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定年で男は終わりなのか [人事4-キャリアプラン]

定年で男は終わりなのか

定年で男は終わりなのか

  • 作者: 諸井 薫
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2010/12/03
  • メディア: 文庫

 日本の高齢化はどんどん深刻になっている現在、「60歳定年」で、まだ元気な人が現役を退くのは、国にとっても個人にとっても誠にもったいないことだと思います。著者が述べているように、現役を退いた生活はそれほど薔薇色でもなさそうなので、第二の人生として「起業」するくらいの生き方はないものでしょうか。そうすれば、社会的にも立派に貢献できます。現役を退いた定年後の生活が薔薇色でないのは、「自分は社会から必要とされている」という実感が湧かないからだと思います。

●アウシュビッツに収容されていた人々を、戦後健康診断したところ、循環器、肝臓、腎臓、消化器疾患などの障害がある人は極めて少なかった。要は、過食に起因する内臓疾患がないということである。日本の戦後も同じ。

●象の墓場をみたものはすこぶる稀である。野良猫も、老いてもうこれ以上は自力で生きていけないと見極めをつけると、どこへともなく姿を消す。野生の肉食獣は、脚力が衰え、牙を失い、狩りが出来なくなると、群れから姿を消す。

ベストセラー、待望の文庫化! 定年の後は人生の長期休暇、男たちよ、そのときぐらいわがまま気ままに生きるべし!諸井薫、珠玉のエッセー、ここに復活。

<目次より>第1話 「平穏な余生」の憂鬱、第2話 孫を可愛がるようになったら男はお仕舞い、第3話 老人は孫にとってのもう一人の教師、第4話 テレビの老人番組の大きな誤解、第5話 ペットに勝る老後の友はない、第6話 見当違いのシルバー・マーケット認識、第7話 日付変更線も老齢変更線も無視するに限る、第8話 年のサバを読むということ、第9話 病院を「浮気」するのは愚の骨頂、第10話 世の中は年寄りの恋愛に殊の外厳しいが、第11話 人の死は儚く去る者は日々に疎し、第12話 遺伝子とストレスが定める人の寿命、第13話 長生きも楽ではない長生きしたい人の気が知れない、第14話 「あと何カ月の命」と告げるのは死刑執行日を伝えるのと同じ、第15話 老人の色恋沙汰と姥捨山思想、第16話 老いてなお遊び人を心掛けよう、第17話 人生最後の選択ぐらい男らしく堂々とありたい、第18話 老人が風呂好きになる理由、第19話 戦後核家族化がもたらしたもの、第20話 生への未練について、第21話 われに帰れ!日本人、第22話 象や猫、カラスの終末を見習おう……など27話を収録。
7 books in 2013

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