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35歳の高校生 [D1.政治・経済・社会]

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 カミさんが観ているので、一緒にみているドラマです。米倉涼子扮する35歳の女性が何故だか高校三年生になって、現代の様々な問題を抱える高校に通い、昔にはあり得なかった現在の高校生の問題を多少誇張をいれて(?)描いているドラマです。

 「便所虫」や教室の空気を読む人順に一軍二軍三軍とグループ分けする「スクール・カースト」、そして「いじめ」問題などが毎回テーマとなっています。

 我々の時代の1970年代は、そういう問題はなく、あったのは、不良と呼ばれる集団がいたことでしょうか。「番長」とか「スケ番」とかですか。しかし、彼らはクラスのいじめなどはせず、教師と対立をしていました。「お礼参り」とかいう言葉もありましたね。「受験地獄」という言葉もありました。これは、高度成長期に、激しい競争があり、いい学校にいける組とそうでない組との問題などに起因する歪だったのかもしれません。そうではなくてスポーツという道もあるなどという「スポーツ根性」物もはやりましたし、「アイドル」というのもこの頃から登場しました。80年代も「ビーバップ・ハイスクール」などが流行り、その流れは続いたような気がします。「ヤンキー」という言葉も流行りました。

 このドラマは、中学生を対象とする「中学生日記」や「金八先生」みたいな内容です。非常に内にこもった幼稚な高校生像です。本当にこういう高校三年生が日本にいるのでしょうか。「失われた20年」がこういう高校生を産んだのでしょうか。この後、大学にいるとクラスの概念はなくなり、個々で4年間大学に行き、そして社会人となって、巨大な組織人となった時に、どうなるのでしょうか?

 ただのフィクション・ドラマだと思いたいです。


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