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日本列島改造論 [D2.日本史・世界史・近未来]

日本列島改造論 (1972年)

日本列島改造論 (1972年)

  • 作者: 田中 角栄
  • 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
  • 発売日: 1972
  • メディア: -
 懐かしくなって古本を購入しました。今はプレミアムがついて定価500円の本が売価2700円です。
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論旨は、「1972年、当時の通商産業大臣だった田中角栄氏が自民党総裁選に出馬する直前に発表した国土開発構想が、日本列島改造論だ。田中氏は同年7月の総裁選で当選し、首相になった。改造論では都市部の人口過密や公害、地方の過疎化を緩和するため、太平洋ベルト地帯に集中していた大企業の工場を全国に分散する「工業再配置」を提唱。そのために高速道路や新幹線、ダムの建設など「徹底的な社会資本の充実」を断行すると主張した。」というものです。
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 文章には、高度成長期の真っただ中なので、当然と言えば当然ですが、景気のいい雰囲気が満載です。工業や大学、研究機関を再配置し、インフラを整備して、地方、農村を活性化しようと言う話です。特に、札幌、仙台、金沢、広島、高松、福岡などの地方拠点都市(広域ブロック都市)の開発は大事。また、都会も建物の高層化による立体都市に進化させて今までの用地の大幅な活用ができるようにする。田中首相本人は、2年後に金脈問題で失脚して構想を続けることはできませんでしたが、一部は実行され、現代日本を作り上げました。
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 大都市集中は、今も同じです。そして、今からの人口減により、人々は住みやすいインフラを求めて、大都市に集中し続けると言われています。人口減になり、狭い日本をやっと広く使えるようになると思いきや、地方では過疎が深刻になってきています。
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 田中角栄が主張したように、地方もうまく活性化して、日本全体が豊かになる方法はないものでしょうか。
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58 books in 2014

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