL HAPPINESS
STUDY REVEALS HUMAN CONTACT BRINGS MOST HAPPINESS IN AN INCREASINGLY DIGITAL WORLD.

  ATLANTA, May 11, 2010 – A study undertaken by Coca-Cola has uncovered the leading sources of happiness. People in all 16 countries agree real world contact with family and partners is a greater source of joy (77%) than virtual world alternatives.

 Supporting this notion that human, rather than virtual interaction, is a greater source of pleasure; the biggest highlights of the day include catching up with loved ones in the evening (39%), eating with the family (22%) and chatting to friends or colleagues (17%). Modern alternatives such as watching TV (14%), connecting with others online (5%) and receiving the day’s first text message (2%) paled in comparison.

 For teens in the U.S., music is important, with 18% saying it is a source of happiness and 22% saying listening to music is one of the happiest moments of the day.

 Striving for celebrity did not come out as a popular source of happiness in the study. The results showed that, globally, people wouldn’t choose fame and fortune to bring happiness, instead citing travelling around the world (37%), volunteering to help others (26%) and meeting the love of their life (12%) as being the key contributors to happiness.

  Of the countries studied, The Happiness Index reveals the six happiest are:
1) Mexico  87.7
2) Philippines  86.4
3) Argentina
4) South Africa
5) Romania
6) United States

 

  

  インドネシアのキャディさんじゃないですが、フィリピンの人も皆笑っているんですよね。http://nasser.blog.so-net.ne.jp/2009-12-08-1

  フィリッピンの同僚より下記記事を転送してもらいました。ランキング上位国は、「音楽好き」の国民でもありますね。人とふれあうときに音楽が流れているのでしょう。

フィリピンは、世界で2番目に幸福度が高い――このような結果が、米コカ・コーラの調査で分かった。ビジネスミラーが伝えた。コカ・コーラは、フィリピン、米国、英国、メキシコ、南アフリカ、フランス、中国など16 カ国の消費者計1万2,500 人を対象に、「幸福バロメーター」と称した調査を実施。スペイン・マドリードにあるコンプルテンス大学(UCM)により作成された「幸福指標」を基に各国を評価した。 フィリピンは幸福指標86.4 点で、1位のメキシコ(87.7点)にわずかに差をつけられたものの、16 カ国中2位。3位以下は、アルゼンチン、南アフリカ、ルーマニア、米国などの順になっている。一方、最も幸福指標の低かった国はフランス(72.3 点)で、中国(74.4 点)が続いた。 対象となった16 カ国全体では、67%が「現在の生活に満足している」と回答。「楽しみなこと」として、「1日の終わりに最愛の人たちと近況報告をすること」(39%)「家族と食事をすること」(22%)「友人や同僚とおしゃべりをすること」(17%)が過半数を占め、「テレビを観ること」14%)「インターネットを使うこと」(5%)「テキスト・メッセージ(ショート・メッセージ・サービス=SMS)を受け取ること」(2%)を大きく上回った。技術が進歩した現代でも、多くの人々は、家族や友人とのつながりに幸せを見いだしているもようだ。

 


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管新首相誕生 [D1.政治・経済・社会]

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 管直人副首相が新たに総理大臣になったそうです。鳩山首相辞任2日後というSpeedです。そういえば、私が大学生の時にバイトで、管さんの選挙応援というかチラシくばりをした経験があります。管さんは私より11歳上なので、あの頃管さんは30代半ばだったんですね。

 さてどうなりますか、、。


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鳩山首相辞任 [D1.政治・経済・社会]

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  鳩山さんが辞任を表明しました。しかし、こんなことをやっていていいのでしょうかね。ここ数年、毎年首相が変わるのは異常事態です。民主党もいろいろ公約して、皆が「本当にできるの?」と思っていたら「できなかった」というのは、許せませんね。

  海外にいると思うのですが、日本が本当にガラパゴス化していっているような気がします。今は、目まぐるしく世の中は変わっており、日本も当然、世界情勢に影響されるます。なのに、非常にレベルの低いところで、政治は混乱し、国をリードしていっている実感がありません。他国は官民一体になって、世界を相手にしているのにと思います。

  「グリーンランドのノルエー人」という話があります。昔、3000人くらいのノルエー人がグリーンランドにいましたが、少しづつ環境が変わってきて、将来は、住めなくなってくるので、ノルエーに帰った方がいいと皆おもっていましたが、環境はすこしづつしか変わらないので、そのまま皆すんでいました。いよいよ、危ないという時になって、さあ、脱出しようという時には、既に体力がなく、皆、死んでしまったそうです。


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タイ反政府デモ [D1.政治・経済・社会]

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 「またデモか」と思っていましたが、日本記者の死傷者までだすほどにエスカレートしてきました。タクシン派が現政権のアピシット首相辞任と下院解散を求めてデモを行っているのですが、そう簡単に要求が通るわけでもなく、膠着状態が続いています。タクシン派は地方農民を雇ってデモを繰り広げていますが、13日から始まるソンクラン休暇に農民は帰郷するそうで、惨事はここまでにしてほしいものです。

 タイで絶対的人気をもつ現ブミポン国王は、昨年9月の脳虚血症で入院し、その後回復されたが、現在82歳と高齢であり予断は許されない状況です。後継ぎとしては、長男のワチラーロンコーン皇太子と次女のシリントーン王女に継承権がありますが(他の2人の子供は外国人と婚姻したため権利なし)、長男は、素行に問題があり、離婚問題や愛人との破局などの女性問題で人気はないそうです。また、タクシン派からの資金援助を受けているともいわれています。次女は非常に人気はありますが、50歳を超えて独身であるため、後継者にはなりにくいそうです。

 タイは、この国王と政権と国民との3つのバランスで均衡を保っているようなところがあるので、政権と王室に同時に不安定なことがあると大変なことになると思います。

 1997年のアジア危機から他のアジア諸国は立ち直り、世界金融危機からも今立ち上がろうとしている隣国に比べ、タイはこのところずっと政権が不安定で、経済に活力がなくなっているのが問題です。それにより、国民に不満が出て、反政府運動などがおこり、また経済に影響がでるという負のスパイラルに陥っているようです。


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世界の経済が一目でわかる地図帳 [D1.政治・経済・社会]

世界の経済が一目でわかる地図帳―お金、人、資源、環境……世界はこう動く! (知的生きかた文庫)

世界の経済が一目でわかる地図帳―お金、人、資源、環境……世界はこう動く! (知的生きかた文庫)

  • 作者: ライフサイエンス
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2009/12/18
  • メディア: 文庫

 これも一気に読むとおもしろい本です。

内容紹介

これほどわかりやすい経済の本があったのか!絶対押さえておきたい「トレンド情報」、聞いたことはあるけどよくわからない「世の中の動き」、誰かに思わず話したくなる「経済おもしろ話」……。本書では、世界の経済の動きを「見やすい地図」でわかりやすく紹介。たとえば、■30年前に「あと30年しかもたない」と言われた石油はどうなったのか――。■北欧の小国に生まれた「ノキア」――強さの源泉はなんだったのか?■日本とトルコを結ぶ「アジアハイウェー計画」とは?地図を通して見ると、今まで見えてこなかった「生きた情報」が手に取るようにわかります!

 今年16冊目

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JAL破綻 [D1.政治・経済・社会]

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  JALが破綻して、会社更生法を適用したそうです。世界のあちこちにJALは運航をしており、25年前にKuwaitにいたときもJALがあったのが、日本と繋がっているんだというなんか安心感をもたらしてくれたのを思い出します。是非再建に向けて頑張ってほしいと思います。

  [東京 19日 ロイター] 日本航空(JAL)は19日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、受理されたと発表した。企業再生支援機構も同日夕、支援の正式決定を発表し、JALは支援機構をスポンサーとして再建を図ることとなった。負債総額は2兆3221億円となり、事業会社としては戦後最大、負債の多い金融業を含めると戦後4番目の大規模経営破たんとなる。


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南アフリカの衝撃 [D1.政治・経済・社会]

南アフリカの衝撃(日経プレミアシリーズ)

南アフリカの衝撃(日経プレミアシリーズ)

  • 作者: 平野 克己
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2009/12/09
  • メディア: 新書

  アフリカ関係の書籍は、日本になじみが薄いのか、少ないですね。そんな中、最近、出版された本です。サブサハラ・アフリカの名目GDPは、原油価格にかなり比例して推移している。南アフリカの企業は、実はかなりグローバル化している(特にアフリカ全土に)という事実はおもしろかったです。

内容紹介

サッカー・ワールドカップ開催で注目される南アフリカ共和国。経済的な繁栄の裏側で、年間約2万人が殺人事件の犠牲になっています。また、失業率が異常に高く、所得格差は世界最大。衝撃的な事実が満載の1冊です。
今年87冊目

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APEC CEO Summit 2009 [D1.政治・経済・社会]

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 昨日からシンガポールで、APEC(Asia Pacific Economic Council) CEO Summit 「APEC首脳会議」が開催されており、私も昨晩、日本からシンガポールに帰ってきたので、今日から出席しました。

 ロシアのMedveder首相、オーストラリアのKelvin首相、ベトナムのNguyen大統領、日本の鳩山首相や経済からのKeyNoteSpeechやパネル討論があり、「Rebuilding the Global Economy;Crisis & Opportunity 〝Lead the Change”」というテーマで議論がされました。

 今回の金融危機の影響が世界中で連鎖して起こったのは、世界が繋がっている証拠で、今回、それを再確認した。よって、Globalで協力して、Sustainableな成長を獲得しなければならないとし、地域経済統合の加速をテーマに議論し、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構想の実現に向け、具体的な道筋の検討を始める。訪日中のオバマ米大統領の代理として出席したクリントン国務長官が、オバマ大統領が東京での演説で、シンガポールやチリなど環太平洋4カ国による自由貿易協定(FTA)「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)」に参加を表明したことを紹介したりしました。

 また、The Shape of things to comeというテーマで、シンガポールのVivian Balakrishnan大臣(Minister of Community Development,Youth and Sports)が、今から、10-15年後は、アジアでも高齢化が進み、モノカルチャー社会は、Shrinkし、マルチカルチャー社会が拡大する。そのような世界でどう繁栄していくががポイントだとしました。

 昼食会では、Innovationがテーマになり、P&Gでは、purpose inspired innovationという考え方が紹介されたり、楽天の三木谷社長は、executive2.0という若者だけのVirtual組織をつくり、直接、社長に進言できる仕組みを作っているとの話もありました。

 鳩山首相は、日本語でKeyNoteSpeechをしましたが、英語でやってほしかったですね。世界第2位の経済大国なので、LeaderShipを発揮してほしいという意見もでました。

 数百名の各界からのCEOクラスが出席してのBig Conferenceでした。日々、会社の中で、共通のテーマを議論している日常の中、「環境問題」や「投資」の問題など、日ごろと違う議論を聞くと、自分の立ち位置を微調整できる気がします。シンガポールには、いろんなIndustryのアジア代表もいるので、今後は、積極的に議論をする機会を設けたいなと思いました。今日は、会議の合間に20人くらいのCEOと話をしました。

 来年は、ASEAN会議がベトナムで、APECは、日本の横浜で開催されます。


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第45回衆議院議員選挙 [D1.政治・経済・社会]

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  日本の政治の転換期が来ました。なんと民主党が圧倒多数で勝利し、民主党が政権を獲得しました。これは、小泉劇場の時のように、自民党にNoを突き付け、その反動で民主党に票が回ったという構図です。

 民主党に政権運用能力があるかは疑問ですが、それだけ今の自民党に嫌気がさしたのでしょう。今の景気後退も国民に「だれかなんとかしてほしい」という意識が高まったと思います。

 2001年の小泉内閣誕生で、公共事業の削減などにより政府の財政出動を抑制し、中央政府の権限を民間企業や地方自治体に委譲すべきとする聖域なき構造改革を主張し、旧来の地方への利益分配により政党の支持基盤を磐石なものとしてきた大きな政府路線から小さな政府路線に政策を転換した。小泉政権後は、皮肉にも、本来地盤であった地方は、小さな政府路線への反発から自由民主党離れが進んだことにより、もはや、利権政治が機能しなくなったわけです。

 これは、これで、まともな選挙構図になったということですが、今後の民主党の政策運営がどうなるかです。


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南アフリカ経済論 [D1.政治・経済・社会]

南アフリカ経済論―企業研究からの視座

南アフリカ経済論―企業研究からの視座

  • 作者: 西浦 昭雄
  • 出版社/メーカー: 日本評論社
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本

  明日から、南アフリカに出張なので、さくっと、経済論を読んでみました。南ア経済復興のネックは、黒人化したものの、まだほとんどの産業の上のクラスは、白人が占めており、富を独占している。政府は黒人にもそのチャンスを与えたいのだが、経営の質の問題により、なかなか黒人化できないということでした。黒人の経営の教育がひとつの課題になっているそうです。

 内容(「MARC」データベースより)
「企業」という視点から捉えた南アフリカ経済論。民主化前後の南ア企業とステイクホルダーの関係変化に焦点をあて、産業政策論やコーポレート・ガバナンス論など、4つの分析視角から、その特徴と変容を明らかにする。

今年60冊目


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図説アフリカ経済 [D1.政治・経済・社会]

図説アフリカ経済

図説アフリカ経済

  • 作者: 平野 克己
  • 出版社/メーカー: 日本評論社
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 単行本

内容(「MARC」データベースより)
各テーマごとにアフリカ48ヶ国の数字を図表化し、他国と比較することでアフリカの特徴を抽出し、開発課題を導き出す。独立後アフリカ経済の歴史と現状、政策枠組みの変遷が把握できる1冊。

今年59冊目


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ジャカルタ テロ [D1.政治・経済・社会]

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  ジャカルタで爆弾テロがありました。先日泊まったホテルです。犯行はイスラム系テロ組織のようですが、何も関係ない人を殺害するテロは、どう考えても許すものではないですね。先日のウイグルの件と関係ないといいのですが。

記事より)インドネシアからの報道によると、首都ジャカルタの2つのホテルで17日午前、爆弾が爆発した。ロイター通信によると、少なくとも4人が死亡した。爆弾が爆発したホテルは、市内のリッツ・カールトンホテルとJWマリオットホテルという。ジャカルタでは2003年8月、JWマリオットホテルで爆弾テロが起き、12人が死亡、約150人が負傷した。インドネシアの首都ジャカルタの二つの米系高級ホテルを標的にした連続自爆テロ事件で、国家警察スポークスマンは19日、自爆犯2人が東南アジアのイスラム系テロ組織「ジェマ・イスラミア(JI)」のメンバーであることを確認したと言明した。
 同スポークスマンによれば、過去の爆弾テロでJIが使用した爆弾と今回の自爆テロで使われた爆弾に類似点があることから、警察は自爆犯2人をJIメンバーと断定したという。


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マイケル・ジャクソン死去 [D1.政治・経済・社会]

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  マイケル・ジャクソンが突然、心臓マヒで死んだそうです。いろんな薬物を多量にとっていたからとも言われています。しかし、、、。


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イラン大統領選挙 [D1.政治・経済・社会]

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  今日から、東京出張です。TVをつけると、イランの大統領選挙の結果がでていました。マハマディネジャド現大統領の再選です。ムサビ派は、「不正選挙」だと、抗議デモが始まったそうです。また、しばらく混乱するのですかね。


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A Vision for 2012 [D1.政治・経済・社会]

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A Vision for 2012: Planning for Extraordinary Change

  • 作者: John L. Petersen
  • 出版社/メーカー: Fulcrum Pub
  • 発売日: 2008/06/15
  • メディア: ハードカバー
  この著者の講演を聞いて購入した本です。世の中に「未来」の研究をしている機関があり、彼は、そこの所長さんです。地球温暖化、テロ、パンデミック、金融危機など様々な問題に取り組んでいます。ななとなく、知っているけど、自分の時代や、自分には直接関係ないような気がしている人が、大部分かもしれませんが、しっかりと未来を見据えておかないといけないと書いてあります。
今年50冊目

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アジアの未来 The Future of Asia [D1.政治・経済・社会]

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  今週は、日本出張だったのですが、ちょうど「アジアの未来」という国際交流会議が昨日、今日とありましたので、参加しました。今年で15回目だそうで、リーカンユーとかマハティールとかそうそうたるスピーカーでした。

 今年は、「試練に立ち向かうアジア~新たなフロンティアを求めて Asia Confronting Challenges-Pursuit of New Frontiers]というテーマでした。21日の晩餐会は、麻生首相も出席され、ODAなどで、計670億円(6.7兆円)の支援をアジアにすると言及され、特に、メコン川流域の開発に力を入れる旨の発言もありました。この地域や中国華南地域には、日本企業の工場がたくさんあり、そのLogisticがひとつのネックになっています。そこで、道路や鉄道などのインフラが整えば、日本企業にもかなりのメリットがあるわけなんですね。

 竹中さんの話は、大学で教えていただけあって、非常にわかりやすかったですね。今の金融危機は、Confidence Crisisであり、その打開のためには、Policy to help と Policy to solveがある。前者は、即効性はあるが、根本の解決にはならず、財政赤字を増やすだけだと。選挙前には、こちらのほうがとられやすい。との話でした。

 

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スリランカ内戦終結 [D1.政治・経済・社会]

  スリランカに行ったのは、もう15年前くらいでしたが、その頃もまだ、LTTEと政府は戦っていましたね。タミル人とシンハラ人の戦いです。やっと終結です。

【バンコク=古田秀陽】スリランカ政府軍への抵抗を続けていた反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」は十七日、LTTE寄りのウェブサイト「タミルネット」を通じ、「戦いは苦い結果に終わった」と敗北を認めた。ラジャパクサ大統領はすでに勝利宣言をしており、二十五年以上に及んだスリランカの内戦は事実上終結した。政府軍当局者は同日、ロイター通信に対し、LTTE最高指導者のプラバカラン議長とみられる遺体が見つかったが、本人との確認には至っていない、と述べた。一九八三年ごろから始まった内戦は、七万人を超える死者を出し、多数派で仏教徒中心のシンハラ人と、少数派でヒンズー教徒中心のタミル人の間に深刻な亀裂を生んだ。今後もLTTE残党らによる自爆テロなどが続く恐れは残る。タミルネットによると、LTTE幹部は十七日の声明の中で、タミル人の命がこれ以上失われないよう「残された最後の選択肢として、銃を置く決意をした」と敗北を宣言。戦闘が激化した直近の二十四時間でタミル人市民三千人以上が死亡したとも伝えている。政府当局者は、LTTEに連行され北部ムライティブ周辺の海岸沿いで「人間の盾」となっていた市民約六万三千人以上を同日までの三日間で解放し、市民の救出作戦を完了したと発表した。これを受けて政府軍は最終攻撃を加速させ、LTTEの残存兵士を約一平方キロの狭い範囲に追い込み、完全制圧を目前にしていた。


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ミャンマー経済制裁 2009年 [D1.政治・経済・社会]

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 今日は、古くからのミャンマーの友人と会いました。相変わらずの経済封鎖は続いていますが、15年前と比べて、街は近代化しており(官庁は北のほうの都市に移管されたそうです)、イランと同じように今回の金融危機は、それほどダメージを与えていないようです。

 まだ、アウンサンスーチーさんは、軟禁されています。昔、家の前まで行ったことがありましたが、どうにかならないものでしょうか?

【バンコク西尾英之】ミャンマー国営メディアによると、同国警備当局は6日未明、自宅軟禁中の民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(63)のヤンゴン市内の自宅裏にある湖を、泳いで渡ろうとしていた米国籍の男を逮捕した。男は3日に泳いでスーチーさん宅に上陸し敷地内に潜伏、戻ろうとしたところを捕まったと供述しているという。
AFP通信によると男は53歳。当局が動機を調べている。スーチーさんは89年以降、軍事政権によって繰り返し自宅軟禁処分を受け、現在は03年からの軟禁が継続中。政権は一般市民や外国人がスーチーさん宅に近付くのを厳しく規制しており、自宅への侵入事件は初めてとみられる。


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南ア大統領選挙 [D1.政治・経済・社会]

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 彼は、革命の闘士だったそうですが、南アに行っていたとき、レイプ問題などで、相当、Mediaにたたかれていましたが、当選したのですね。今後は、景気対策とかW杯とか重要な局面を南アは迎えるのですが、この人で大丈夫なんですかね?

ヨハネスブルク(CNN) 南アフリカの国民議会(下院に相当)は6日、今年4月の総選挙で過半数を制した与党・アフリカ民族会議(ANC)の議長、ジェーコブ・ズマ氏(67)を賛成多数で新大統領に選んだ。任期は5年。9日に就任、翌日に組閣の運びとなる。 世界的な景気後退、金融危機を受け、南ア経済も後退局面にあり、新大統領は早急な対策が迫られる。同国は来年、サッカーのワールドカップ(W杯)本大会を主催するが、高い犯罪発生率が懸念材料となっており、早急な治安改善も求められる。 ズマ氏は議会で演説し、教育や保健衛生の向上、土地改革、犯罪対策、雇用機会の創出、貧困対策などに注力すると強調した。ただ、ズマ氏は過去に、レイプや汚職容疑に直面したこともあり、大統領としての資質や行政上の手腕を疑問視する声も国内にある。 400議席を争った総選挙では、ANCが約66%の得票率を獲得し、264議席を得ている。

 ズマ氏は低所得黒人層の絶大な人気を誇るが、一方で政策を巡る言動が一貫せず「大衆迎合主義者」との批判も向けられている。9日の就任式には多くの国民の尊敬を集めているマンデラ初代大統領も参加し、ズマ氏を支持する立場を示した


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トヨタ決算 [D1.政治・経済・社会]

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  世界金融危機も今年後半くらいから、底をついて、回復基調になるんじゃないかと思っていましたら、トヨタは、来年ももっと悪くなるとの予想ですね。まあ、自動車産業が一番、打撃を受けているのでしょうが、「世界のトヨタ」が悲観的な予想を立ててると知ると、少々、へこみますね。

(産経ニュース) トヨタ自動車が8日発表した平成21年3月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業損益が昭和16年の決算公表以来、初の赤字に転落、世界的な自動車販売の不振や急激な円高が直撃した。業績悪化を受けて年間配当も昭和24年の上場以来、初めて減らす。同社は今年度も急速な需要回復は見込めないと予想し、22年3月期の連結営業損益は8500億円の赤字になるとみている。21年3月期の連結決算は、営業損益が4610億円の赤字(前期は2兆2700億円の黒字)となった。売上高は前年度に比べて21・9%減の20兆5300億円、最終損益は4370億円の赤字(前期は1兆7180億円の黒字)に落ち込んだ。欧米を中心に世界で販売が落ち込んだほか、円高で7600億円分の収益が圧迫された。業績が急速に悪化したため、21年3月期の年間配当は1株あたり100円(前年は140円)に減らす。一方、インドなど一部の市場で回復の兆しはみられるものの、収益環境は引き続き厳しいとみられ、22年3月期の連結業績も売上高が前年比19・6%減の16兆5000億円に落ち込む見通し。連結営業損益は8500億円の赤字、最終損益は5500億円の赤字になるとみている。22年3月期の販売計画は前年比14・1%減の650万台に設定し、政府がまとめた追加経済対策に盛り込まれた買い替え補助制度の需要効果は、販売計画に盛り込まなかった。生産計画は21年3月期実績の710万台を11・3%下回る630万台としている。同社は業績回復に向け、原価改善や固定費の削減で8000億円の収益改善を目指して販売台数の減少分を補うなど、経営合理化を進める。また、新型プリウスなど新しいハイブリッド車を国内外で7車種投入し、環境対応車を中心に販売攻勢をかける。渡辺捷昭(かつあき)社長は同日の会見で、黒字化の時期について「厳しい状況が当面続くと覚悟せざるを得ない」と述べ、明言を避けた。


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