ハプスブルク家の悲劇 [D2.日本史・世界史・近未来]
アルプスの一豪族から興り、日の沈むことない世界帝国を築いたハプスブルグ一族。その王朝は、20世紀初めまで、約650余年(江戸時代264年)もの間栄えた。この本は、最後のハプスブルグ帝国の皇帝、フランツヨーゼフ一世の時に起こった様々な悲劇を著しています。
たとえば、孤独の王妃エリザベートの暗殺事件、皇太子ルドルフと男爵の娘マーリーの悲劇の心中事件、メキシコに自らの王国を築こうと夢みたマクシミリアン帝の処刑事件、ハプスブルク家とゆかりの深い作曲家モーツァルトの謎に満ちた変死事件、最後に、第一次大戦の引き金となったサラエボでのフランツ・フェルディナント大公夫妻暗殺事件などなどです。
政治情勢ではなく、王朝の内部からの考察は、とても興味深い内容でした。
今年15冊目
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