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なぜ社員はやる気をなくしているのか [人事1 組織改革]


なぜ社員はやる気をなくしているのか(日経ビジネス人文庫)

なぜ社員はやる気をなくしているのか(日経ビジネス人文庫)

  • 作者: 柴田 昌治
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2010/03/02
  • メディア: 文庫

  企業風土・体質改革のエキスパートの話です。

    NHKスペシャルの「車椅子から立ち上がれー脳卒中のリハビリ革命」で、兵庫県の病院が、リハビリ室だけの訓練でなく、日常生活を訓練の場にして、回復率を劇的に高めた例を示して、著者は、「プロセスを作り込む」ことの重要さを説いています。

  「日本人は世界でいちばん仕事が嫌い」「社員のやる気が世界最低」の元凶とは?日本企業を襲うモチベーションの罠 」にあるように、高度成長期から低成長になり、ある意味、組織が成熟し、仕事が細分化され、狭い範囲での仕事しかできなくなったことが原因の一つであるそうです。これを「組織への引きこもり」と言っています。

  これに対し、上司は、現状を変えたいと思い、「部下は、自分が明確にした課題を徹底する事」と思い、指示するが、それは、部下のやりたいことではなく、上と下では見えている「問題の絵」が違うそうです。価値観が共有できてないのですね。これは、よく見られる現象です。

  会社の活性度を上げるためには、業績を上げることだけだと、本当に信じているマネジメントが私の周りにもゴロゴロいます。これは、結果として活力があるように見えるだけです。モチベーション理論の外発的要因と内発的要因を理解していないための悲しい愚考ですよね。

  お互いが協力し合えば仕事がうまくいくことは誰もがわかっているのにしない矛盾があります。これは、社会心理学の「社会的ジレンマ」と言われるやつで、他の人が協力してくれるという期待がもてないとき、ほとんどの人が協力的な行動を取らないということです。

  若い時、これを実感しました。Give and Take は嘘じゃないかと。しかし、その後、色々試した結果、Giveを三回すると一回Takeがもらえることを発見しました。よって、諦めすに協力すれば、後で協力してもらえるという事です。諦めると協力をもらう可能性は0になるということです。

108 books in 2013


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