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食欲の科学 [A5.健康メンテナンス]

食欲の科学 (ブルーバックス)

食欲の科学 (ブルーバックス)

  • 作者: 櫻井 武
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/10/19
  • メディア: 新書

 

 

●体重の恒常性:年間600kg以上の食事を摂っても、通常、1kgも体重が変わらないのは、体重は一定に保たれるようにできているからである。

●グルコスタティック・セオリー:視床下部には血中のグルコースの濃度を検知するニューロン(神経細胞)が存在し、グルコース濃度が上昇すると摂食中枢が抑制され、満腹中枢が刺激される。

●レプチン:脂肪細胞から分泌され、視床下部に働いて食欲と体重の制御に絶大な機能をはたすホルモン。レプチンの血中濃度が下がると飢餓感がもたられる。

●「空腹では隣人は愛せない」Byウッドロー・ウィルソン(第28代米国大統領)

●動物は絶食状態が続いて体内のエネルギーレベルが下がると、覚醒レベルを上げて食物を探し出して生き残ろうとする。

●飢餓状態での出産は危険なため、性腺機能を低下させる。

●2004年の米国の医療費は8兆円で15%対GDP(日本は8%)で、7500万人が肥満症(2018年には1億300万人)。

●日本人が肥満耐性が低い。

●ゆっくり食べることは、血糖値の上昇を脳が感知することができて、食欲を抑制して食べ過ぎを防ぐ。また、ながら食いしない、よく噛む、夜8時までに食べる、水分を十分に摂ることも必要。

●「食」という字は、「人」を「良」くすると書く。空腹でイライラした気分も、食べればおおらかになる。

●ブルーバックス「医学シリーズ」

内容(「BOOK」データベースより)

脳は体重を一定に保つべく、食欲を巧妙にコントロールしている。しかし、ヒトはときに自分の食欲を制御することができなくなってしまう。食欲を「魔物」に変えるのもまた、脳なのだ。脳内で食欲がつくり出されるしくみを脳生理学のトップランナーが解き明かし、「ヒトの食欲」のメカニズムに迫る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

櫻井/武
1964年東京生まれ。筑波大学大学院医学研究科修了。医師、医学博士。日本学術振興会特別研究員、筑波大学基礎医学系講師、テキサス大学ハワード・ヒューズ医学研究所研究員、筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授を経て、金沢大学医薬保健研究域医学系研究科教授。1998年、覚醒を制御する神経ペプチド「オレキシン」を発見。脳内新規分子の探索を進めつつ、睡眠・覚醒機構や摂食行動の制御機構、情動の制御機構の解明をめざす。平成十二年度つくば奨励賞、第14回安藤百福賞大賞、第65回中日文化賞受賞
86 books in 2014

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