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戦争と人間 [D2.日本史・世界史・近未来]

戦争と人間 第一部 運命の序曲 [DVD]

戦争と人間 第一部 運命の序曲 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: DVD

  三部作ですが、一部がそれぞれ三時間と超長編映画です。1970-73年の映画で、その後に大物俳優となる役者が勢ぞろいで出演しています。一番若いのは、吉永小百合で26歳の時ですね。1970年と言えば、大阪万国博覧会の時期です。私もちょうど小学校を卒業し、初めて飛行機に乗って、博覧会を見に行きました。前年の1969年にアポロ11号が月面着陸に成功し、「月の石」を持って帰ってきて、それがアメリカ館で展示されていましたね。

  内容は、1928年の張作霖爆殺事件前夜から1939年のノモンハン事件までを背景に、様々の層の人間の生き様から死に様までを描いています。そして、その後の太平洋戦争に至る経緯について丁寧に表現されています。日本の満州侵出、大陸侵出を歴史的検証に基づいて製作されたと言われています。この頃の太平洋戦争史観なのでしょうか、やや一方的に、日本軍に批判的な描写になっており、左翼的な描写となっています。

  ただ、映画の中の「満蒙を占領すれば、飢えもなくなり、娘を売らなくてもよくなる」という言葉はせつないです。それぞれが、自己の利益だけを追求すると戦争が起こるという事です。

  今、中国やロシアが傍若無人に国際社会で振る舞っているように見えます。こういった行動が戦争に結び付くのではないかと危惧します。しかし、中国とロシアにとっては、まだ国が発展途上であり、貧困から抜け出せていません。

  西側先進国が彼らのレベルまで発展するように自分たちの発展を後退させても中国やロシアを援助してくれるのであれば、彼らは傍若無人に振る舞うのをやめ、戦争のリスクもなくなるでしょう。


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