SSブログ

7割は課長にさえなれません [人事4-キャリアプラン]

7割は課長にさえなれません (PHP新書)

7割は課長にさえなれません (PHP新書)

  • 作者: 城 繁幸
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/01/16
  • メディア: 新書
  
 「バブル世代」が大量に大手企業に入社した1980年代後半がすべての始まりで、その後、1991年にバブルが崩壊し、新卒採用は極端に減りました。それで、各企業に、この世代がコブのように突出した層になりました。若手の時は、企業の人口ピラミッドの底辺を構成する大きな層で、若者が多い楽しい職場であったわけです。
.
  しかし、その世代は、今や40代半ばです。管理職になる年代ですが、突出して多いこの層の彼らは、先輩の時のように簡単には管理職にはなれません。管理職になるならないは、地位や報酬よりも、よりチャレンジングな仕事につけるかつけないかということです。
.
  そうすると、平社員から始まり、40代で課長になる典型的なサラリーマン・ライフはもう送れなくなったわけです。45歳で課長になれていない人は、その後、課長になる確率は極めて低いでしょう。そうするとずっと部下なしのプレーヤーとして企業で生き抜いていかなければならなくなってきました。
.
    ここがポイントです。「部下なしのプレーヤー」は、結構楽なわけです。やり方も全てわかっているし、急に凄くチャレンジングな仕事も来ないので、今までのスキルでやっていけます。キャリアが止まった閉塞感を感じないようにすれば、このComfort Zoneは気持ちいいものです。
 同世代で管理職になった人は、それなりにチャレンジングな仕事が与えられるので、仕事を通して鍛えられるわけで、まだOJTが続いていますが、部下なしプレーヤーのOJTは終わっているわけです。
.
  新しいキャリアの作り方を考えないといけないのでしょうね。一つは、専門家としての道を進むことです。しかし、これは一部の人だけが進める道でしょうね。もう一つは、転職することです。今の職場ではポジションがないかもしれませんが、他の会社では規模が小さい会社かもしれませんが、よりチャレンジグなポジションを獲得するチャンスもあると思います。よって、「労働の流動性」を高めることは非常に重要だと思いますし、既にその流れは始まっています。
.
     よって、OJTが終わった人たちは、自己研鑽しておかないとComfort Zoneから抜け出せなくなるということで「ゆでガエル」状態になるということです。
.
img_0.jpg
.

内容(「BOOK」データベースより)

40歳になっても係長止まりのバブル世代。二人目が産めない女性一般職。正社員になれない団塊ジュニア。ああ、なんでこの国はこんなに生きにくいんだろう…。閉塞感漂う日本経済、終身雇用を望む新人の割合が過去最高を記録した。しかし「終身雇用=安定」は真っ赤なウソ。35歳で昇給を止める動きがすでに加速、生涯賃金は十数年前とくらべ三割減。まさに飼い殺しなのだ。二〇一X年、働くことに希望がもてる会社にするために、私たちがいまこそ心しておくべきこととは?雇用問題のスペシャリストが示す最終解答。
.
11 books in 2015


スポンサードリンク


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

イスラム国Los Angeles ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。