コカ・コーラ―その資本・戦略・体制 (1968年) (世界の企業物語)



  • 作者: ダイヤモンド社

  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社

  • 発売日: 1968

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かなり古い本ですが、1957年に日本でコカ・コーラが発売され、それから10年で物凄い普及を遂げた歴史が書いてあります。私は1957年生まれです。当時私にはコカ・コーラはとても高価な美味しい炭酸飲料でした。当時は、子供の飲み物としては、粉末ジュースでしたので、コークは衝撃的でしたね。

普通、新しい食品・飲料は、子供には普及しても大人には普及しづらいものです。子供の頃に、コーンフレークが流行りだしましたが、大人には普及しませんでした。しかし、このコーラはそれこそ老若男女問わず普及しました。恐るべし「コーク」ですね。

●高梨仁三郎が初期の頃資金繰りがつかず、個人財産の古美術3億円(当時の価格)分を売却した。それらは現在、「五島美術館」(世田谷区 上野毛)に保存されている。

●当時の宣伝文句は、「適量の炭酸は人体の神経細胞などを刺激し、これを興奮させるし、量次第では鎮静の作用も行う。よって、コーラを飲むと、細胞が生き返り、スカッとさわやかになる」という文句でした。