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保育士・介護士の低賃金問題 [人事5-CSR・健康経営・人事部・労務]

  厚生労働省は保育士の賃金を改善する計画を実行した民間保育事業者に50万円の補助金を出す。経験を重ねた保育士の給与が着実に上がっていく状況を定着させ、不足する保育士の待遇改善をめざす。民間保育所で働く保育士の離職率は12.0%で、高いといわれる。人材不足の中で離職が多いのは賃金が低いため。保育士の賃金は平均月給22万円で全産業平均より11万円低い。厚労省は事業者に賃上げを促し、保育人材の確保につなげたい考えだ。【日経新聞 2016年11月7日】

 今、働き方改革なので、女性や高齢者の活躍推進は重要なテーマです。その中でも保育所や介護施設に入居できない問題は、保育士や介護士が、労働がきつい割には賃金が安いのでなり手が少ない事です。

 市場の需給バランスを考えれば、賃金が安くて人が集まらないのであれば、賃金を上げればいいと思うのですが、子の場合は、それが当てはまりません。賃金が上がって、入所費用が上がり続けると、ある時点で、子供を預けて仕事に出てお給料をもらってもペイしない場合が出てくるわけです。そうなれば、家で子育てや介護をしたほうがいいとなります。よって、安易に保育士や介護士の給料を上げれないわけです。

 政府も単に補助金を出すだけでなく、たとえば、介護ロボットを格安に支給したりして、介護の仕事の生産性を上げるような支援のほうがいいと思います。育児のほうは、企業内託児所の設置に補助を出したりしていますが、こういう動きはいいでしょう。

 介護士と保育士の資格の一本化の議論もあるそうです。


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