40歳からの会社に頼らない働き方 [人事4-キャリアプラン]
東大の先生の本ですね。一度、フォーラムで会いました。
日本の大企業は、バブルの時に異常な量の新入社員を採用したつけが今、回ってきていて、どこも40歳代の層が膨れています。今までは、皆に管理職のポジションを準備できていたのが、もうできなくなり、会社人生の中で管理職になれない方が多いのがこの層です。
ここの層のキャリア・パスが非常に描きにくくなっています。本書が言っているように、スキルを磨いて他社でも通じるように準備し、いざとなれば転職をして、キャリアを自分でつくることが大事なのでしょう。
しかし、本人がそう考えるのはいいとして、企業側からそうストレートに転職を促すのも違和感があります。たとえば、ポジティブに転職も視野にいれて自己啓発をしている人は、企業としては残ってほしい人材だったりするからです。
官僚や銀行などの金融機関は、ある一定の年齢になると、トップで昇進する人以外は皆天下ったりして、組織の人口ピラミッドを三角形にしようとする仕組みが出来上がっていて、これはこれでうまくいく仕組みだと思います。もし天下りを失くせば、歳をとっても皆、役職を下りずに組織は硬直するでしょう。役職定年制も同じ趣旨のものですね。
欧米では、日本ほど解雇が難しくないので、それほど大きな問題にはなっていませんが、日本の場合はそのために若年層を増やせないなど問題は深刻です。
内容紹介
誰もが将来に不安を抱える激動の時代を生き抜き、チャンスを得るには、どうするべきか?
「40歳定年制」で話題の経済学者が提案する、「新しい働き方」の指南書。 第1章 新しい働き方を手に入れる
第2章 一生会社を頼りにする時代は終わった
第3章 将来を切り拓くための五つのステップ
第4章 能力の棚卸しはこう進めよう
第5章 どんな人でもスキルを磨く必要がある
第6章 複線的な働き方実践編―バーチャルカンパニーを作ろう
第7章 未来の働き方を自分のものにする
「40歳定年制」で話題の経済学者が提案する、「新しい働き方」の指南書。 第1章 新しい働き方を手に入れる
第2章 一生会社を頼りにする時代は終わった
第3章 将来を切り拓くための五つのステップ
第4章 能力の棚卸しはこう進めよう
第5章 どんな人でもスキルを磨く必要がある
第6章 複線的な働き方実践編―バーチャルカンパニーを作ろう
第7章 未来の働き方を自分のものにする
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