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インドネシア ~BOP Market ~ [B1.旅行・出張]

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 食品販売チャネルでいうと、インドネシアもインドも、まだ98%は、こういう写真のようなTT(Traditional Trade)というパパママ・ストア的なお店が主流です。

 こういうところでは、低所得者でも商品を買えるように、一回用の小さな袋売りみたいな手法がよくとられます(上からぶら下がっているようなやつです)。BOP(Bottom Of Pyramid) Mrketingとも言われます。私の子供の頃は日本でもこういうお店はありましたが、その後、高度成長とともに、スーパーなどが出てきて今は、すっかり見なくなりましたね。

 こういうお店に商品をちゃんと置いて売りを促進させるのは結構難しいのです。まず、小さいお店は資金力もあまりないので、与信管理をちゃんとやらないと「焦げ付き」などが発生します。よって、直接取引せず、ここらへんの管理の上手な「卸業者」を使うのが一般的です。

 しかし、この卸業者は、我々の商品のみを取り扱うわけではなくいろんな商品を幅広く扱います。そして、そこの営業は、売りやすい商品を売るので、新規で参入するメーカーの商品は後回しになります。よって、セールス・プロモーターなど自社で雇い、お店での売り込みや店頭プロモーション、店頭展示をやらなければならないので、結構、販管費がかかります。

 なので、量販店(MT=Mass Trade)はそこらへんをやってくれるので、手間いらずになりますが、彼らはマージンをたくさんとるので、メーカーはなかなか利益が上げにくいのが現状です。

 よって、結局、このTTでどううまくオペレーションをやれるかが、利益を上げる秘訣となります。


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