2016年春景気動向 [D1.政治・経済・社会]
中国や日欧などの景気がもたつくなか、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は利上げ時期を慎重に探る意向を示した。米利上げペースの鈍化が円高・ドル安を招き日本経済の重圧になっている。しかし資金流出のリスクにさらされる新興国には時間稼ぎになる。
海外経済が失速すれば、国内景気が後退する恐れが出てくる。弱まり始めた国内需要の底上げが必要になる。政府は5月に「ニッポン一億総活躍プラン」をまとめ、消費喚起へ経済対策の策定も視野に入れる。新しい息吹を吹き込めるかどうか。消費増税の是非も絡み政府の対応は難所を迎える。
スポンサードリンク
コメント 0