肝臓は、吸収された動物性・植物性の栄養素を別の成分に変えて貯蔵し、必要に応じて、これらを分解してエネルギーを産生しています。

脂肪肝(しぼうかん)は、肝臓に脂肪がついてしまった状態(肝細胞の30%以上が脂肪)。食事で摂取した糖質はエネルギーとして消費されますが、消費しきれなかった分は中性脂肪となって肝臓に蓄えられます。

極端な食事制限や糖質を制限するダイエットが原因で、「低栄養性脂肪肝」になることがあります。糖質を制限(ご飯やパンなどの主食や果物や甘いものを極端に控えたり長期に渡って制限)すると、インスリンの分泌が少なくなるので痩せるのですが、その反面、体を危機から守ろうとする反応が起き、筋肉組織の糖分を使って肝臓に過剰な中性脂肪を蓄積してしまいます。