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高度プロフェッショナル制度 [人事5-CSR・健康経営・人事部・労務]

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今、国会で「働き方改革」が審議されています。野党は「過労死した遺族に長時間労働是正を約束したのに、このような残業代ゼロ法案を成立させようとするのか」と質問します。彼らはなんでこういう極端な論理をふりかざすのでしょうか。そういう質問には「そういうことはありません」とかいう答えになり、議論が全然かみ合わず、時間の無駄のような気がします。集団的自衛権の議論もすぐ「徴兵制」となります。

高度プロフェッショナル人材は、質問している国会議員を筆頭に、自営業の方、管理職の人達がそうで、労働時間を自分でコントロールできる人達です。そこに、管理職ではないけれど、管理職級の給与をもらっている優秀な若者に、時間で縛られない柔軟な働き方をしてもらい、イノベーションを生み出し、グローバルな競争に打ち勝ってほしいということで成立させようとしている法案です。

また、ホワイトカラーの仕事は時間と成果が比例しづらい。今の枠組みではだらだらと時間を費やして働いた人の方が賃金が高くなりがちで、短時間で効率よく働いた人に報いる賃金体系を確立する必要があります。

よって、その趣旨を理解して、国会で審議すべきことは、①給料を1,075円払って、むちゃくちゃ働かせるようなブラック企業が現れた場合の対処法 ②労使の合意があれば、管理職でなくても年棒制にできるが、それを無理やりしている会社に是正勧告ができる方法。などだと思います。

そして何より、一番議論しなければならないのは、高度プロフェッショナル制度で、社員は働きやすくなり、イノベーションを本当に生み出すことができるのかと言う事だと思います。「副業」にしても、今は労働基準法の縛りがあり、いろいろ問題あります。個人的には、高度プロフェッショナル制度も副業も柔軟な働き方、および、新しい働き方と言う事で、今後必要な事だと思います。よって、野党は何でも反対ではなく、新しい提案の弱点を塞ぐ事を提案してほしいと思います。

そして、問題ない制度が確立され、その制度が、今後イノベーションを産む一つの方法となれば、企業は、多くの高プロ人材や副業をする人材を生み出すようになるという事だと思います。


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