アメーバ経営

  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2010/10/01
  • メディア: Kindle版
 稲盛さん関連の本は、
   
  組織を「アメーバ」と呼ばれる小集団に分け、独立採算にすることで、一人一人が採算を考えるという手法です。
 これを間接部門にもてきようできないでしょうかね。職種によって違うでしょうが、たとえば、外部にアウトソースできる仕事であれば、そのアウトソースの金額を100(名目売上とかでもいいかもしれません)、内製でやった実際のコストを純コストとし、原価率を70とかはじきだします。そうすれば、その仕事の効率性をこの原価率を比較することによりはじき出すことができますね。これが100を超える場合は、アウトソースしたほうがいいということになります。
 次に、今度は「質」の部分です。アウトソースすると、質の低下やノウハウが蓄積されないとかいうのがデメリットとしてよくあげられますが、間接部門の仕事はそもそも質がデジタルに測れないというジレンマがあります。
 研修などがいい例です。一度の研修でどれだけそのスキルが向上したのか測れないのが研修担当の悩みでもあります。これも、効果測定をアンケートなど様々な方法で開発したり、アウトソースした場合に違いがでるであろうポイントなどを考慮したりして作り上げるべきなのでしょう。
 これができると、質の向上という「上昇させるポイント」とコストを抑えるという「下降させるポイント」の両面を把握でき、一つの小さな経営体系に持っていくことができるかもしれません。
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72 books in 2013