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HRサミット2013 [人事5-CSR・健康経営・人事部・労務]

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  今日はHRサミットへ行っていきました。テーマは、「経営x人事」です。出井さんの講演もありました。講演の内容を記します。

 20世紀は、産業革命以後、大量生産時代に入ったが、1990年に転換期を迎えた。これは、冷戦終結による東西二極化から一極体制になったことである。米国はこの時に軍事技術者をIT技術のほうへシフトし、IT革命がおこった。そしてその技術を使い金融革命がおこった(ITと金融はセットで考えるべきである)。新興国も台頭し始めた。

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 そして、21世紀になり、人々は新しい価値(New Value)を探している。もう商品ではないかもしれない。体験のようなものかもしれない。今は、その間のひずみの時期である。「パラレル・トランスフォーメーション」という第三の波が来ていると思う。

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そういう状況下の企業の戦略としては、既存の構造下の下での延命戦略(XYZ戦略)があり、大転換(Innovation)がおこり、新しい構造下の成長戦略(ABC戦略)が始まる。そしてこれが、螺旋状にスパイラルで進化する。こういうことを理解して戦略を構築すべきである。 

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 人事部に関する出井さんの思い出話は、入社前の内定をもらう時に人事に「偉い人に合わせろ」と言って、井深さん、盛田さんに合わせてもらった。外国部に入ったら、英語が凄くできる人が一杯いてビビった。係長試験に落た。たぶん自分が生意気だったからだろうと思う。それでも、いろんな経験をさせてくれ、社長になる前には、コンピューターの事業部長を経験できたのが、社長になって、大きくITに舵を取ることができるきっかけとなった。 

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 そういう意味で、人事にはいろいろ面倒みてもらって感謝している。ただ、人事部をみていると、外部で付き合いあるのは、他社の人事部とベンダーで、ビジネスに関係ない、商品、お客さんと接点のない「人事村」になっているように見える。面倒見がよく黒子に徹するだけだと達成感や満足感がないのではと思う。外に出た時の価値がなくなる可能性もある。自分は部長になったことからヘッドハンティングが結構あり、そのたびに市場価値を測っていた。  

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  人事の若手ももっと海外に出て、異文化を体験すべきだし、子会社の経営を経験したりして、ビジネス・マインドなどもつけたほうがいい。私はそうしてきた。また、経営会議などにも陪席したり、潜り込んだりして、会社の戦略などを把握する必要がある。 

 人事は、唯一学生に会える部署であるので、新しい考えを知れるメリットがある。21世紀は、何が変わるか、New Valueは何かというのを人事は考えなければならない。

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