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遠い島 ガダルカナル [D2.日本史・世界史・近未来]

半藤 一利
文庫: 472ページ
出版社: PHP研究所 (2005/04)

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出版社 / 著者からの内容紹介
 米軍を侮り、誤断を繰り返す日本陸海軍のエリートたち。太平洋戦争の“転回点”となった日米の死闘を、当代一流の戦史家が描いた力作。
「英霊二万ノ加護ニヨリ無事撤収ス」――1943年2月7日、救出された陸海の将兵を乗せ、最後のガダルカナル撤退作戦を奇蹟的に成功させた駆逐艦白雪、そのラバウルに宛てた電報である。▼最終的に一万六〇〇人余りが命を長らえたものの、ガダルカナル争奪戦での日本軍の損害は、戦死者八千人、戦病死者一万一千人に及ぶ。その多くがマラリアや栄養失調による餓死である。何故このような悲惨な戦いとなったのか?▼日本の陸海軍エリートたちは米軍を侮り、誤断を繰り返し、太平洋遥か六千キロを越えた余りにも遠い島嶼での戦闘に対して、現実をほとんど無視した命令を出し続けたのである。鎧袖一触で勝てるとの楽観を打ち砕かれ、死闘空しく日本軍がガダルカナルからの撤退を決めた時、太平洋戦争の戦局は米国側へと大きく転回していく……。▼当代一流の戦史家が、日米の死闘を克明に描いた戦記ドキュメント。「戦いの神・マルス」は、ついに日本を見放した!

内容(「BOOK」データベースより)
  米軍を侮り、誤断を繰り返す陸海軍のエリート参謀たち―太平洋六千キロを越えた、余りにも遠い島嶼の戦闘に対して、大本営はほとんど現実を無視した命令を出し続けた!鎧袖一触で勝てるとの楽観を打ち砕かれ、死闘むなしく日本軍がガダルカナルからの撤退を決めた時、太平洋戦争の戦局は米国側へと大きく転回していく…。当代一流の戦史家が、日米の死闘を克明に描いた戦記ドキュメント。

感想
 戦争の現場の話が生なましく、心が痛む。現場と本部との認識のギャップによる手痛い撤退などは、現代ビジネスにも置き換わる話である。非常に印象に残った作品である。


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