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多様性のジレンマ [人事1 組織改革]

ダイバーシティ.jpg

 イノベーションには、違った考え方を受け入れる事が必要であり、その意味では、イノベーションが必要な組織には、人の「ダイバーシティ=多様性」が必要であるとよく言います。

 しかし、「村社会」とか「村八分にするぞ」と言うように、人は「同質性」を求めます。これは、多分、本能的に、同じような人、同じ考え方の人達と一緒に暮らすほうが、「安全」だったからだったと思います。「田植え」や「稲刈り」などの共同作業も、手順がわかっている人たちとやるのが効率がいいに決まっています。

 アメリカは移民の国で、世界中から多様な人を受け続けて発展してきた「自由の国」です。しかし、今、大統領候補のトランプ氏は、過激な差別的な発言をして人気を博しています。支持している白人の深層の考えを表に出したからだと言われています。多様性の優等生のアメリカでもこうですから、「多様性の追求」というのは、非常に難しい問題だと思います。

 日本は、移民も受け入れず、「同質性」を極限まで高めて行って、発展した国です。

 その日本は、バブル崩壊以後の「失われた25年」から抜け出せない中、今、イノベーションが求められています。そのためのダイバーシティです。まだ、同じ日本人の女性を組織に入れようぐらいの多様性ですが。中途採用社員などの組織にうまく取り入れる事も重要です。

 同質性を心地よいと思っている組織が、多様性を受け入れるようになるのは、それなりのメリットがないと実現しないのでしょうね。それは、多様性のある組織が、新しい考え方ややり方を推進できるようになったりして、皆がそのメリットを甘受できるようにすることなのかもしれません。


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