フードトラップ [D4 食品業界]
●2010年、視聴者の三分の一が11歳以下だとコーラの広告を出さない方針。
●「シュガーバスター」カロリー神話をぶっとばせ
●一般的な清涼飲料水には砂糖が小さじ10杯分入っている
●ネスレとコカ・コーラの共同開発「エンヴィガ」カロリーを燃焼する飲料
●ビデオ「Food Fight」
出出版社からのコメント
かつて日本で「やめられない、とまらない」というキャッチコピーで、一世を風靡したスナック菓子がありましたが、加工食品の世界企業はいま、消費者が自社の食品を買い続けるように、さまざまな“トラップ"を製品に仕掛けています。私は、本書執筆のための調査中に、機密扱いのさまざまな業界記録を入手した。
そこには、食品メーカーが綿密な計算のうえでこれらの原材料を使いこなしている様子がありありと示されていた。たとえば、「飲みたい! 」という気持ちを起こさせる新しい清涼飲料を開発するには、「至福ポイント」を見つけ出せばよい。糖分や塩分や脂肪分の配合量がある値にぴたりと一致していると消費者が大喜びするというポイントがあり、業界内部の人々はこれを至福ポイントと呼んでいる。(本書プロローグより)
至福ポイントはその一例です。本書は、巨大食品企業が売り上げをのばすために行っている驚くべき製品開発やマーケティングの実態と、ライバルとの激しい競争や株価対策などで健康的な製品を出したくても出せないジレンマを当事者への徹底的な取材と内部資料により、解き明かした迫力あるノンフィクションです。健康に関心のある消費者、小さなお子さんがいらっしゃる方、食品業界の方や、マーケティングに関心のあるビジネスパーソンには必須の内容です。
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