下流社会 [D1.政治・経済・社会]
日本が高度成長真っただ中の時、私は小学生で、「一億総中流家庭」とか言っている恵まれた頃でしたね。親父に、真面目に「うちは上流家庭なのか」と聞いた時は、親父は嬉しそうに「いや、中流家庭だ」と答えたのを思い出します。
今の方が全体的に生活水準等は上がっているのでしょうが、「失われた30年間」と言われるように、発展の高揚感とでも言うのでしょうか、そういうのがなくなってきているからでしょうかね。
●「自分らしさ」派=未婚、子供がいない、非正規社員
● 団塊の世代は地方から都心にでてきて「よし、いっちょう頑張ろう」とやった世代。その子供の団塊ジュニアは、都心郊外が故郷。よって、そのまあ都心に出ることなく過ごした世代になる。これをジモティ(地元)といい、郊外という「村」で気軽に過ごしたいという価値観の若者。多様性に触れる機会がない。
下流社会 新たな階層集団の出現
消え行く中流幻想
消え行く中流幻想
日本社会に地殻変動が起きている。安定就職を前提とした中流階層モデルの崩壊は、目に見える仕組みやルールだけでなく、国民の価値観や生きる意欲に大きな影響を及ぼしている。
国民の消費動向分析と意識調査を基に、中流層崩壊の先には衝撃的な未来が待ち受けていると予測する書が『下流社会』(アマゾンジャパン1位)だ。所得が低いだけではなく、生活能力や働く意欲、学ぶ意欲に欠け、「だらだら歩き、だらだら生きている」ような階層集団が「下流社会」を形成しつつあると論じる。彼らの特徴として、団塊ジュニア男性なら「自民党、フジテレビ、スポーツ観戦が好き」、女性なら「自分らしさを口にしたがる傾向」などを挙げる。消費財を売る企業には、下流層とその対極にある富裕層の2つの市場を見据えた商品開発力が求められていると呼びかける。
12 books in 2020
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2020-06-19 14:18
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