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San Francisco [B1.旅行・出張]

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 サンフランシスコを訪ずれるのは35年ぶりです。大学二年の時に一か月のホームステイをするために、初めて日本を離れて来て以来です。

 当時は、もう何もかもが新鮮で、あこがれのUSAを満喫した思い出があります。

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Strand 161 Emerald Drive Danville ,CA94526

Joanne(母)Steve(長男)Rick(次男)Nancy(長女)

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 今、サンフランシスコの南のベイエリアは、スタンフォード大学が中心となり発展していった「シリコンバレー」となり、アメリカの今一番クールな企業がたくさんある魅力的なエリアとなりました。

 しかし、アメリカ全体で見るとどうでしょうか?35年前の1970年代は、アメリカの全てが輝いているように見えました。最近、アメリカに来ても、観たい物とか買いたい物があまりありません。日本の方がいい物がたくさんあります。空港の出入国の審査官の態度は最低ですし、トイレなどは、20世紀のままです。州によっては、マリファナが合法になっています。街の人達も、肥満の人が多く、そして、なんか粗雑に感じます。要は、かっこよくないのです。

 あの頃と何が違うのかなと思いますが、元々「人種のるつぼ」と言われた多民族国家のアメリカですが、最近は、どんどん「非白人化」しているようです。2010年生まれのアメリカ人の内、非白人(ヒスパニック白人含む)は半分を超えました。現在、非白人の構成比は37%(カルフォルニア州では既に60%)ですし、後35年後の2050年には半分になるそうです。2060年には60%を超えます。たかだか100年で、アメリカは、白人の国から、ヒスパニック、黒人、アジア人との混合国家となっていっています。

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 アメリカの「ダーバーシティ化」は、半端ではないスピードで変化しているわけです。よって、国民の中の価値観などが多様化してきているはずです。よって、これらの人々をマネジメントするのは、大変だろうなと思います。

  日本のような単一民族国家だと、「公共施設は綺麗に」や「ゴミを捨てないで」などと張り紙だすくらいで(なくてもいいかも)、皆が同じ行動をとりますが、単一でない場合は、皆が、同じ行動を自主的にとる確率は極めて低いと思います。よって、最近のアメリカは非常に「粗雑」に見えるのかもしれません。「人種差別」的な事件や事象は全然減りません。

  ダイバーシティが進めば進むほど、世界の人には魅力的に見え、シリコンバレーのように世界から優秀な人を集められるメリットがある代わりに、多様性のマネジメントはどんどん困難になっていき、そのためのコストがかかるのも現実でしょう。

  また、アメリカは、「自由平等」を唱えているのですが、皮肉にも貧富の差は拡大の一方です。旧共産主義国家のロシアや中国は、資本主義を導入して、これまた、皮肉にも共産主義の敵である「貧富の差」「汚職の蔓延」などを増大させています。一方、日本は、モノカルチャーの利点を最大限活用して、「自由平等」に関しては世界でも群を抜いて「一億総中流」を早々と達成しました。

  日本の試練は今からです。急激な人口減は、移民なしにやっていけるのでしょうか。女性、高齢者の活用は当然やっていきますが、それだけで補えるのでしょうか。既に建設業やサービス業を中心に人手不足が深刻になってきていて、一部外国人労働者を入れたりしています。以前、イラン人の日本へのVISAの緩和で多数のイラン人が日本に来ましたが、様々な問題が発生しました。

  アメリカほどではないにせよ、遅かれ早かれ、日本にも同じようなチャレンジが来るのかもしれませんね。


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