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人間の分際 [人事4-キャリアプラン]

人間の分際 (幻冬舎新書)

人間の分際 (幻冬舎新書)

  • 作者: 曽野 綾子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2015/07/29
  • メディア: 新書

 よく、定年後はリタイヤして悠々自適に暮らしていくと言いますが、社会や人のために何かをやり続けると言うのをやめてしまっては、生きている意味がないのではないかなと思います。何もしないでただ生きているのは動物的に生きているだけなのではないでしょうか。これは、「お金のため生きるために働いている」という職業観だからなのでしょう。なので、年金で生きれるようになったら「いやな」仕事はしなくなるという事なのでしょうね。

●まず、自分が得意なものを発見すること。そして、それを一生かかって続ける事。そすれば、仕事が道楽になる。

●「老い」と「死」は理不尽そのものである。しかし現世に理不尽である部分が残されていなければ、人間は決して謙虚にならないし、哲学的になることもない。

●闇がなければ、光がわからない。不幸がわからないと幸福もわからない。

内容紹介

スポーツの世界では「努力すれば必ず報いられる」などという美談が溢れている。
しかし著者の八十余年の体験によれば、いくら努力してもダメなことは実に多いという。
つまり努力でなしうることには限度があり、人間はその分際(身の程)を心得ない限り、
決して幸せには暮らせないのだ。
「すべてのものには分際がある」「老いと死がなければ、人間は謙虚になれない」
「誰でも人生の終盤は負け戦」「他人を傷つけずに生きることはできない」
「『流される』ことも一つの美学」「老年ほど勇気を必要とする時はない」等々、
作家として六十年以上、世の中をみてきた著者の知恵を凝縮した一冊。

第一章 人間には「分際」がある
人間には変えられない運命がある
そもそも人間は弱くて残酷で利己的である
卑怯でない者はいない
人生には祈るしかない時もある
寿命を延ばすことは正しい行為か……ほか

第二章 人生のほんとうの意味は苦しみの中にある
不幸のない家庭はない
人生は能力ではなく、気力で決まる
うまくいかない時は「別の道を行く運命だ」と考える
人間は死の前日でも生き直せる
生涯における幸福と不幸の量はたいてい同じ……ほか

第三章 人間関係の基本はぎくしゃくしたものである
人は誤解される苦しみに耐えて一人前になる
褒められてもけなされても人間性に変わりはない
誤解されても堂々と生きる
誰からも嫌われていない人は一人もいない
他人を傷つけずに生きることはできない……ほか

第四章 大事なのは「見捨てない」ということ
「許す」という行為は生きる目的になりうる
愛ほど腐りやすいものはない
愛は憎しみの変型である
人間の悲しさを知ることから愛が生まれる……ほか

第五章 幸せは凡庸の中にある
見た目と幸福感は一致しない
「もっとほしい」という欲望が不幸を招く
人に何かを与えることが幸福の秘訣
モノがあふれていると精神が病む
感謝することが多い人ほど幸せになる……ほか

第六章 一度きりの人生をおもしろく生きる
「人並み」を追い求めると不幸になる
何かを捨てなければ、得ることはできない
話のおもしろい人は、人より多くの苦労をしている
他人の評価にすがる人は永遠に満たされない
報復すると人生が台無しになる……ほか

第七章 老年ほど勇気を必要とする時はない
老いと死がなければ、人間は謙虚になれない
誰でも人生の終盤は負け戦
昨日できたことが今日できなくとも、静かに受け入れる
人間の一生は苦しい孤独な戦いである
満ち足りて死ぬための準備……ほか

59 books in 2015


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