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China2049 [D2.日本史・世界史・近未来]

China 2049

China 2049

  • 作者: マイケル・ピルズベリー
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2015/09/03
  • メディア: 単行本

]

 米国出張中に、朝、ホテルで朝食を取っているときに、タブレットで日経新聞を読んでいたら著者の記事が出ており、この本のことが書かれていたので、帰りの飛行機で読もうと早速Kindleで購入しました。

 世の中、便利になりましたね。ちょっと前まで、こんな芸当は想像すらしませんでした。

 購入のきっかけは、訳者が書いている「本書は米国における中国専門家として著名であるばかりでなく 、米国政府の対中政策に最も深く関わってきたマイケル ・ピルズベリ ー博士の中国論である 。ピルズベリ ー博士は実際 、本書の中で 「ニクソン政権以来 、 3 0年にわたって政府機関で働いていた中国の専門家として誰よりも中国の軍部や諜報機関に通じていると断言できる 」と自負している 。その本人が本書の冒頭で 、米国は中国の国家戦略の根底にある意図を見抜くことができず 、騙されつづけてきたと告白する 。この告白は衝撃的である 。我々はこれほど中国に精通し 、中国要人と交流のあった同博士でさえ中国に欺かれ続け 、それを知らずに歴代米国政権が対中政策をピルズベリ ー博士の助言や勧告に基づいて進めてきた事実を知って今更の如く愕然とする 。」ということからです。

 「まさか」とか思いますが、人類の歴史を見る限り、そういう事は起こりうると思います。

●パンダハガー   中国支持者

●“ F o r X i , a ‘ C h i n a D r e a m ' o f M i l i t a r y P o w e r . ”

●アメリカの戦力投射システムの要素には 、前線に配備された大陸間弾道ミサイル ( I C B M )と基地 、戦闘機への燃料補給能力 、核爆弾 、長距離の軍隊輸送能力が含まれる 。ソビエトはこのアメリカ流の戦力投射を真似ようとしたが 、中国はそうしないことを決めた 。なぜなら 、早まってそのようなことをすれば 、覇権国の怒りを買い 、戦国時代の教えに背くことになるからだ 。中国の指導者は知っていた 。かつてソ連の軍拡がアメリカを警戒させ 、第二次大戦中にスタ ーリンが結んだ米ソの協力体制は打ち切られ 、ソ連への投資や貿易は禁止され 、ついには冷戦が始まったことを 。中国政府はモスクワの轍を踏むまいと誓った 。そんなことをすれば 、マラソンはゴ ールに行き着かずに終わる 。

●戦国時代の多くの物語において 、策謀家は戦略を選ぶ前に 、力の均衡を慎重に判断する 。これは 、伝統的なアメリカのビジネスル ール 、 「測れるものは改善できる 」に通じる教えだ 。シンプルな教えだが 、意味は奥深い 。改善しなければならないものをよく知らなければ 、改善できないということだ

68 books in 2015


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